アイルドジャイブですっ飛んだロッカーハッチ扉Amazonに発注していたヒンジが届いたので修理作業を行うことにしました。
修理作業の1歩目は壊れたヒンジの取外し。
左右のヒンジに各4本合わせて8本のねじを取り外すだけなんですがそのうちの1本が頑として外れてくれません。 この1本です。
CRC556を吹き付けてもダメ、ナットから出ているねじの尻をやすりで落としてみてもダメ全く回ってくれません。
じゃ切り取ろうかと言うことで金切り鋸を持ち出しましたが弓に着けたままではねじに到達しないので鋸の歯だけで切ってみようとトライしましたがこれは力が入らず切り取るには年内いっぱいかかりそうだったので諦め。
1時間近く何とかならないかと船の傍で頑張ってみたんですが結局なんともならず、最後の手段と言うことで家に持ち帰ってグラインダーでナットを2つに割ってやっと取り外すことが出来ました。
こんなことなら港で頑張らずにさっさと家に持ち帰っていれば無駄な時間を使うことはなかったんですけどね、反省。
やっと壊れたヒンジを取り外すことが出来たので交換の前作業で不要になったねじ穴を塞ぐことから始めます。
パテで塞ぐんですがねじを抜いた穴にパテを突っ込むにはねじ穴が小さいので上手く充填するのも難しいし、シリコンシーラントが残ったりしていれば接着性に疑問が残るしということでねじ穴をざぐって広げ接着面の確保とパテ埋めのやり易さを狙います。
穴埋めに使うのはいつものようにHolts社のグラスファイバー入りのパテ、以前使った残りが在ったのでそれを使いました。 グラスファイバー無の方が作業はやり易いんですが少しでも強い方が良いかなと思って使っています。
左右各4個合計8個の穴埋めに十分な量のパテを硬化剤を入れて作ったんですが硬化剤を入れ過ぎたためか4個の穴に充填した時点で固まってしまいました。この間数分。
おかげで綺麗に均すことも出来ず充填状態はこんな感じ。正直ガラス繊維がピンピン立って柔らかいときでも綺麗にするのは難しいです。
混合していた残りのパテは固まってしまい無駄になってしまいました。 あ~もったいない。
仕方が無いのでもう一度パテを混合して残り4個の穴を埋めて硬化待ち、固まったところでやすりとサンドペーパーで余分なパテを研磨して穴塞ぎが終わりました。
こう書けば簡単なようですがこれが根気のいる作業で、ガラス繊維の混じった粉は出るし結構大変です。
ま、出来上がりには十分満足、よしよし!
この後は塗装の番ですが今日はここで時間切れ、引き上げです。
我が家に帰って取り外したヒンジを改めて見てみると何故か破断面に新しい金属の色が見えずかなり前に破断して酸化し古い面のように見えます。
え、以前からひび割れがあって今回の衝撃で完全破断したのかも? でも最初からひび割れが在ったんだったらこんなにひん曲がるはずは無いし?と疑問の連鎖反応。
新しい破断面を見てみたいということで無理やり折ってみることにしました。
万力で咥えて大きなハンマーで叩いたら割合簡単に折れました。
で、断面の比較ですが新しい破断部分の色は黄色い真鍮の色ではありませんが白っぽい色で明らかにワイルドジャイブでの破断面の色と違います。
(上側が新しい破断面、下側がワイルドジャイブでの破断面です)
ただ古い方は破断してから5日ほど経ってるのでこの間に酸化が進んだのかもしれないし新しい破断面の経時変化を見てみたいと思います。
さてどう変化するんでしょうね、これからのお楽しみです。