今まで使っていたステンレス製のミキシングエルボーが悪いのかもと思いヤンマー純正のミキシングエルボーを買ってきました。
今まで使っていたものと比較と取り換えのため排気管から外そうとしますが外れてくれません。 こんなふうにワークベンチで挟んでパイプレンチでニップルを回そうとしますがびくともしません。
さて困ったということでボートステーション琴海の松尾さんとこに出向いて工具を使わせてもらいました。
その工具がこれ、以前撮った写真ですが大きさが良く分かると思います。
大型万力で咥えて渾身の力で回してやっと取れてくれました。
締める時には船内で小さなパイプレンチで締めただけなんですが焼きつくんでしょうか。
船の中ではとてもじゃないけど緩めること出来ませんね。
やっと外れてくれたので家に帰って純正と社外品の比較、外形はほとんど同じです。
言わなくても判るとは思いますが左が純正、右が社外品のステンレス製です。
内部の水と排気の隔壁の長さが違うのではないかと予想していましたがこちらも同じ、排気ホース側の口から60mmの所まで来ています。
ノギスで測ってもその差0.5mmと計測誤差の内。
あまりに違いが少なく純正だったら大丈夫と思える違いを見つけることが出来ません。
純正買った意味あるんでしょうかね?
ま、首を捻っていても仕方ないので排気管に取り付けて水道からのホースをつなぎテストしてみます。
先ずは静止状態、これは蛇口をいっぱい開いても問題無し、当然かな。
次はエンジン停止時の排気の逆流を模擬した「よいしょよいしょテスト」、ひょっとしたらとの期待もあったんですが10回ほど上下に動かしたところで排気口側に水が流れてきました。 やっぱりね、がっかりです。
今回の実験結果といろんな人の話をまとめてみるとやはりエンジン停止時に冷却水を吸い込んでいるのは確実なように思えてきました。
ボートステーション松尾さん、 工具を使わせてもらいに行ったときに「エンジンを止める時に吸い込むとやもんね」。
ヤンマーさん、「圧縮がちゃんとしてたら停止するときは戻りますもんね」。
船仲間の末續さん同じYCエンジン「止まる時には3回転くらい逆回りするもんね」。
せっかく純正のミキシングエルボーを買ってみたもののこれで解決とは思えなくなってしまいました。 さて、どう対処したもんでしょうね?
停止時の吸い込みを止めるために停止前に取水バルブを閉じるとかすれば良さそうな気はしますが現実的ではないし、やはり思い付くのは隔壁の延長のみ。
取敢えず純正のミキシングエルボーを取り付けて様子を見ながらステンレス製の出来の悪い延長隔壁隙間を埋める手立てを考えるしかないようにも思えます。
何か他にいいアイディアありましたらご教示ください。