いつも苦労する着岸、少しは楽になるかなと思い船の左右に常設の浮きフェンダーを設置してみることにしました。
同じ港に漁船を係留している人の口利きで漁協からオイルフェンスに使われていたという古い発泡スチロールの浮き球を無料でゲット。 ただこの浮き球オイルフェンスの芯材だったためロープを通すための穴がありません。
(浮きフェンダーとして売られているものは中心にロープを通す穴が準備されています。)
どうやってロープを通す穴を開けようかと思案していた時に長ーいドリルビットホルダーを発見、千円ちょいだったので即買ってきました。
で、この先っぽに木材用の20mmドリルビットを装着して穴あけ開始、トンネル工事の距離が長いので当然のように出口は意図していた場所から離れてしまいます。
仕方なしに今度は反対側から掘り進んで途中で合流作戦、これまた合流できないケースもあって出口側穴が2個開いてしまうケースも発生。
ま、ロープが通れば良いんでこれでも「ま、いいか」です。
下の写真にも穴が2個開いてます。
穴あけがすんだら穴の周りをガスバーナーであぶって溶かし補強しました。 効果のほどはさて置き気休めにはなります。
穴あけが済んだら今度は浮き球をポリタープで包みます。
漁協の方のアドバイスによるとこれをやっておかないと魚が発泡スチロールをつついて食べてしまったり、日光でやられたり、で劣化が早いそうです。
ポリタープはキャンピングトレーラーの修理をするときに雨除けの屋根替わりに使っていたものを再利用しました。
で、更にこの上に網を被せます。
聞くところによるとポリタープが劣化した時にばらばらにならない用にするためらしいです。
私的には無くてもいいんじゃないかなと思ったのですが念のため手元にあったナイロン製のネットを被せました。
ただ網目サイズが10cmと大きいのでこの効果も気休め程度でしょうね。
ここまでできたら穴にロープを通して両端を絞って細いロープで縛ってしまいます。
縛ってしまった姿はなんとなく大型ソーセージですね。
ただ両端を絞っただけだとずるずると動いてしまうので細いロープをメインのロープに直接括り付けて浮き球の両端に渡して動きを規制します。
さあこれで完成、海に浮かべて一方をアンカーの浮き球につなぎもう一方は係船環につないでロープをぴんと張って完成です。
こう書くと簡単なんですが実際は浮き球の間隔とか全体的な位置を調整するのに手間がかかりました。
終わった時には日が暮れてしまいやっと撮れた写真がこれです。
船の両側に浮きフェンダーを設置したので頭か尻かをこの中に突っ込んでしまえば横流れが抑えられるので着岸は楽になるように思います。
もっとも突っ込む前に流されちゃうと意味が無いんですけどね。