船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2021/01/25

BMW X3 ウォッシャー液不足の表示が消えません

event_note1月 25, 2021 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
ある日車に乗ったらボワーンという音とともに「ウォッシャー液不足」の表示が出たので家に残っていたガラコのウォッシャー液を2倍程度に薄めて3Lほど注入。
これで暫くは良かろうと思ったんですがその後も「ウォッシャー液不足」の表示が消えません。 3Lじゃ足りなかったのかしらと思いガラコを買ってきてこれまた2倍くらいに薄めてウォッシャー液注入口で溢れるところまで注入。
「これでどうだ」と思っていたらまたしても「ウォッシャー液不足」の表示が出てしまいました。 ???なぜ?
補充した後で何か表示を消す操作が必要なのかなと思ってマニュアルを読んでみますが何の記載もありません、ただ、マニュアルにはシリコンベースの撥水タイプのウォッシャー液はウォッシャーを壊すので使うなと記載されていました。 ポンプでウォッシャー液を吸い上げるだけなのでどこが壊れるんだろうと これまた何で??です。
どうやったら消えるのかBMWのディーラーに問い合わせてみましたが普通に液を補充すれば自然に消えて特に操作は必要ないとのこと。
となるとセンサーが壊れているとしか考えられません。

あちこちネットをほじくって調べたらセンサーは2枚の電極間の静電容量の変化を感知するタイプのものでシリコンベースの撥水タイプのウォッシャー液を使うと電極にシリコンが付着して正常に働くなるとのこと。
え~、そんな~!って感じですが原因は判りました。
ただこれってBMWの怠慢というか設計不良と言うしかありませんよね。
世の中にはシリコンベースのウォッシャー液が売られているしそれを使いたい人も沢山いるのは分かっているはず、それなのにシリコンで壊れるようなセンサーを使うというのは絶対におかしいです。 私も設計者の端くれですからそう断言できます。

さて、原因は判りましたのでどう対処すればいいんでしょう。
考えられる対処法は3つ。

1、アラームを無視してこのまま今のガラコ(撥水剤入り)を使う。
2、ガラコを使ってもアラームが出ないようにセンサーを殺してしまう。
3、ガラコを抜いてBMW純正のウォッシャー液に戻す。

私としては雨の夜間高速道路を走るときなどのためできれば撥水剤入りのウォッシャー液を使いたいので1を選択したかったのですがBMWのある車種ではウォッシャー液不足の警告だ出るとリアワイパーのウォッシャー液が出せなくなるとの情報も有るのでX3がどうなっているのか試してみました。
やはりこの車種もウォッシャー液不足の警告が出るとリアウォッシャーが働かなくなるように出来ていました。
BMWさん余計なことをしてくれますね、こんなもん使用者の判断に任せるべきところでお節介以外の何物でもないです。 いい設計とは言えませんね。
やはりリアウォッシャーも働いて欲しいシーンも有るでしょうからアラームが出たままではまずそうです。

じゃ2項のセンサーを殺してしまう方法を取ればと思ったんですが。
センサーが取り付けられているタンクは運転席側のフェンダーの中に収められていてここにアクセスするにはホイールアーチカバーを取り外さなきゃいけません。
厄介なことにねじ止めだけではなくプラスティックリベットも使われているのでもとに戻すにはプラスティックリベットとリベットツールも必要になります。う~ん、面倒くさそう。
もう一つの方法はセンサーがつながっているコンピュータの入り口で殺してしまう方法、ただコンピューターも運転席脇の内張の中に埋もれていてここにアクセスするのも簡単じゃなさそうです。
エンジンルームの中にセンサーからコンピューターに行く電線が出てないか探してみましたがこれもアウト。
しっかり時間を掛けてやるしかなさそうなのでセンサーを殺すのは少し先延ばしにすることにしました。

結局あまりやりたくはなかった3項のBMW純正ウォッシャーにとりあえず戻してみることにしました。

そうと決まれば今入ってるガラコのウォッシャー液を抜くことから、ワイパーを動かしながら捨ててしまうのが一番簡単なんですが無駄に捨てたくは無いし庭をウォッシャー液だらけにもしたくないので回収を試みます。
ウォッシャー液の注入口からビニールホースを突っ込んで抜いてみようとしましたがタンク形状が複雑なので入ってくれず別の方法を考えなきゃいけません。
ちなみに下の図が色々調べた時に見つけたタンクの形状です。

空気抜き(丸で囲ったところ)から抜けないか見てみましたがこれもフェンダーの中で使えませんでした。

で、思いついたのがノズルをバケツの中に放り込んでウォッシャーを働かせて回収する方法。
ノズルはエンジンフードの裏側に取り付けられていますがはめ込んであるだけなので窓の方に押せば簡単に外すことが出来ます。

これをバケツに入れ蓋の代わりに洗面器を上に乗せてウォッシャーを回します。

この方法うまく行って周りに飛び散ることも無く全量が回収出来ました。(写真は途中経過)
再利用のため5Lペットボトルに入れましたがこの量を見るとタンク容量は約6Lほどみたいです。

ガラコを抜いてしまった後に濯ぎを兼ねて水道水を入れてみましたがこれではアラームは消えてくれませんでした。 残念。
やはり電極についたシリコンをしっかり落とさなきゃいけないようです。
ということで本日ここまで、ネットでBMW純正のシリコンリムーバーとウォッシャー液を注文しておきました。




2 comments:

  1. 久々の車ネタですね。純正ウォッシャー液のお値段がきになります。JT

    返信削除
    返信
    1. ネットで買いましたが¥891/1Lでした、3倍くらいに薄めて使えるそうですがそれでも高いですね。
      ちなみにシリコンリムーバーは¥990/250mL、これら全部の送料は¥1,100でした。

      削除