船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2016/05/07

SB2 エンジン整備(冷却水通路)

event_note5月 07, 2016 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ウォータージャケットのスケール除去まで終わっていたYCエンジン、新しいサーモスタット、サーモスイッチ、防食亜鉛を取り付け、インペラーの交換まで終わっていたウォーターポンプも組み付けました。
これでやっと冷却水パイプの取り付けが出来ます。

古い冷却水のパイプは、サーモスタットカバーとの接続部が切れてしまっていたし、また一部にはビニールホースが使われていて熱で変質してしまっていたのですべて耐熱耐油のゴムホースに交換しました。
エンジンが錆びだらけだったのはサーモスタットカバーとの接続部のホースの亀裂から漏水した海水が原因と思われます。
実際エンジン上部にある窪みには塩の結晶が溜まっていました。

 
冷却水系統でてこずったのはサーモスタット出口からミキシングエルボー(排気ガスと冷却水を一緒にしてしまうところ)を繋ぐ特殊な形状のゴムホース。
ヤンマーから購入しようとしましたが生憎製造中止で代替品も無いとのこと、この部分は他の冷却水通路よりパイプ径も大きいので汎用の冷却水用ゴムホースを使いました。
 
ただそのまま繋ぐと曲がりが大きいので写真の様につぶれてしまいます。
  
ステンレスの蛇腹パイプの使用も考えて2種類ほど曲げてみましたが思うように行かず 結果的にゴムパイプを大きなRで一周して繋ぐことになりました。
回り道でも目的地にはちゃんとたどり着くのでOKでしょう。

これでやっと冷却水の通り道が修復できました。