手直しが終わって綺麗になったシリンダーヘッドを持って船へ。
上手くいけば今日のうちにシリンダーヘッド周りの取り付けが終わるかもしれません。
先ず最初にやるのはエンジンブロック側のシリンダーヘッド合わせ面の清掃。
事前にやっておく手もあるんですが清掃して脱脂するとシリンダーヘッドを待ってる間に錆びてしまいますからね。
スクレイパーで残ってるガスケットのカスを落とし、軽くサンドペーパーを掛けてきれいにしたらパーツクリーナーを使って脱脂、綺麗になりました。
今度はシリンダーヘッド合わせ面清掃の邪魔になるので取り外していたシリンダーヘッド取り付け用のスタッドボルトの取り付けダブルナットを頭に噛ませて取り付けます。
締め付けトルクは整備マニュアルに記載されていた4.5kgm、ボルトの大きさの割には小さい値のように感じます。 エンジンブロックが鋳鉄と言うのも関係してるんでしょうか? 大事なボルトなのでトルクレンチを使い締め付けです。
スタッドボルトが付いたらガスケットを通して、シリンダーヘッドを通してワッシャーとボルトで締め付けーー、のはずだったんですがどういう訳かワッシャーが1枚行方不明??
このデカいボルト用のワッシャーです。
取り外した時にはパーツごとに纏めて紙コップに仕分けしてたつもりなんですがどこ行っちゃったんでしょうね。
エンジンルームの床にはこぼれた軽油とかエンジンオイルを受けるために新聞紙とかキッチンペーパーなどを敷いているのでこれらも剥ぐってくまなく捜査。 1時間半近く探してみましたがついに発見できませんでした。
船逆さにして揺すればどこからか落っこちてくるのかもしれませんがそれは無理なんでこの日の作業はここで終了。
あまり見ない特殊なサイズのワッシャーなのでホームセンターには置いてないよねと思いながらもダメもとで覗いて見ましたが結果は「やっぱりね」ということになりました。
やはりヤンマーさんに発注するしかなさそうです。
翌朝、ヤンマーさんに電話してパーツの在庫を確認すると帰っってきた答は「生憎欠品していて1か月ほど先にならないと入荷できません」とショッキングな」答え。
え~、そんな~、ひと月もまてないよ~と言うことで再びホームセンターに行き物色、現物と比較しながら一番サイズ的に近いW1/2インチねじ用のワッシャーとスプリングワッシャーを買って船へ。
これで先に進めると思いながらボルトに通そうとしますが微妙に穴サイズが小さいようで入ってくれません、残念。
あらためてスタッドボルトのサイズを測ってみると14mm、滅多に見ないサイズです。
ホームセンターにはワッシャーも含めて14mm関連は何も置いてないので諦めてW1/2用のワッシャーの穴をやすりで広げることにしました。
船にはやすりは持ってきていないのでこの日も船での作業は諦めて我が屋へ。
削り落としたい分を赤くマークして、
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左が純正右はW1/2ワッシャー |
ワークベンチにこんなふうに挟み込んで半丸やすりでごしごし、たまたまR14と思われる半丸やすりを持っていたので好都合でした。
純正ワッシャーの厚みが約4mm、W1/2ワッシャー厚みが2mmなので2枚重ねにすることにして2個製作。 これでやっと先に進めます。
ワッシャー1枚無くしたおかげでとんだ回り道をしてしまいました。
でもどこいちゃったんでしょうね、すべての作業が終わって後片付けやってる頃にひょっこり出て来そうな気がしてなりません。