船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2013/09/04

船を作ろう パドル

event_note9月 04, 2013 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
先週末からずーっと天気が悪く雨模様で湿度の高い日が続いています。
気温は下がって車庫内での作業もずいぶん楽になったのですが
湿度のせいでサンドペーパーはふにゃふにゃの状態なので塗装とかの作業は見合わせたほうが良さそうです。
先日一度ニスを塗ったパーツ類も2度目の塗装待ちで隅っこに片付けてしまいました。
埃がたかるのでさっさと2度目まで終わりたかったのですがこのニス渇きが遅いのが難点です。 国産の分だったら終わっていたんじゃないかと思います。

じーっと天気の回復を待ってても仕方が無いのでパドルを作ってみました。
ブレード部分は船体の残りの6.5mmバーチ合板、シャフトはホームセンターから30mmΦの丸棒を買ってきました。
まずパドルのサイズですが長崎のペーロン船で使ってるものを参考にして作ってみました。 
http://pe-ron.kikita.net/kai.htmに長さ14寸、幅6寸、と書いてあります。
ちょうど似たようなサイズの残材(多分ダガーボードケースかラダーチークに使おうと考えてて使わなかったもの)が2枚有りました。
方眼紙を二つ折りにして鋏で切ってこれを広げて左右対称の型紙を作ります、形は雰囲気で適当です。この型を板に写して切り出します。
シャフトは丸鋸を使って中心に6.5mmの切込みを入れます。 
2度切り込みを入れるのですが目見当で平行を出すのでどんぴしゃとは行きませんが何とかうまく出来ました。
さて、今度は長さを決めなければいけません、ウェッブサーフィンでカナディアンカヌー用のシングルパドルに
行き着くと座ったときの座席から鼻までの高さを基準にした長さが提示して有ります。
私のサイズだと57インチ(145cm)だそうです。
また、TMCさんのサイトでは座ったときの座席から目の高さ+座席から水面の距離+パドル部の長さとなっています。
これも計算をしてみると大体145cmくらいのようです。
シャフトとブレードを組み合わせてみますとこの長さだとやけにブレードが小さく見えます。
うーん、と考えてもう少し大きいブレードも作ってみました。 これだと結構大きく感じます。
一番悩んだのがグリップの形状、 シャフトの頭を丸くまるめるだけでいいのではとも思いましたがいろいろと試してみました。
シャフトに穴を開けて丸棒を通す、 18mm厚みの板をグリップ形状に切り出し先端に挟み込む、など。写真は試した後で切り取ってしまった分です。
でもどれも手にしっくり来ません。 シャフトが30mmと大きいのをそのままにしてるのが原因のようです。
多分シャフトをそのままの大きさにしてるのであれば頭を丸めるだけのほうが良さそうですが濡れたときに手からすっぽ抜けるかも?
で、思い切って頭の部分にテーパーを入れて細くしたものにT字型にハンドルをつけてみました。
この向きもパドルに平行がいいのかある程度角度をつけたほうがいいのか検討がつきません。なんたって、一度もカヌーなんて漕いだことありませんからね。
ペーロン船の櫂は平行になってるのでこれを参考にして平行の向きに取り付けました。

ま、基本的にはパドルは機走、帆走のバックアップでカヌーのように常時使うことは無いのでどんな形状でもいいのかもしれませんがこだわりだすときりが無い、根が凝り性なもんで。
部材はできましたが雨で接着する気にならずお天気待ちです。
全体の長さが110cm程度であれば中央座席と船首バルクヘッドの間に収まってくれるので、非常用と割り切って小さなブレードを利用して短いものも作ってみようかと思っています。