船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2018/12/11

SB2 新品のセルモーターからオイル漏れ、仕方がないのでオリジナルの出番

event_note12月 11, 2018 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
オーバーホールは終わりましたが試運転無しで船に戻すほどの自信はありません。
何とか我が家で試運転をしたいと思い準備にかかりました。
先ずはエンジンオイルとギアオイルを注入しデコンプレバーを手回しクランクでせっせと回してみました。
これでオイルがあちこちに回ってくれればいいんですがーー、なんて思っていたら翌日とんでもないことを発見。セルモーターの下あたりにオイルがべっとりと流れています。

え~と思いながらよく見るとセルモーターのモータ側から流れ出ています。
これ新品ですよ、e-Bayでアメリカから買ったんですがMade in Chinaの粗悪品なんでしょうかね? 末續さんが同じ物を買ったと言ってたので原状を尋ねてみたら3年ほどで油漏れして修理出を試みたけど壊れてしまったとのこと。
う~ん、やっぱりこの製品は信頼性が全くなさそうです。

仕方がないのでオリジナルで付いていた日立製のセルモーターのオイル漏れの修理に再度チャレンジすることにしました。
前回ガスケットを取り付けてもオイル漏れが直らなかったので原因はオイルシールだろうと思っていたんですが 残念ながら型番不明、取り外したら型番が見えるかもと思い ばらばらにしてしまいました。
これがオイルシールが付いているギア部分とモーター部分を隔てているプレート、中央に軸受けとオイルシールが付いています。ちょっと意外だったのは手作りしたガスケットがほとんど原型のまますんなり剥がれたこと。
このプレートを裏表よーく観察してみると??あれ、モーター側にはオイルが付いていません。
てっきりオイルシール部分からモーター側にオイルが漏れているものと思っていましたがどうやらオイルシールは大丈夫なようです。
ということは前回取り付けたガスケットがちゃんと仕事をしていない可能性が大。
こちらもよく観察するとあまり圧縮された跡が見えません。
使ったシール材が少し固めの様なのでこの大きな面積を4mmのねじ2本で圧縮するのは少し無理があったのかもしれません。
となると対策は簡単、液体ガスケットを併用することにして早速再組み立てです。
シール面にホルツの液体ガスケットを塗って急いで締め付け「はい完成」の予定だったんですがーーー、ピニオンギアを動かすためのリンクを入れるのに手間取ったり、ねじ穴を合わせてる時にガスケットがずれたりして時間が掛かって液体ガスケットは乾いてしまうし おまけに折れ曲がったりして ガスケットが使い物にならなくなってしまいました。
やれやれ、弱り目に祟り目です。
新しいガスケットを作らなきゃいけませんが馴染みを良くするために少し柔らかい材料を使いたいところ。
ただ手元にはガスケットの材料は持ち合わせが無く思いついたのがはがき、大昔に画用紙でガスケットを作ったことがありますが問題なく使えてたんではがきでも問題はないでしょう。
今回は型を取るのに朱肉を使ってみましたケースに朱肉をぬってハンコよろしくペタン。
外形が取れたので切り抜いて今度は内側に突っ込んで印象を取ります。
内側はカッターナイフで切り抜いてねじ穴は丸形の彫刻刀の出番。
これで完成。
組立て手順を一通り練習してガスケット取り付け、紙だけでもいいかなと思いましたが念のため少し乾きの遅いシリコン系の液体ガスケットを薄く塗っておきました。
ここ急いでやったので写真は有りません。

組み立ての最終は電磁ソレノイドの取り付けなんですがふと気づいたのは「あれここは何でガスケットが無いの?」ってこと。
整備マニュアルに構造図が載っていたのでよーく見てみるとソレノイドを覆っているベローズに裾があってここを共締めすることになっていますがこの裾が無くなっています。
どうやら私の前に分解した人が壊してしまったようです。
ということはベローズと裾で機械部分と電気部分を分離していたのが同じ部屋になってしまっていることになります。
ま、いままでこの状態で動いていたし、新しいベローズは買えないだろうし、ということでベローズは諦め。 せめてここから外へ油が漏れないようにとこれまたはがきでガスケットを作って取り付けておきました。
これでオイル漏れ対策は完了、後はエンジンに取り付けて結果を見るだけです。
うまく止まってくれればいいんですけどね。
e-bayで買ったセルモーターは結局お金をどぶに捨てたようなもんです。
あー悔しい。 酒だ!













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