船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2015/01/31

船をつくろう マスト竹2重化

event_note1月 31, 2015 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
検討の結果に基づき竹を重ねてみることにしました。
竹を重ねて補強するとした場合、補強に使う細長く割った竹が上手にできるかどうかが成否の分かれ道になりそう。

節の部分を割った後で削るのは大変そうなのであらかじめ削っておきます。
最初は電動かんなを使ってみましたが削らなくていいところを削ってしまいうまく行かず断念。
仕方なく普通のかんなでせっせと削りましたが、乾燥して硬くなってるためかちょっぴり大変でした。

節を削り終わったら今度は4つに割ります。
竹は頭のほうから割れと言われていますので頭を4つに割ります。
ちゃんとした道具が無いので鎌を使ってみました。
4つに割って広げたところに眼鏡レンチを差し込んで下のほうに引いて割っていきます。
バキバキと音を立てて気持ちよく割れていきます。




割ってしまったら重ねるときに邪魔になるのが節の内側、のみで落としましたがこれが大変な作業で半日近くかかりました。


さて準備が出来たところで雰囲気を見るためにガムテープで止めてみます。
なんか、大きな竹刀のようです。


ここまで着たらマストホールに入ってくれるかの確認。
同じ大きさの穴を開けている板切れを差し込んでみるると、残念、ぎちぎちです。
これにガラステープとエポキシを塗ったら入らなくなること確実。
ここまで1日掛かったけどここで断念、徒労に終わってとっても疲れました。

ビールだビール!


2015/01/28

船をつくろう テルテール

event_note1月 28, 2015 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
「テルテー ル」、テルテル坊主みたいなちょっと可愛らしい響きですが英語で書くとTell-Tail、直訳すると「教える尻尾」。
日本ではほとんどヨットの風見の意味でつかわれていますがアメリカでは駐車場入り口にぶら下げられた高さ警告のチェーンなどもこう呼ばれます。
また、牛などの家畜の個体判別のために尻尾に塗る塗料もTell-Tailという名前で売られています。

余談はさておき、青竹マストから帆を取り外したのでこの機会にテルテールを付けてみました。

材料は100均で買った毛糸とダクトテープです。あ、ダクトテープは100円じゃありません。
毛糸を大体15cm近辺に切って、ダクトテープをなんとなく丸く切って帆の上に貼り付けます。
どこの位置に貼り付けるのが良いのかよくわからないので写真などを参考にして盛大に張り付けました。

片側は赤、帆をひっくり返して同じ位置に青を使いました。
今は冬の真っ只中、実際に海に出れるのはまだ先ですがこのテルテールを見てどれだけうまく帆を調整できるようになるのかちょっと効果が楽しみ。

2015/01/27

船をつくろう マスト再考 3

event_note1月 27, 2015 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
何とかいけそうな青竹マスト、補強をどうするかが課題です。
あまり重たくしたくはないので軽量で効果的な補強が出来ればいいのですが。

以前から考えていたのがガラステープを巻きつけてエポキシを塗布する方法。
これであれば、乾燥による割れの対策にもなり一石二鳥になりそうです。
ただ、曲げ強度がどの程度向上するかは全く予想できません。

次に思いつくのが竹を2重にする方法、
細長く割った竹を青竹マストの上にエポキシで張り付けて、さらにガラステープを巻きつけたらかなり強度が上がる気がします。でも、重量もかなり重たくなりそう。

ということでどの程度重たくなるのか大体の予測を行ってみました。
底面がφ5.5cm頭がφ3.8cm高さ5.1mの単純な円錐台として則面積を出してこれに200g/㎡のガラステープを2重に巻いて、エポキシの厚みを0.5mmとしてーーー面倒なので計算式省略。

ガラステープ+エポキシ=大体300g+400g=700g
現行青竹マストの重量が2.8kgですから合わせて3.5kgで限度目標のオリジナルアルミ4.2kgまでにはまだ余裕があります。

補強用の竹を上から張り付けた場合は
マスト1本分の竹の重さが2.4kg程度ですからこの竹を割って半分くらいを張り付けるとするとこれだけで1.2kgの重量増、
これにガラステープとエポキシの重量も加わりますから
ガラステープ一重巻きにして、エポキシの厚みを0.25mmとしても1.2+0.5=1.7㎏の増加になります。
青竹マスト2.8kgと合わせると4.5kg、目標をオーバーしますがこれでもアルミ製よりは軽くてすみそうです。

中を取って「竹の補強少々+ガラステープ+エポキシ」の折衷案がよさそうな気がします。

2015/01/24

船をつくろう マスト再考 2

event_note1月 24, 2015 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments

この間は悩んだまま寝てしまいましたが、この際アルミ、木製、青竹補強の3種類作って比較してみたい、なんて考えも出てきてしまいました。
困ったことに、こういった実験好きなんですよね。
そうは言ってもマストは3本も要らないし、どれかに的を絞りたいところです。
 アルミのマストにすれば強度的な失敗は無いんでしょうがここまで来て青竹マストを諦めるのも嫌だし、手持ちの材料で補強をするところから始めることにします。

2015/01/21

船をつくろう マスト再考

event_note1月 21, 2015 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
発砲ウレタンは残念な結果に終わり、補強の役に立たないことが分かったので次の手を考えることにしました。
そもそも竹を使うのが良くないんじゃないかと初心に戻って材料から再検討。(ただで手に入るので使ったんですけどね。)
まずはアルミニューム、オリジナルの図面では「6061-T6 1.6t」なる高張力アルミパイプを使うように記載されています。
鋼鉄に匹敵する強さで薄いものを使って軽くできるとか、このアルミパイプを大55mm、中50mm、小45mmと1/3づつの組み合わせで4kg程度。足とか頭とか接続部分の細工とかを合わせると4.2kg程度になりそうです。
でも、残念ながら日本では見つけることが出来ませんでした。

日本で手に入る強度の有るアルミパイプ「A6063TE-T5」だと上記のアルミの半分くらいの強度です。2mmの厚みが入手出来ますがこれをまた大、中、小と組み合わせて作ると4.9kg程度になりそう。

その次は木製の帆柱、木製であれば下がφ62mm、そこから頭がφ38のテーパー状に作ると長さ5100mmで木材の比重を0.6g/cm2で計算しても6.2kgほどになり、重たい。

これに対して現在の青竹マストは実測で2.8kgです。発泡ウレタンの実験に使ったやつはさらに軽くて2.4kg、これでは弱くて当たり前なんですかね。
アルミ並みの重さで良しとすれば あと1.4kgほど補強に使っていいことになりますが ちゃんとしたマストに触ったことが無いのでどの程度剛性が有ればいいのか見当が付きません。

正攻法でアルミで作るか、木材を使うか、はたまた青竹の補強を頑張るのかーーー。
悩みながら夜も更けて続きは布団の中で考えることにします。
おやすみなさい。

2015/01/08

船を作ろう マスト発泡ウレタン補強 残念

event_note1月 08, 2015 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
きっと中のほうは固まっていないんだろうと待つこと4日、前回写真を撮った後も膨らみ続けたようで2段3段と面白い形になりました。 で、思わずパチリ。

内部の1固まり具合の確認のためテスト用に注入しておいた竹を切ってみます。
 はい、ちゃんと固まっているようです。
  
さて目的の補強効果はどんなもんでしょう?
テスト前と同じようにマストをセットして5kgのダンベルをぶら下げて見ます。

頭の位置はダンベル無しで130cm、ダンベルをぶら下げて65cm。

な~んと、発泡ウレタン注入前とまったく同じ値、ということはまったく補強の効果なし。残念!
それにしてもたったの5kg程度でこんなに曲がるようでは風が逃げてしまって走れませんよね。
残る手はガラステープとエポキシで固めてみるしか無さそうです。

2015/01/04

船をつくろう マスト発泡ウレタン補強 その1

event_note1月 04, 2015 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments

通販で発泡ウレタンを買いました。

これだけ買うと送料が馬鹿にならないのでスズキ2馬力用のエンジンオイルだとかオイル廃却Boxだとかいろいろと買いこんでしまいました。

2015/01/03

船を作ろう 次の船3

event_note1月 03, 2015 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
お正月休み、本当は去年作った青竹マストの仕上げをしたいのですがお天気は悪いし気温が上がらないのでエポキシも固まってくれないでしょうからもう少し気候がよくなるまで待つことにします。
暇なので次の船についてお勉強。ほとんど夢に近いような気もしますがーーー。

ヨットで出れる海には近海以上、沿海、小型帆船沿岸、平水の区分があって

1、近海以上(陸地から20海里以上)--上甲板長6m以上が必要。 これだったらパスポート持って海外旅行できます。
 
2、沿海(陸地から20海里まで)--上甲板長5m以上、居室、固定バラストが必要。 韓国くらいにはいけそうです,陸伝いだったらもっと遠くまでいけるのかも知れません。

3、小型船舶沿岸(陸地から5海里まで)--上甲板長3m以上のようです?日本から出るのは難しいですが陸伝いに5海里内を航海すればほぼ日本全国まわれます。
3m未満であれば陸から3海里以内、かつ出発地点から最強速力で2時間以内に往復できる距離までとのこと。

4、平水域--上甲板長さに規定はありません。 どんな船でも良さそうですが決まった湾とか内海から出ることはできません。

う~ん、私の船はミニボートで3m未満ですから上記の規定だと3海里までしかいけないことになります。
今までは登録が必要ないのでどこまででも行けると思ってたんですが?
判らなくなってしまいました。 一度お役所に聞いて確認してみることにします。

今の船の航行域はともかく、新しい船を作るとなると 上甲板長5mとバラストの有無が出て行ける海域を大きく分けるようです。 
ただ、上甲板長5m以上の船となると軽トラでは運べないのでどうしてもトレーラーが必要になってきます。 重さもかなり重くなりそうだし 海に浮かべっぱなしが良いんでしょうかね?