朝起きて朝食、今日は新しいトースターを使ってパンを焼くことが出来ました。 やはりパンは焼いたほうが美味しいですね。
朝食は昨日買い過ぎたシュワルマになるのかなと思ってましたが嫁さん的には朝はちゃんとした朝食をと思ったんでしょうね。 トースト、ハム、チーズ、トマト、牛乳、コーヒーとほぼ世界標準の朝食となりました。
朝食は終わりましたが市内の観光スポットはほぼ歩いてしまったので今日はこれといった目玉は無し。 さてどこ行きましょうということで私の好きな庶民の台所的な市場を探していってみることにしました。 Googlemapでそれらしき場所「ハヴェルスカー市場」が近くにあることが分かったので出発です。
今日も相変わらず頼みにするのはGooglemap、何がすごいって歩きの時の道案内などは建物の中を通り過ぎる道、フランス語で言うパサージュ、もちゃんとガイドしてくれることです。 私たちの宿のすぐ近くにもビルの中を通る道がありましたがこれもちゃんと地図データーに組み込まれているんですね。
宿を出て歩くこと15分足らずで市場に到着、まだ時間的に早かったのか準備中の店もちらほら。 なんでもこの市場の歴史は古いとのことでしたがちょっとがっかりしたのは庶民の暮らしぶりが分かる日常的な市場ではなく観光客を相手にした市場でした。
ま、旧市街のすぐ近くだしどうしてもそうなっちゃうんでしょうね。
同じ意味で東京のアメ横もそうなってきているような気がします。
中には野菜を並べている店もありましたがこれは地元の人用かもしれません。 こんなちょっと変わった形をしたキャベツが出ていました。
こちらは絶対に観光客相手と思われる数種類がきれいに積み上げられた果物、地元の人も買うこともあるんでしょうが高そうです。
チェコでははちみつも特産とのことではちみつ専門で出してる店も、はちみつから作るハニーワインも並べられていました。
ま、庶民の台所とはちょっと程遠い気がしますがそれなりに楽しめました。
ここで次はどこということで「プラハの春」の舞台になった「ヴァーツラフ広場」に行ってみることにしました。
途中ちょっと変わったキャンディーショップを見かけて中へ、
鉱山をイメージしたつくりでいろんなキャンディーが並んでいます。
値段はどれをとっても均一の量り売り。
我々も少しですが購入、ウィスーキーと合わせるには良さそうです。
甘党の私としては少し楽しくなったところでヴァーツラフ広場に到着、ここも人が多いです。
これから先に進んでいくとますます人が増えて、中央部分は何やら工事中。
さらに進むときれいに植栽が施された部分にたどり着きました、正面は国立博物館だそうです。
ここが60年代に民主化運動の中心になりになり旧ソ連が戦車でもって運動を潰したという歴史の舞台なんですね。
今のロシアも本質は同じなんでしょうかウクライナどうなるのか気になります。
広場を歩いたところでお昼、宿はそれほど遠くないのでいったん戻り宿で昨日買い過ぎた「シュワルマ」で昼食です。 オーブンでちょっと焼こうとも思いましたが面倒になって電子レンジでチン、それでも美味しくいただけました。
お昼からはトラムに乗ってみたいのもあって少し離れた場所にある「ペトシーン展望塔」に行ってみることにしました。 まずは宿でPIDと呼ばれるアプリを使って乗車券を事前購入、行きと帰りの二人分として30分シニア券4枚を購入しました。30分は乗り換え自由となっていてシニア料金だとトイレ使用料よりも安い15CZK(コルネ)、乗る直前にアクテイベートすると残り時間が表示されます。
宿に一番近い駅から市民会館前まで行き、ここで乗り換えて展望塔まで行くんですが乗り換えに時間が少しかかって到着前に30分過ぎてしまいました。
こんな時はどうなるのかなと思いつつ「きっと時間内に乗ったんだからいいんじゃない」と勝手に解釈してそのまま降車してしまいました。
路面電車での移動もGooglemapがこんな感じでナビしてくれるので楽ちんです。
路面電車を降りたら今度はケーブルカーに向かいます。乗り場も難なく見つけることが出来ましたがチケットをどう買うんでしょうね。 路面電車と同じようにPIDアプリからかなと思いつつ料金表の表示を見ていたらシニアは0との表示が、職員に確認したらやはり65歳以上はタダとのことラッキー。
ケーブルカーで上ったところに在るのがこの展望塔、1891年完成の年代物です。
嫁さん「階段上らなきゃいけないんだったら私行かない」と言ってましたが中に入って尋ねるとリフトはちゃんとあるとのこと。
シニア入場料15CKZとリフト利用料5CKZを支払ってリフトへ。 そう大きなものではないと思いはしましたがこれがその乗り口、嫁さん「独房の扉みたいね」だって。
中に乗り込むと大柄な男性のオペレーターがいましたが4人乗りと書かれているエレベータの二人分くらいの重量がありそうです。 嫁さんは陰に隠れてこの状態。 この青い背中の人物がオペレーターです。
上に登ってエレベーターから出たところにも係の大きなおばさんがいて乗り降り客の整理をしていました。 ま、整理ったってリフト利用者はほんの数人しかいませんでしたけどね。
ここからの眺めは絶景、きれいな街並みが一望できます。
ここ、観光客もそれほど多くなく穴場的な場所でお勧めです。
高いところからの眺望を堪能した後はまたケーブルカーで下まで、本日の観光はこれで終了。
今日の夕食は地元の料理を食べたいということでヴァーツラフ広場脇の郷土料理専門レストランへ、
メニューを見ながら「どれが郷土料理?」と聞いてみると「全部だよ、代表的なのはこれとこれ」と言って指さしてくれたのでそれを注文しました。
合わせてワインも注文しましたが小瓶入りが運ばれてきて、これはプレゼントといってショットグラス入りのものも、
このお酒梅酒のようなもので甘みがありました、これなんだと言ったらこれまたメニューを指さしてくれましたがチェコ風ウォッカベースのレモン酒というところでしょうか。
出てきた料理がこれ、こちらも料理名を写真撮っておけばよかったんですが失念、両方とも牛肉の煮込みに柔らかいパンが添えられたもの。
食してみるとどちらも塩味がベースで食レポ番組だったらいざ知らず「う~ん、うまい~」とはちょっと言い難いものがありました。
ま、とりあえず郷土料理を食すという課題も終わり本日終了です。