船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2020/01/08

SB2 ビルジポンプ ビルジ溜まりのどぶ掃除だけで終わってしまいました。

event_note1月 08, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
この記事、数日前に書いて出先でアップするつもりが出先はblogger.comが嫌いらしく自分のサイトにもアクセスできずじまい。やっとアップできたのは出先から戻ってから。
で、ちょっと時差が有ります。
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正月松の内もとっくに過ぎたというのにまだ船は船台に乗ったまま。
昨年末には一応船底塗装も終わり何時でも船は下ろせるようになっていたんですがお天気の都合と年末年始の行事などで下ろせずに年を越してしまいました。
正月開けたらお天気と嫁さんの都合がいい日に下ろそうと思っていたんですがお天気が協力的ではなく松の内も過ぎてしまいました。
ただ何もせずに陸の上に置いておくのももったいないので何かお天気が悪い時でも出来ることがないかと思いビルジポンプを交換することにしました。

今付いているのは手動のプランジャー式のポンプ、以前使った時にはちゃんと働いてくれたんですが最近はポンプを動かしてもスカスカで吸い上げる気配がありません。
きっとプランジャのゴムがダメになったんだろうということでこの際だから電動ポンプに交換することにしました。
買ったのは日立のビルジポンプセット、
ネットで調べると外国製の安いポンプも沢山あるので食指が動きましたがよくよく調べてみると本体のモーター部分などは防水が施されておらずこの部分が水に浸かると壊れてしまうことが判りました、で、これはパス。
水深でいったら5cmほどなんで何かあったらすぐに水没してしまいそうですからね。
日立のポンプはモーター部分は別置きでホースだけ水の中に突っ込む形になっているので安心です。

雨が降ったら船内でポンプの取り付けをやるつもりで出かけたんですがラッキーなことにお天道様が顔を出してくれたのでこれ幸いと先に古いビルジポンプを取り外してしまうことにしました。
ポンプはねじを緩めると簡単に外れましたが手間なのは残ったねじ穴の処理、コクピットからロッカーに通じているのでこのままでは雨が漏ってしまいます。
お天気が良いうちに穴を塞いでしまうことにします。
手っ取り早いのはシリコンで塞いでしまう方法ですが見栄えが良くないのでちゃんとパテで埋めて塗装をすることにしました。
パテはホルツのグラスファイバー入りが手元にあったのでこれを使用しますがねじ穴には防水のためシリコンが塗られていますんでそのままではくっついてくれません。
ねじ穴より少し大きいドリルで穴を広げて新しいFRP面を出しさらに座繰りをいれてパテとの接触面積を大きくしておきました。
パテを穴に押し込んで平らに均しますがグラスファイバーが入ってるのでなかなか思うようには収まってくれません。
で、盛大にはみ出してしまいましたがサンドペーパーで均すのでそこはドンマイです。
パテの硬化を待つ間にホースを取っ払ってしまうことにしますがロッカー側から引いても頑として動いてくれません。
じゃ、エンジンルームからと狭いところに潜り込んで動かそうとしますがこれもダメ、ホースが石のように固くなっていて動きません。
仕方が無いのでえいコノヤローと鋸で切ってしまい やっと外すことが出来ました。
ホースを取り外してみて判ったんですがビルジ溜まり部分へは25mmのホースの先に19mmくらいの細いホースを繋いで突っ込んであってこのつなぎ目部分はすかすか。
取り外したポンプの吸い込み口を手で押さえてテストしてみるとちゃんと吸い込むのでポンプは問題なくこのホースの継ぎ目から空気を吸って水が上がらなかったようです。
最初はテープか何かが巻かれていたと思いますがちゃんと異径コネクターで接続してて欲しかったですね。手抜きはダメですよ稲毛造船さん。(もう潰れて会社はありませんけど)

ホースと格闘してるうちにパテも固まったのでサンドペーパーで平らに均します。
ね、綺麗になったでしょ。
今日は塗装は日暮れも近くて無理なので先延ばしてにしました。

ホースを取り外したのでビルジ溜まりの船尾側が良く見えるようになり覗いてみると泥の様なものが堆積していてその上にフェアリーダー取り付け時に私が落としたナットとワッシャーも転がっています。
いい機会だからと少し掃除をしておくことにしましたが手は入らないし苦労しました。
ここでもダガーボードケース内を掃除した時に作った特製スクレイパーが役に立ちました。
これで船尾の方の汚れを前に搔き出して最後は手を突っ込んですくい上げました。
とにかくどろどろでどぶ掃除と同じ、いやもっと大変です。
手もドロドロでカメラを触る気にもならずこの間の写真は有りません。
一度水を流し込んで灯油ポンプで吸い上げて最後は雑巾で残った水を吸い込ませてやっと底が見えるようになりました。
完璧とはお世辞にも言えませんが少しは綺麗になりました。
これでどぶ臭い臭いが消えてくれればありがたいんですが。

どぶ掃除をしていて思ったんですがやはりビルジ溜まりへのアクセスを確保していた方が何かと都合が良さそうです。
事実泥を搔き出したのはキャビン側の床を取っ払った穴からでした。

ま、どうやってアクセスを確保するかはキャビンの床を張りなおすときに少し考えることにします。

明日から仕事が入ってるので数日は船の方はお休み、またまた船台から下ろすは先になってしまいそうです。 松尾さん長々と居座ってごめんなさい。
明日は早起きということでシャワーを浴びたのにまだどぶ臭い手にグラスを持ってさっさと1杯。