船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2016/06/09

SB2 バーチ合板製バウスプリット その9(最後の仕上げ)

event_note6月 09, 2016 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
 ニス塗りまで終わっていたバウスプリット、最後の仕上げです。

まずはガラスクロスとエポキシで塞がってしまった取り付け穴を再度ドリル加工、バリが出るのでのみを使って綺麗に仕上げます。




  一番大きな両色灯用の穴はのみで開けました。

せっかく綺麗に塞がっていたので残せれば残したかったのですがそうはいかないし。

次は防水パッキンの準備です。
このバウスプリットは甲板を貫通したボルトで留められていますので甲板との隙間などから水が漏れてくる恐れがあります。
このため隙間を防水する為に2mm厚みのスポンジゴムでパッキンをこしらえました。
  



クリートの足にチョークの粉をつけてゴムシートにペッタン、彫刻刀で穴を開けて周辺ははさみで切り出しました。
 
これは甲板との間の分です。

パッキンの準備が終わったら、こんどは車庫の中でも取り付けが出来るパーツを組みつけてしまいます。
両色灯、ジブハリヤードのサポート金具などを取り付けました。
この写真は裏側の配線となんと呼べばいいのか知りませんが先端を下側に引っ張るワイヤーの取り付け金具です。
海の上での作業はなるべく避けたいですからね。

すべての準備が整ったところで嫁さんに協力依頼、二人で船まで行って取り付け作業です。

 まずは手作り防水パッキンを甲板上にセット、このままだとすぐに動いてしまうので「えいこの野郎じっとしてろ」ってな感じでシリコンシーラーを併用してしまいました。
 
取り付けボルトの頭はシリコンゴム製のワッシャーを使って防水。

全部のボルトをセットした後で私船内、嫁さん甲板上、の二人作業でナットの締め付け、取り外しのときは一人で苦労しましたがやはり二人だとはかどります。

最後はバウスプリットの先端から下に伸びているワイヤーを取り付けて完成、と言いたかったのですがーー。
ワイヤーの張りが緩いので調整しようとしたらターンバックルが固着していて回りません。 おまけに少し曲がっています。
船体と接続しているシャックルはピンが折れていました。
きっとぶつけて壊したんでしょうね。

シャックルは近くのホームセンターで購入。
ターンバックルは万力で咥えCRCをスプレーしながら大型のスパナと懇親の力で右に左に少しづつ回してやっと固着解消、調整が可能になりました。
船に戻してワイヤーの張りを調整して完了です。
ただ、パイプに亀裂が入ってるので早い時期に交換しておいたほうが良さそうです。
 この写真は後で取ったやつですが結構綺麗になったでしょう。

それにしてもバウスプリットの作り直しに結構な日数がかかりました。
苦労しましたけど何年くらい持ってくれるんでしょうね?
嫁さん「次は庭の樫の木で作ったら」なんて言ってますがしばらくは作りたくないですね。

これでやっとマストを立てれるようになりました。