今日もダガーボードと格闘です。
まずはというかやっとというかチェンブロックを利用してワイヤーを引き尻尾の方を引っ張り出しました。
此処まで出てくるとダガーボードの大きさが判ります。 この大きさに比べると今まで出ていた分は無いに等しいようなものです。
最初はワイヤーウィンチを使っていたのですが荷重に耐えきれずあえなくお亡くなりになりました。 これが亡骸、ワイヤーだけは再利用しています。
さて、尻尾は出てきましたが頭の方はびくともしません。
とにかく錆がいっぱいなので地道に錆落としをがんばるしかありません。
使った道具はこれ、かぎ型と平板の工具はボートステーションに転がっていたステンレス屑を利用したもの。
もう一つはユニバーサルチャンネルを利用した錆落とし鋸、一部切り取って歯を付けました。
これはキャビン側からダガーボードケースに突っ込んで使います。
下からはダガーボードとケースの隙間に平板を差し込んだりかぎ型の工具を差し込んだりして錆落とし。
上からは特性の錆落とし鋸を差し込んでがりがりと錆落とし。
なかなか頑固ではかどりません、そんな中ぼろぼろっと落ちてくれると嬉しくなります。
暑い中1日頑張ってかなりの錆を落としました。
ね、結構な量でしょう。 これだけ錆が出てくると本体は残るのかなと心配になてしまいます。
これだけ落としてもまだピボット側はうごいてくれません。(ピボットは抜いているのに。)
よくよく観察すると柔らかいダガーボードケース上側を錆が押し広げていて船底側の開口部よりも大きくなっています。
ここに残っている錆が楔の役目をして動かなくなっているようです。
汚いですが図にするとこんな感じになります。(分かりますかね?)
そんな訳で明日はキャビン側に押し込んで上から抜いてみることにします。
どうしても抜けないときにはダガーボードケースを切ることも考えなきゃいけないかもしれませんね。
とにかく今日も疲れて脱水状態、お神酒で水分補給しなきゃ。