昨日プロペラへのフジツボ付着防止のため係留運転をしたんですがプロペラで起こされる水の流れを見ると前進後進共に横方向への流れが大きくなっています。きっとプロペラに藤壺が付着してしまったに違いありません。
5月20日の出航を最後にエンジン不調、腕の手術と続き船を動かすどころかプロペラすらろくに回していません。
今日は風も無く気温も少しは下がったようなので嫁さんに手助けしてもらい船を出すことにしました。 メインの目的は船底とペラの汚れ具合の確認、右腕は力仕事はまだ許可が下りていないので帆を上げることは出来ません。
ノンアルコールビールとお茶は我が家から持ち出し弁当は途中のスーパーで調達、港で積み込みますが潮が高くバウスプリットが高い位置に在って小柄な嫁さんはよじ登るのが大変そうでした。
エンジンを掛け、すんなり掛かってくれました、舫を解きクラッチレバーを後進に倒して出港です。 一応後ろ方向に動き出してはくれましたがなんとなくしぶしぶと言った感じです。
港から出るために今度は前進に入れて舵を当てスロットルレバーを引きますが応答が遅くペラが滑ってる感じです。 ま、それでも前進は始めてくれましたがさてどれだけ速度が出るでしょう?
港を出るところまではハーフスロットルのつもりで走っていたんですが既に黒い排気が出ています。 港を出て赤灯台へ向かうところでフルスロットルを試してみますが あれ、回転はさっきのままで全く上がってくれません。変わるのは黒煙が増えるだけ。
速度も4.5ノット近辺でそれ以上上がってくれません。
やはりこの夏の時期に3か月も動かさずにいたので相当に汚れているようです。
黒煙モクモクでは走る気がしないのでさほど煙が気にならないところまでスロットルを戻してとりあえず黒島方向へ。
暫く回したらペラクリンの効果でフジツボが落ちて早くなるかもと淡い期待を持ったんですが奇跡は起きませんでした。
黒島に向かっていましたが鷹島の近くに長崎大学ヨット部と思われる帆影を見たので方向転換、鷹島に向かいます。 ただ鷹島に近づいた頃には見えなくなってしまいました。
凪だったので支援船に引っ張られて帰っちゃったんでしょうね。
鷹島西端を回る頃にはお弁当タイムになったのでここで漂泊してお弁当です。
風がほとんど無いので船は同じ位置に止まったまま、9月に入って空はかなり秋の気配がしてきましたがまだ風が無いと暑いです。
今日は嫁さんと一緒だったのでいつものルーティンを忘れてお弁当の写真は有りません。
お弁当を終わったら鷹島をぐるっと回ってさっさと寄港です。
帰りもやはり速度は4.5ノット近辺少し早くなったようにも思えますが誤差の内かも。
港に着いて無事接岸、嫁さんに手伝ってもらいながら舫をとり、最後にエンジンをチェック。 今回の修理ではミキシングエルボーの接続部に水道用防水テープを巻いてみましたがミキシングエルボー側はいいものの接続ニップルのエンジン側は溶けてがたつくようになっていました。 耐熱温度260℃では耐えられなかったようです。
修理しなきゃいけませんが取り外すときに固着しないで高温に耐えれるシール材、なにかいいものありませんかね?
エンジンにとっても修理後初めての走りでしたがミキシングエルボー接続部分の緩み以外は特に問題も無く無難なシェイクダウンとなりました。
さて毎年秋に上架していますが今年は右腕の問題もありどうするか悩みますね。
このままでは走ってくれませんからね。