今日は朝から雪、寒い!
そうは思いながらも10月5日の出航以来動かしていないYCエンジンのご機嫌伺いとエンジンが温まった状態でアイドリング回転数の調整をしたやつが冷えてる時に何回転数になっているのか確認のため船に行きました。
船に着きハッチを開けて中へ、さすがに冬の雪日だけあって中は寒々としています。
末續さんのはなみずきでの石油ストーブは快適だったなと思いながら自分の船の中を眺めて「断熱材の一枚も入ってないこの船では結露が酷いに違いない、やはり暖房するならFFヒーターだよね」と中断している中華FFヒーターの再開をちょっとだけ考慮。
ちょっとだけと言うのは「年に何回使うのよ」と反発する心もありますからね。
それはさておきエンジンのご機嫌伺い。
エンジンルームの挿し板を外して手回しクランクでちゃんと圧縮があること確認、はいOK。
ま、海水が入ったとしてもこんなに短期間で圧縮抜けるほどの腐食にはならないとは思いますけどシリンダー内に海水が入って液体圧縮が起きないことの確認です。
手回しで問題無いこと確認したらデコンプを引いてセルモーターを回してエンジン始動、簡単に起動してくれました。 ただ暫く油圧警告灯が消えてくれずちょいと冷や汗をかきました。 オイルが冷えて回り辛いんでしょうか?10秒ほど待ったような気がします。
このエンジン、何度も言ってますが冷えた状態と温まった状態でのアイドリング回転数の差が大きいという困った癖を持っています。
前回の試運転時に温まった状態でアイドリング調整を行っているので寒い今日は回転数が高いんですよね。耳で聞いただけでも900RPM行ってる感じです。
ここでスマホを持ち出してエンジン音録音。 リアルタイムでは無いですが持ち帰って回転数を出すことにします。
で、今日の結果はーー。
何度か回転数算出の方法は紹介していますが使うのは「Audacity」というフリーソフト、これで収録したエンジン音の波形を表示させます。
この波形でとげが立ってる部分が爆発したところですから刺と刺の間が2回転と言うことになります。 4サイクルエンジンですからね。
このソフトで波数を数えながら選択をすると下側に始点と終点の時間が表示されます。
(大きい時間表示では無く小さい時間表示2個です)
この例では爆発20回分の時間が0.590秒に始まって3.220秒に終わっていますから20回爆発する時間は
3.220-0.590=2.63秒
これから60秒で何回爆発するか計算すると
20x60/2.63=456
回転数は4サイクルエンジンですからこの2倍ということで
456x2=912回転/分
と言うことになります。
毎回この計算をするのはおっくうなのでエクセルの表計算を使っって始点と終点の時間を入れれば回転数が出るようにしています。
このエクセルの表その時々の回転数の記録にもなるんですが過去の回転数なんてあまり意味は有りませんけどね。
回転数を確認しながら調整したいときにはパソコンを船に持ち込んで「Audacity」で直接録音その場で計算をおこなっています。(このソフト録音機能も付いています。)
それにしても温まった時と冷えてる時で場合によっては100回転近い差があるので困ってしまいます。何か解決方法があればいいんですが。