船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2020/10/17

SB2 コンロ用ジンバルについての検討(その2、モデルを作って実験してみました)

event_note10月 17, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forum4 comments

 エクセルまで使って検討を始めたのでこの際ということでいろいろと実験してみました。  

先ずはピボットまでの高さ、端材を使ってこんなものを作ってみました。   

これでねじの位置を変えると軸までの高さが低い方から19,22,25,28cmと変わります。
これを馬に渡してねじを引っ掛け、コンロとナベ代わりの水を入れたバケツを載せて様子を見てみます。

ピボットの位置が低いとひっくり返る心配までは無いですがバケツを置く位置に敏感でジンバルの傾きが変わります。また揺れた時の周期も早くなんとなく落ち着きが有りません。やはり高いほどバケツの位置による傾きへの影響も少なく揺れの周期も長くなって落ち着いてきます。その意味では長ければ長いほどいいのですがキッチンのコンロスペースの高さが限られているので25cmが良い所のようです。

ジンバルは木材で作るつもりですが鍋などの滑り落ち防止はステンレスパイプを使うつもりでいます。
ここで心配なのがステンレスパイプの温度上昇、木材と接触している部分が焦げてしまわないか気がかりです。
幸い手持ちのマルチテスターに熱電対を使って温度を測る機能が付いているのでこれを使って実際にお湯を沸かしてみて木材と接する部分の温度を測ってみることにしました。
これがその道具立て、熱電対はステンレスパイプに接するように押し込んであります。
小さなやかんでお湯を沸かすときが一番パイプの温度が上がるだろうということでやってみましたがやかんの底から炎があふれる状態だとすぐにパイプが赤くなってしまいました。

これはあんまりかなとやかんの底に炎が収まるくらいに火力調節、それでも直ぐに木材が焦げてくるんじゃないかと思いましたが以外にも端っこの方の温度はそれほど上がりません。
ステンレスの熱伝導率の低さが効いているようです。
お湯が沸いた時点で42℃(上の上の写真参照)、ちなみにこの時の室温は22度程度。

じゃ鍋で煮炊きをしたときはということで今度は鍋に水を入れて沸きあがってからも5,6分ほどそのままにしておきました。ステンレスパイプは鍋に合わせて支えごと位置をずらしています。
これで最終温度は48度、まだまだ時間は短いのかもしれませんが木が焦げる150℃まで熱くなることはなさそうです。

この後コンロを退かしてコンロの下と横の木材表面の温度を放射温度計で測ってみました。
結果はどちらも50℃以下。
安物の計測器ですが誤差を勘案しても全部を木材で作っても問題の無い温度のようです。
アルミ板などを使えば安心なのでしょうが工作が面倒なのであまりやる気にはなりません。

こんなことやって遊んでばかりなのでなかなかギャレーの作業が進まないんですよね。
ま、趣味の世界は楽しむために有るんですからそれでもいいことにしましょう。

実験で沸かしたお湯は捨てずにポットに入れておけば良かったと反省しながら電子レンジでチンした焼酎のお湯割りを1杯。

<追記>
お湯割りの後に今度は氷を入れた水割りを作りました、その時に熱電対で温度を測ってみたら4℃、本当は0℃のはずですから熱電対での温度計測は実際の温度より4℃高く出ていたみたいです。余計に安心となりました。