緑青まみれのジブハンクス、綺麗にするにもハトメを打ち直すにも取り外さないと何も始まらないということで取り外しに掛かります。
爪の隙間にマイナスドライバーを突っ込み広げて取り外します。
真鍮の柔軟性がどれほどのものなのか判りませんが鋳物なのであまり期待はしない方が良さそうです。
広げる大きさは取り外しが出来る最小限にとどめておきました。
暫く頑張ってジブ2枚分全部を取り外しました。
爪の根元を見てみるとひびのようなものも見受けられますが緑青のためはっきり見えません。
錆落としをした後に再確認することにします。
さて錆落とし、プラスティックの容器にハンクスを入れて食酢を注ぐと泡が盛大に出てきてあっという間に酢が緑色に変わります。
ピストンの中の緑青も落ちるように酢の中で2,3度引っ張っておきました。
30分ほど漬け込んで泡が出なくなったのを確認して、今度は水洗い、その後ベーキングパウダーを使って酸を中和しておきます。
台所に大量にあったのでたっぷり使いました。
言うまでもないですが粉のままではなく水に溶かして使います。
これが錆が落ちた状態、表面の亜鉛成分が抜けるためか真鍮の色と言うより銅の色です。
こうやって見ると再使用できそうな気がするのですけどさて実際はどうでしょう。
爪の根元をチェックすると大なり小なりひびが見られます。
一番大きいひびがこれ。
う~ん、これ再使用できるんでしょうかね?
一度に全部壊れるってことは無いでしょうから取り合えず再使用しておいて壊れたものは新しいものに換えていく手もあるとは思いますが---。
やはり思い切って全部新しいものに換えておくべきなんでしょうかね、そうなると今回の作業は無駄作業、骨折り損のくたびれ儲けと言うことになってしまいます。
やれやれ。