べバストもどき中国製FFヒーター E-08のエラーコードに悩まされましたがやっと解決

ちゃんと動いたと思っていたべバストもどき中国製FFヒーター、普通に温度設定モードで起動したら運転開始後10分ほどでE-08を表示して止まってしまいます。

前回試運転した時には止まらずにちゃんと動いたと思っていたんですがP-X.XHz表示の運転強度設定で中速運転していたからのようです。このモードで最強のP-3.3Hzで運転してみると暫くしたらやはりE-08表示で止まってしまいます。　やれやれ😥

E-08は燃料システム異常ということで十分な燃料が供給されていないということらしいのですが燃料ポンプはちゃんと動作しているし、燃料ホースの中にも大きな気泡は有りません。

さてさて原因は何なんでしょうね？
ネットをあちこちほじくると付属している緑色のホースは柔らかくてあまり良くないので硬いナイロンホースに交換したほうがいいという情報が有ったのでこれを試してみることにしました。　ポンプの吐き出し圧力が本体内のノズルにちゃんと伝わっていないのではないかとの考えです。幸い燃料タンクに取り付ける燃料吸出しセットが配達されて来てこれに付属していたナイロンホースが使えます。

ホースを交換、長さも最短にしてテスト、

スイッチオンして効果を期待しながら待ちます。

残念、やはり起動して暫くしたら同じようにE-08で止まってしまいました。　やっぱりね。

もう一度確認ということで運転強度をP-2.8Hz程度に設定して起動するといったん起動した後ポンプの速度が低下して止まることなく運転を続けます、安定したところでP-3.3Hzの最強運転に設定すると暫くしたらE-08表示が出て止まってしまいます。

液晶パネルに本体の温度表示がありますが本来であれば強運転時には赤色の表示が出るところくらいまで温度が上がらなきゃいけないはずですが黄色止まり。

どうやらポンプの動作速度に対応した本来の温度まで上がっていないということで燃料システム異常と判断しているようです。

そう考えると原因は燃料ポンプの吐出し量が少ないのか本体の温度センサーが正しい値を示していないかのどちらか。

さてどっちでしょう？

両方ともそれほど値段が高いものではないので両方買って試してもいいんですがどちらも中国から送られてくるので納期が長いのが難点、もう少し考えてみることにします。

ポンプは単純なソレノイドポンプなので漏れでもなければ吐出し量は規定値あるはずということでより怪しいのは温度センサー、試しにP-2.8Hz運転時に暖房エア吸い込み口を手で塞いで空気の流量を減らしてみるとーー、お、温度表示に赤いバーが出てきました。

温度センサーも完全に死んでいる訳では無さそうです。

ひょっとしたら温度センサーが燃焼ユニットに密着していないのかもしれないということで一旦外して再取り付けを試みることにしました。

温度センサーは熱交換用のフィンの間にばねで押さえて取り付けられていますがちょっと奥過ぎてカバーを外しただけではやり辛いです、残念。

仕方が無いので燃焼ユニットをケースから引っ張り出してしまいました。

一旦温度センサーを取外し、念のため接触面に軽くサンドペーパーを当てて再取り付け。

本当はこの接触面に熱伝導率の良いシリコンペーストを塗っておけば完璧なんでしょうけど手持ちが無いのでそのままです。

こんな処置で直ってくれるんかなと思いながらケースに戻しテストセットも再組立て。

さて、上手くいくでしょうか。

スイッチを入れると予熱が始まりある程度の温度になったところで燃料ポンプが動き始めて着火、グロープラグの表示が消えて全速運転に入ります。

黄色が１本、２本と立ちましたがさて赤色のバーは立ってくれるでしょうか？

ドキドキしながら液晶パネルを見つめていましたが運転開始から７分ほど経った頃に１本目の赤いバーが立ち１０分後くらいに２本目の赤いバーも立ってくれました。

当然E-08のエラーコードの表示も無く順調に運転が続いています。　やったね。

温度センサーと燃焼ユニットの間に　ごみが噛んでいたのか、接触面が荒れていたのか、はたまた正しい位置に取り付けられていなかったのか、あまり確認せずに取り外してしまったので本当の原因は判りませんが何はともあれちゃんと動くようになりました。

１回だけの起動テストでは心配なのでこの後２度ほど起動を試みましたがちゃんと止まらずに動いてくれます。　よしよし。

それにしてもさすがに中国製、いろいろと退屈させずに楽しませてくれます。

ここまで来ると船でもトレーラーでもいいからしっかり取り付けしたくなりますね。