怪しいと思っていたバルブには傷が有って、バルブシート側もバルブの一部がこびりついたような黒い点々が見受けられます。
新しく届いたユニットも解体しましたがこちらはバルブの表面は滑らかでバルブシートも綺麗です。
両方のパーツを見比べてみると違うのはボディ本体のみで他のパーツは全く同じのようで移植しても問題はなさそう。
移植の前にバルブシートをシンナーで清掃してコンパウンドで磨いておきました。 磨く際には指も入らないので割りばしに布を巻き付けてゴシゴシ。
さて移植、バルブをはじめゴムでできたパーツはすべて移植してこの際電磁コイルも新しい方に取り換え。
これが移植した部品の写真です。(あ、古い方です。)
再組み立てが終わったら早速ガス漏れチェック、元栓を開けてすぐに絞めてガスインジケータの表示を見ます。
やったー、今までは5秒ほどで赤表示になっていましたが緑のままです。
今度はスイッチを入れて運転確認、はいちゃんと暖かい風が出てきて運転は正常。
運転確認のあと再び元栓を閉めてインジケーターの様子を見てみましたが3,4時間で半分赤、9時間ほど後に見に行ったら赤色になっていました。
リークゼロとはいかず僅かな漏れは残っているようです。
本来のバルブ性能であればリークゼロなのか、このレベルなのかは判りませんが5秒対6時間で計算すると今までの漏れに比べれば1/4000くらいになっている勘定です。
ガスの元栓を開けっぱなしにした場合このリーク量でどれくらいの時間で10kgボンベが空になるかざっくり計算してみました。
今ある配管が管径9mm、全配管長10m、管内圧力3㎪+大気圧、元栓を閉めて6時間で大気圧まで下がるとした場合、元栓を開けっぱなしだと圧力が下がらないので倍リークすると仮定して計算をしてみると約30年で空っぽになるとの結果が出ました。
この計算結果からみると元栓を開けたま運転停止して寝たとしても何の問題も無さそうです。
と言うことで音がうるさいのを別にすれば心配なく使えるレベルになりました。
実は修理がうまくできなかった場合と修理できたとしても騒音が我慢できなかった場合のためにカセットガスストーブも買ってしまいました。