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Archives for 02/09/13
高校時代にコンクリートで作るヨットの記事を読んだときに、へー、コンクリートでヨットが作れるんだと感心したときから なんとなく自分でもヨットを作ってみたいと思っていました。長崎という海に近いところにすんでいることもあって30年以上前ですがカートップできるFRP製のボートを友人と共有して何度か釣りにも出かけました。残念ながらこのボートは盗まれてしまいボートライフは終了。
それからかなり経って結婚したときに新婚旅行先でカタマランの小さなヨットを借りてちょいと出たところ凪で漂流、レスキューが引っ張りに来てくれました。
その後は子育てやら仕事で忙しく海に行くこともなくなってしまいましたが子そだても一段落した頃、友人が持っているセーリングクルーザーに誘われてまた何度か船釣りに行きました。ただこのときは帆走なしの機走のみで、結局帆走の経験は嫁さんと漂流したときの一回のみ。
ま、帆走といえばウィンドサーフィンも10回程度やって見ましたが風を受けて走っている時間よりも海の中にいる時間のほうがはるかに長く、板の上に座って(立ってない)漂いながら、このままだとパスポートが入るけどなーなんて考えたくらい。
ただ、本来物を作るのが好きな性分なので漠然と船を作ってみたいとの気持ちは消えずどこかに残っていました。
そんな私がフィリピンに行ったときに浜辺に置いてあるボートとか修理中のボートをみてみるとほとんどが合板で出来ていて船型も簡単なV字型、2枚の板を合わせて上のほうだけ広げてV字型にして、うーんこれは笹舟の大きいやつじゃないか、これなら自分でも何とか作れるかもしれない、なんて思い出して、ちょいとネットサーフィン。結構自作している先輩たちの記事もあって、作り方も全く知らなかったのですがステッチアンドグルーなんて方式でこれなら簡単に出来そう、おまけに昔はエンジンのエの字でもついていれば小型船舶操縦免許なるものが必要だったのが、3m、2馬力未満であれば免許不要、船検不要と敷居も低くなっているのが分かり、しっかり本気になってしまいました。
ほんじゃー作るぞーと決めたらまずは船の形の選定、フィリピンで見た船の形を参考にV字型からスタート、これは作るのは簡単そうだけど
安定は悪そう、現地の船はぜーんぶアウトリガー付き、嫁さん乗せるには狭そうだし、---。 新婚旅行で漂流した思い出も手伝ってカタマランにすれば安定はよさそうだし、釣りをするにもスペース十分、細い船体なので2馬力の小さなエンジンでもそこそこ走ってくれるのでは、との考えでカタマランに決定、適当に図面を引いて、1/10の模型を作って、細かいとこは作りながら考えることにしてしまい、材料購入。
材料といってもマリン合板なんぞの高価なものではなくJIS1類の単なる耐水合板。 エポキシも買い込んで、製作開始。