船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2020/07/24

SB2 マスト登り下準備

event_note7月 24, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forum4 comments
ブロック交換にマストに登らなきゃいけませんがこれといった道具は持っていません。
幸いSB2はガフリグなのでマストが低く長梯子でスプレッダーまでは登れます。
実際に前回ガフのハリヤード(ロープ)を交換した時にはスプレッダーに腰かけて作業しました。
そうは言っても今回はマストの天辺にあるブロックを交換しなきゃいけないので手が届くかどうかちょいと気掛かりです。

で、事前勉強でマストの高さを測ってみました。
マストの根元からNo.1ジブのブロックまでの高さが6.3m、スプレッダーまでの高さは4.7m、スプレッダーからNo.1ジブのブロックまでの高さは1.7m。

え、どうやって測ったかって。
はい、ジブハリヤードにロープと巻尺の先っぽをくっ付けて引き上げただけです。
ロープは巻尺の長さが足りない時には印をつけておいて下で引き上げた長さを測るためと巻尺の先っぽが外れてジブハリヤードが下ろせなくなった時に引き下げるためのバックアップを兼ねたものです。結局SB2のマストは低いので8mの巻尺で事足りました。

余談ですがジブハリヤードの先にはカラビナしかついてないので手が届かない所以上に上がってしまうとロープを緩めても操作側のロープの重みの方がが大きいので下りてきてくれません。一度ブロックのところまで上がってしまって下ろすことが出来ず困ったことが有ります。カラビナの所に何か重りを付けとかなきゃねと思ってる所です。

本題に戻って
前回は長梯子でスプレッダーまでは登りましたがマスト天辺のブロックに手が届くかどうか確認していませんでした。
この計測結果を見る限りでは長梯子の長さが6mなので安定して固定できれば何とか作業出来そうです。
ただ作業するには両手を自由にしなきゃいけないので体をどう安定させるかも考えなきゃいけません。

落下防止と両手を自由にするのに何かいい方法がないか考えてみました。
ヨットの諸先輩に聞いた話ではボースンチェアを使って作業をするとのことですが当然ながら備えは有りません。
代わりに目についたのがこれ、船に置いてあったんでセイフティハーネスだとは思うのですが使い方が良く判りません。

物は試しと実際に装着して車庫の梁にぶら下がってみました。
足を突っ込んでベルトを締めても輪っかになった部分が大きすぎてお尻を支えてくれないし、逆さにして腕を通して胸の前でベルトを締めても輪っかの部分はぶかぶかでどこも支えてくれません。 結局ベルト部分で体を支えるだけでこれに体重を預けて作業なんて出来そうにありません。
(きっと大男用なんでしょうね。)
それならばと消防とか自衛隊がレスキューなどで使うロープを使った簡易ハーネスを試してみました。
結果はこちらの方がぶら下がっても断然快適、ロープがお尻に食い込んで痛いかなと予想したんですがそれほどでも無く結構長い時間座っていることが出来そうです。
(両方ともぶら下がった写真が有れば説明がし易いのですが自撮りが難しく写真無しです。)

ただ簡易ハーネスを使うにしても何処にぶら下がるかが問題、交換しようとしているブロックにぶら下がるわけにはいきませんからね。
色々考えるとスプレッダーの上に立ってマスト本体に支持ロープを回してアゲハ蝶の蛹よろしく寄りかかって作業するのが一番いいのかもしれません。
こんな感じ、
電工屋さんがよく電柱の上でやってるスタイルです。
ま、新しいブロックはまだ届いてないし手順はゆっくり考えることにしましょう。

何はともあれ長梯子で何とかマストの天辺までアクセスできそうだということが判り少し気が楽になりました。