我が家のトレーラーは熱源はプロパンガスです。
問題はキャンプ旅行の途中でガスが切れた時には補充が難しい点、諸外国ではボンベに詰めたプロパンガスを売っていますが責任回避志向の強いわが国では基本契約をしたガス会社を通さないとボンベ販売どころか補充もやってくれません。
おまけに補充したガスボンベはガス会社の手で接続してリークチェックが必須だとか、リークチェックと言っても石鹸水を掛けるだけなのに2千円も取られてしまうし もう少しフレキシブルに出来ないんでしょうかね?
で、出先でプロパンガスボンベのガスが底をついたときの対策としてカセットガスを使えるように改造することにしました。
使うのはこのカセットガスを接続できるアダプター、カセットガスが4本接続できます、これにガスボンベから取り外したホースを接続するだけ、のはずだったんですがーーー。
試しに接続してみましたが最後まで取り付けねじが進まずアダプターにちゃんと接続できません。
どうやらガス残量計のアメリカ仕様だかイギリス仕様だかのねじを無理やり日本仕様に切りなおしているものの十分な深さまで切りなおされていないのが問題のようです。
残念、この残量計は使えません。仕方が無いので取り外して新しい日本仕様のレギュレータに交換することにしました。
ま、この残量計残量が1/2でも1/8でも表示が変わらずほとんど無くなりかけた手遅れの状態でしか表示が変化しない役立たずなんですが、リークチェックだけは出来るので出来れば残したかったんですけどね。
カセットガスを接続した場合に気になるのが元栓、プロパンガスボンベには元栓が付いていますがカセットガスアダプターを使う場合には元栓が無くカセットガスを取り外すしかありません。
元栓付きのレギュレーターを探しましたが見つかったのは台所で使われているヒューズコック付きのものだけで接続できるホースの種類とか接続方向が気に入りません。
そんな時にホームセンターでエアー配管に使うコックを見つけたのでこいつをホースの中間に入れることにして出力側がホースになっているレギュレーターを購入しました。
さて改造開始、思い切って残量表示計を古いレギュレータごとホースから切り落としてしまいます。念のためもとに戻すときのことを考えてホースニップルを差し込めるだけのホースを残しておきました。根が慎重な質なんでつい原状復帰の道を考えてしまいます。
次は中間コックの両端にシールテープを使ってホースニップルを組み付けてレギュレーターからのホースと車体側のホースの間に取り付けて改造完了。
構想に掛かった時間は長かったんですが実際の改造はあっけなく終わってしまいました。
元栓を付けようなんて思わなければもっと簡単だったんですけどね。
後はテスト、まずはプロパンガスボンベに新しいレギュレータを接続してガスコンロで燃焼チェック、はい問題なし、ホース中間に付けたコックを閉めるとちゃんと火が消えます、よしよし。 ま、当たり前ですよね。
次にカセットガスアダプターを接続してガスコンロでチェック、プロパンガスボンベに接続した時と同じように燃焼してくれました。再度、よしよし。
これでボンベのガスが底をついたときにはカセットガスが使えるようになりました。
アダプターとカセットガスをトレーラーに常備しておけば安心です。
次の課題は冬寒いときの対策、普通のカセットガスだと気温が低くなるとガスが出てこなくなるので何か対策を考えなきゃいけません。
ハイパワーのガス缶を準備しておくのか何か缶をあっためる方法を準備するのか、ゆっくり考えることにしてまずは1杯。