床板を切った時に船底に付けてしまった傷、そのままにしていても問題は無さそうな気がしましたが念のため補修をしておくことにしました。
まずは傷のすぐ傍の床板が残っていると補修が出来ないのでこれを外してしまいます。
これをやりたくなかったんでそのままにしておこうかと思っちゃんですが嫁さんも安全第一と騒ぐので作業開始。
船底に2度目の傷を入れたくないので鑿を使って慎重に外しました。
最初の一削りを撮ったんですが鑿が写っていません。
外してしまったら次は清掃、メタルクリーナーとブラシを使って綺麗にします。
綺麗にしたとこれで改めて傷の状態を見ますがやっぱりそのままでも問題はなさそうなんですけどね。
補修する部分にサンドペーパーを掛けて新しい表面を出します。
ここで一旦アセトンで清掃した後 丸鋸で付けた傷をパテで埋めてしまいます。
これは自動車補修用のパテ(ホルツのグラスファイバー入り)を使いましたが正直これは不正解だったようで細い傷にはファイバーが入りにくく少し苦労しました。
傷周辺のFRPの凸凹も次にガラスクロステープを貼るときのためにパテで均しておきました。
パテの硬化は寝て待つことにして今日はここまで。
翌日、しっかり硬化しているだろうと船に戻って触ってみると、あれ、べたべた?
20時間近く経っているのでしっかり固まっていなきゃいけないはずなんですがーー。
え~硬化不良?
エポキシのブラッシング(硬化しても表面にべたべたが残る現象)のようなことが起きるのかホルツに問い合わせてみましたが、べたべたが残っているのであれば硬化不良だとのこと。対策は?と聞くと剥がしてしまってやり直すしかないとのこと。あら、困った。
で硬化不良の原因で考えられることはと聞くと極端な低温、硬化剤の不足との回答。
硬化剤は説明書どおりに1:1で混ぜたはずなんで不足に対してどの程度尤度が有るのか聞くと少しでも足りないと硬化不良を起こしますなんて信じられない答え、やはり電話相談の窓口は製品に対する本当の知識は持ち合わせていないようです。
ま、硬化不良とすればこの上にFRPの処理をしてもすぐ剥がれてしまいそうなので出来るだけ剥がしてしまうしかありません。
#80の耐水ペーパーでごしごしを開始、元々のFRP表面にでこぼこが有るので簡単には落ちてくれません、2時間ほど頑張って傷の中と深い窪みにパテが残った状態まで持ってきました。
ごしごしで疲れたので今日もここまで、残ったパテを爪で触ってみると結構固そうなのでこのまま上にFRP処理をしても問題ないような気がします。
あす硬化状態の再確認をしてから作業することにしましょう。