大したことでは無いんですがいつ何やったか私の備忘録を兼ねてますので悪しからず。
キャビンへの雨漏れ、キャビンが水浸しになるほどでは無いほんの少しでもやはり気になります。
その一つがこれ、以前から漏れてるよねと思いながらもさほど悪さしないので「ま、いいか」にしていたんですが最近の雨でしっかり染みを作ってくれました。
原因は今は不要になったダガーボード上げ下ろしに使われていたチークブロックの取り付けねじからの雨水の侵入。 これです。
さっさと取り外して穴埋めしてしまうことにしましたが取り付けねじの半分はスライドハッチカバーのすぐ脇でこのままでは作業できません。
上に取り付けたソーラーパネルを外しドジャーからの止めねじを外すなどしてスライドハッチカバーをドジャーの中に押し込んでやっと自由にアクセスできるようになりました。
ここまで準備出来たら嫁さんに電話、手伝いの依頼です。
このねじキャビン内外で取り付けられていますから一人では取外しが出来ません。
嫁さんの到着を待って私はキャビン内でナットにスパナを噛ませてデッキ側で嫁さんが電動ドライバーでビスを回して取外します。
で、すんなり取り外せました。
2人でやれば簡単ですがこれを一人でやろうとするとめちゃくちゃ難しいです。
取り外したブロックは長い間使われていなかったのもありシーブ(滑車)は全く回らなくなっていました。
嫁さんが来てくれたのでついでにもう一か所雨漏れしてると思われる場所も対策しておくことにしました。
それがこのクオーターバースの一番奥、実際に漏れて水が流れているところは見たことが無いんですが大雨の後にはマット後端の下に染みが出来ています。
確証は有りませんが一番怪しいのはこの上側に在るねじ部分からの雨漏れ。
このねじはスタンション(安全ワイヤー支柱)を止めているねじなんですが長い年月でシールが切れたんでしょうね。 ここに行って来い係船のロープをぶら下げていて横風を受けるとテンションが掛かるのもシールの切れを助長したのかもしれません。
とにかく狭いところに在るねじなので取外しも大変、取り付けはもっと大変でしたがシリコンシーラントを塗ってしっかりねじ締めしておきました。
この作業嫁さんの手伝いがあったから出来ましたが千手観音様でも一人では出来っこありません。嫁さんに感謝!
あとは1人でも出来る作業なので嫁さんの手伝いはここまででチークブロック部の作業に戻ります。
ブロックを取り外した後の穴はザグリを入れて接着面積を増やし、
汎用のエポキシパテ(切り取って指でこねるやつ)で穴埋めします。
ちょっと写真の写りが変ですが、
キャビン側も同じように穴埋めしてパテの硬化を待ってサンドペ綺麗にならしてならしておきました。
この日はペイントの準備はしてないし日も傾いてここまでです。
翌日、朝からペイント類を持って船へ、
先ずはデッキ側にサンドペーパーをしっかり掛けてFRPマリンで塗装、キャビン側は以前塗り直しの時に使った汎用水性ペイントの残りで塗装。
2度塗りをしたら穴の後もほとんど判らなくなり綺麗になりました。
塗装の完全硬化を待ってスライドハッチカバーを元の位置に戻し、ソーラーパネルをその上に戻して雨漏れ対策完了です。
チークブロック部はまずこれで大丈夫ですがスタンション部分はきっと大丈夫とは思いますが次の雨が来るまで確認できません。
それにしてもこの船を入手して以来ず~っと雨漏れ対策をやってるような気がします。
ヨットではデッキから船内に貫通しているねじが多いので仕方が無いことなんでしょうね。
暫く雨漏れが無いことを祈って1杯といきますか。