遮音材と吸音材は開口部の扉とダッシュボードの底板には貼り付けが終わりましたがその他の部分は未処理のままです。
ま、これだけでもいいかなとも思いますが気になるのがコクピットの底、室内の騒音には影響なさそうですがコクピットで聞こえるエンジン音には影響しそうです。
何とか簡単にできる方法はないかなと思いついたのが予め遮音材、吸音材、押さえ板を組み合わせておいてコクピットの下に渡してねじ止めする方法。
こんな風に吸音材を遮音材と押さえ板でサンドイッチ、
このまま船内に持ち込んでエンジンルームに突っ込んで両側をねじ止めすれば完成、のはずだったんですがーーー。
この材料を一人で上向きにねじ止めするのは一苦労、短い足で中央を支えながらやっと片側をねじ止め出来ました。
次は反対側のねじ止めですが少し長過ぎたようで中央が下にたるんでぶら下がってしまいます。
「えい、この野郎」と少し短く切ったら今度は届かなくなってしまいました。
やはり下向きの凸面にぴったり合うように長さを調整するのは至難の業のようです。
ということでこの方法は諦め、暑い中の作業で汗びっしょりになったのに骨折り損のくたびれ儲けでした。
どうやらコクピットの底に遮音材と吸音材を取り付けるには小さく切った材料を接着剤で貼っていくしかないようです。
さてどうしようとじーっと眺めているときに「きっと頑張っても大した効果は無いよ、これでいいんじゃない」との悪魔の囁き。
それもそうだということでエンジンルームの扉を全部つけてどの程度遮音が出来るかを確認することにしました。
さてどれくらい効果が有ったんでしょうか?
とびらを閉める前の音がこれ
次に扉を全部取り付けてスイッチを入れると裸の時に聞こえていた燃料ポンプのカタカナという音は聞こえなくなっています。
セルモーターを回すとかなり遠くで回っている感じ、エンジンが掛かるとーー、ガシャガシャといった高音域の音はかなり減っていますがドンドンといった感じの低音はかなり聞こえてきます。
ビデオの音と実際に耳に聞こえる音とは少し違いますが参考までに聞き比べてください。
結論としては大幅にとは言えませんが少しは音が小さくなって音質も丸くなりました。
これ以上遮音しようとしても船体を伝わる音と振動の影響が大きく追加で遮音材を入れてもほとんど効果は無さそうです。
さっき聞こえたのは無駄作業は止めなさいという天使の声だったのかもしれませんね。
ということでエンジンルームの遮音処理はここでお仕舞となり一段落です。
沢山残った遮音シートは捨てるしかないんでしょうかね、もし欲しい人がいれば申し出てください。
エンジンルームの再建という意味ではまだ仮のダッシュボードと仮の天板なので完了とは言えませんが当面はこのままにしておきます。(未来永劫このままかも)
以前のエンジンルームを解体してエンジンを降ろし、オーバーホールしたエンジンを戻してエンジンルームを再建するのに1年もかかってしまいました。
長い間よく頑張りました、お疲れ様で1杯です。