我が家の古いエアコン、製造は1996年、一度故障してファン制御基板を交換しましたがその後順調に働いてくれていました。
ところがここ数日暖房が効いたり効かなかったり。
暖房が効かないときに室外機を見てみるとファンはちゃんと回っています。
こうなると怪しいのはコンプレッサーを回しているインバーター基盤。
中を見てみようと室外機を少し引っ張り出したら あら室外機のファンから冷たい風が出始めました。室内に戻ると暖かい風が出ています。どうやら動かしたときの振動で正常に働き始めたようです。
考えられるのはコネクターの接触不良か、基盤の半田クラック。
早速室外機の蓋をめくって基盤を取り外しにかかります。
これだけのコネクターがあるんでどれか接触不良を起こすのも無理はないですよね。
外してビックリ、電源基盤の裏側を見てみるとパターンに緑青が噴いています。これは故障の原因でないことは明らかですがパターンが無くなると動かなくなるのでジャンパーを飛ばし、ついでに近くの半田付け部分も再半田しておきました。
インバーター基盤は大きな抵抗器のコーティングが錆で剥げてしまっていて21年の歳月を感じさせます。ただこれも故障の原因ではなさそうです。得意の闇雲再半田をするつもりでしたが目で見る限りは状態も良さそうなのでコネクター部分だけの再半田だけで済ませました。
今度は基盤の再取り付け、コネクターを接続するときには接触が良くなるように数回抜き差しをしておきました。
すべてもとに戻し終えて試運転、暖かい風が出ています、時間を空けて3度ほど運転しましたがすべてOK。
インバーター基盤が怪しいと思ったときには出費を覚悟しましたがコネクターの接触不良が原因だったようで出費ゼロで済みました。(ただどれかは不明。)
また同じような故障が再発した時には接点復活剤を使ってみることにします。
で、出費ゼロのお祝いと春までちゃんと働いてくれることを祈念して1杯。