船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2022/02/07

べバストもどき中国製FFヒーター やっとテストの準備開始です

買ったままで手付かずになっていたべバストもどき中国製FFヒーター、お天気が悪くテニスも船も出来ないしでやっとこさテストの準備をすることになりました。
セットアップに頼れるのはこのA41枚の図面だけ。
この他に2ページがありましたがあまり役には立ちません。
日本語も変な日本語ですが英語もおかしくって燃料タンクがMailbox(郵便受け)なんて書かれています。

ま、雰囲気は分かりますのでセットアップ開始、
フムフム、取付板はこうやって付けるのね
なんてやってたら燃焼室の中になにやら異物発見、
ピンセットで引っ張り出してみたらダンボールの切れ端が出てきました。
さすがメイドインチャイナです。

ここで大袋にガラガラとまとめて突っ込んであった取り付け用の小物を並べてみました。

各パーツの説明は全くありませんので認知症のテストを受けてるようなもんです。
ちょっと珍しいのがこのスタッドボルトとナット、

こんなふうに本体にスタッドを立てて取付板を取り付ける形で使うようですがわざわざスタッドを立てなくても通常のM6のねじで事足りるので使いませんでした。

書きたいことはたくさんあるんですが細々と書くと長くなるので割愛して吸排気、燃料ホースを取り付けたのがこの写真、
黒いホース側が吸気でステンレスパイプ側が排気、先端にはサイレンサーが付いています。

サイレンサーは中は単なる空洞だろうと思っていましたが中を覗くとスプリング状のものが溶接されていて結露が溜まった水が抜けるように水抜き穴もちゃんと準備されていました。

少し気を使って作ってあるようですが残念なのはこのサイレンサーは鉄製で錆が気になります。

燃料系を少し大写したのがこれ、燃料フィルター、燃料ポンプ、本体と繋がっています。
燃料フィルター、燃料ポンプともにIN/OUTの表示はありませんのでマニュアルの絵が頼りでした。

燃料ホースの先は当然燃料タンクにつながなきゃいけないのですがーー。
燃料タンクはこれ、蓋には内部が負圧になると開くらしい弁も付いています。

ここまでは芸が細かくて良いんですが問題はこの先、
燃料タンクから燃料ホースと結ぶニップルが付属していて
燃料タンクに穴を開けて内外でオーリングを挟み込んでこんなふうに締めろとのことのようですがーー、
タンクの口から手は入らないし、口から入ったとしても内部は邪魔ものだらけ、どうやって開けた穴にセットするんでしょうね。 まず、不可能です。
説明書にはタンクにドリルで穴を開けている絵が付いてますが実際に取り付けてみたんだかどうか怪しいもんです。

絶対に不可能と思ったんですが唯一可能性のある方法を思いつきました。

先ずニップル取付穴を開けて→この穴から錘を付けた糸を通し→錘をタンクの口まで転がし→糸を口から引っ張り出し→糸にニップルを取り付け→糸を引っ張ってニップルを穴から引っ張り出し→ホース取り付け部をプライヤーで固定してナット締め付け。

何とかなることは分かりましたが今回は取り付けず軽油携行缶にホースを直接突っ込むだけにしました。
「な~んだ」なんて言わないでくださいね。

燃焼系がセットで来たところで上下ひっくり返して温風用ダクトの取り付け、
ここまで来たら内部を覗いて見たくなり、
吸気部のグリッドを取り外して

カバーの爪を外して

カバーが取れて内部が見えます。

ファンモーター、燃焼室、熱交換部はアルミダイキャスト製ケースで一体化されていて過熱検出用のセンサーも取り付けられています。 ちょっと見た目カブ号のエンジンみたいですね。

温風出口側のダクトは付属していましたが吸気側は何もなし、本体の取り付け場所次第では吸気側もダクトが要るよねと思い温風用ダクトを合わせてみましたがサイズが合わず取り付け不可能でした。
温風側はΦ60mmに対して吸気側はΦ66mmでないと取り付けは出来ません、こんなサイズのアルミフレキって売ってるんですかね? 吸気側にダクトが必要なときには苦労しそうです。
ま、テストには不要なので必要になったらまた考えることにします。

残るは電気配線だけなんですが今日の所はここまで、次回に持ち越しです。