気になっていたクランクシャフトの在庫、ヤンマーさんに聞いてみました。
残念ながら帰ってきた答えは「すでに生産は打ち切りになっていて在庫は有りません」とのこと。「じゃYS12のクランクシャフトは?」って聞いてみましたがYCとYS12のクランクシャフト品番は同じで20年前に生産終了しているとのこと。
改めてこのエンジンの古さを思い知らされました。
さー、困りました、このプロジェクト続けることが出来るんでしょうか?
このまま使う手もあるのかもしれませんがこのやすりのようなシャフトではあっという間に新しいベアリングもすり減ってしまうでしょうしね。
何とか手直しが出来ないかググってみたらクランクシャフトの手直しを行ってくれる会社が有って金属溶射かクロームメッキで肉盛りをした後で再切削を行ってくれるとのこと。
費用はさて置き手直しの方法が有ることが判ってすこし気が楽になりました。
ま、何はともあれ 悪さ具合を確認しなきゃいけませんが生憎マイクロメーターを持っていません。
仕方がないのでヤフオクで中古を探してポチッ。
届いたところで早速測定してみました。
ちょいと見づらいですが上がメインテナンスマニュアルに記載された寸法、
メインの軸受け部 標準Φ51.952~51.973 摩耗限界Φ51.85
クランクピン部 標準Φ45.952~45.973 摩耗限界Φ44.87
となっています。
これに対して測定値は メイン軸受け部前側Φ51.95、ペラ側の一番摩耗が進んだところがΦ51.93、クランクピン部はΦ45.95、となっていて標準の最小値よりは小さいもののまだ摩耗限界までは達していません。
う~ん、悩みますね、こんな時にはどう対処したらいいんでしょうね?
傷が無くなるところまで削って摩耗限界まで行かなかったら良しとするのか、それとも ちゃんと肉盛りして標準のサイズに戻すのかーーー?
標準サイズに戻すのが理想とは思いますが費用的にはかなり大きな差になりそうです、
やはり必要最小限研磨してそのまま使うのが現実的なんでしょうね。
これだったらそれほど費用もかからないでしょうし。
ということで最終的にはクランクシャフトの手直しをしてくれる会社に持ち込んで確認しなきゃいけませんが割合簡単に傷の手直しが出来るような気がしてきました。よしよし。
これで整備作業のとん挫は避けられそうです。 乾杯!
<追記 8/20>
クランクシャフトを古賀自動車なる会社に持ち込んで意見を聞いてみました。
やはり傷を消すくらいに削ると結構深くなりそうだし、おまけにオイルシールのリップが当たる部分にも摩耗した溝が付いているのでメッキ肉盛りして標準サイズに戻しておいた方が良いとのこと。
クランクピン部はそのままでも問題は無さそうとのことで両端の手直しをお願いして置いてきました。