船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2019/04/27

SB2 ダッシュボード、どう穴を開けましょう?

event_note4月 27, 2019 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ダッシュボード、外形の加工は終わっていますが加工の本番はこれから。
古いダッシュボードと重ねてみると結構大きくなっています。
この古いダッシュボードに穴が開いているように新しいダッシュボードにもいろんなパーツを取り付けるための穴あけをしなきゃいけません。
さてどう穴あけしましょうということでパーツを並べてみました。

2019/04/23

SB2 前面挿し板加工が済みました

event_note4月 23, 2019 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
前方側板とダッシュボードの切り出しまでは終わったのでやっとエンジンルームの前面(キャビン側の面です)の工作に移ることが出来ます。
さてどう作りましょうということで最初は簡単に開け閉めできるように観音開きのような形にしたらどうかと考えましたが、扉を開けるにはキャビン入り口の階段を外さなきゃいけないし、開けた扉が邪魔になりそうだしということで一般的な挿し板方式にすることにしました。
これだったら取り外した挿し板を何処か邪魔にならない所に置いておけばエンジンルーム開けっ放しにも出来ます。

そうと決まれば(写真が無いのですが)まずは挿し板を切り出すことから、これは12mm厚のバーチ合板をつかいました。船体側のバルクヘッドの上に乗っかるのですがバルクヘッドが水平には出来ていないので材料になる合板を当てて形を取って切り出しました。

挿し板が準備できたら挿し板のための溝を側板に準備しなきゃいけません。
後ろ側は普段は見えない所なので造作はあまり気にしなくても済みますが前面はキャビンから一番目立つ位置になるので少し格好良く仕上げたいところです。
ということで後ろ側はとりあえず12mmの合板を切ってねじ止め、最終的には接着剤の併用で固定したいところですが位置の微調整が必要になるかもしれないのでねじも2本だけで止めています。

前側の板は側板の木口にねじ止めか接着になるのですが12mmの木口に止めるのはなんとなく不安があるので側板の外側に6.5mmのバーチ合板を貼り付けて見た目の良さと補強を兼ねることにしました。
これからの作業は港木工所でなくても出来るので我が家に持ち帰ってからの作業です。
貼り付けには耐水性が良くて接着も強力硬化時間も早いというアメリカ製のTitebondを使いました。切り出した縁板にボンドを塗ってクランプで押さえています。
ただ接着剤を多めに塗ったので盛大にはみ出してふき取りが大変でした。
ま、この接着剤の良いところははみ出した分は水拭きで綺麗に出来るところ、エポキシを使っていたらはこうはいきません。

接着剤の硬化を待ってる間に前側の板を準備しなきゃいけませんがここでちょっぴり材料を何にするか思案。
最初は9mmか12mmのバーチ合板を使おうと考えていましたが見た目的にも強度的にも少し固い木の単板がいいよねということで近くのホームセンターに出かけて材料を探しましたが残念ながら良いものが無く空振り。
やはりバーチ合板かと思いながら帰宅しましたが途中でそう言えば我が家にちょうど良さそうな古い板が有ったことを思い出しました。ずいぶん昔に実家に親父が残していたものを持ち帰ったやつです。
引っ張り出してみたのがこの真っ黒けになった板、ちょこっとだけカンナを掛けてみるとどうやら樫材のようです、厚みも12mmくらいで目的にぴったり。
これを40mmの幅に切り出して鉋で削って綺麗にしてあげました。
綺麗になったところで今度は切込み。
バルクヘッドの上端が下がっているので前板もその分下まで延ばさなきゃいけません。
この部分なんと呼ぶんでしょうね、尻尾でいいんでしょうか?
え、何の説明か良く分からないって。すみません、後の写真で分かるかと思いますのでーー。
ここの加工はまず切り取るコーナー部分にRを付けたいので12mmのドリルで穴あけをし、その後丸鋸で切り取りました。
これで側板への取り付け準備完了。
側板への取り付けはねじ頭が見えないように接着にしたいのですが木口に付けるため長い締め旗が必要なんですが生憎持っていません。
仕方がないのでねじ止めで済ますことにしました。

で、とりあえずねじ止めしたのがこれ、側板の上の方にも余分な角が出ていますがこれには意味がーー。
加工した尻尾部分が船体側と合わずに加工のやり直しが必要になった時には出っ張った角の分を下にずらしてもう一度チャレンジできるようにするためのバックアップになっています。

ここまで進んだら船体と合わせてみないと先に進めません。面倒ですが船まで持って行って収まり具合を確認しました。
さっき尻尾と呼んでいた部分はこんな風に収まって挿し板を押さえることになります。
尻尾の先がバルクヘッドを止めているFRPの盛り上がりと干渉してぴったりついてくれないので鋸と鑿を使って少し削ったらちゃんと収まってくれました。
挿し板を差し込んでみましたがなかなかいい感じ、ただ溝幅が若干大きすぎるようで少しがたつきます。これはもう一度鉋を当てて調整することにします。

側板と挿し板の会い具合を確認できたので再び家に持ち帰り最後の仕上げ。
先ずは側板の前端に鉋を当てて溝幅の調整、板を通してみて隙間を確認、約1mm弱とちょうどいい隙間になりました。
あまりきっちりに仕上げると塗装したら今度は動かせなくなりますからね。
隙間の確認が出来たので接着剤とねじを併用して固定してしまいました。

次は挿し板、板と板の合わせ目に前後の動きを規制する板を貼り付けます。
これってなんと呼ぶんでしょうね、どうもこんな知識が無くって困ります、とりあえず当て板と呼んでおくことにします。
名前はさておきねじが見えないようにここは接着だけで済ますことにしました。
先ずは位置を決めて接着剤がはみ出してもいいようにマスキングテープを貼り、接着剤を塗ってクランプ。
側板の時には接着剤を多く塗りすぎて大量にはみ出したので今回は少し遠慮がちに塗布したのではみ出しは有りませんでした。

後は接着剤の硬化を待って側板の方はバックアップとして残していた余分な角を切り落として鉋を掛けて完成。
挿し板の方はクランプを外して今度は裏側にも当て板を取り付けます、こちらの方はねじが見えても問題ないし、何かあった時に調整が出来るようにねじ止めにしました。

あ、後ろ側の当て板は前側より少し短く出しておきます。こうしておくと差し込む時に引っ掛かったら前から押さえて上から押せばすんなり収まってくれます。

これでエンジンルームの下半分は全てのパーツが揃いました。
最後に残っているのが面倒くさそうなダッシュボードの穴あけと挿し板の上に被せる天板の作成です。
あと少し!




2019/04/21

2019長崎帆船まつり

event_note4月 21, 2019 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
長崎市の春の行事帆船祭りに出かけました。
これまで何度か行きましたが帆を張ったところは見たことが無かったのでセイルドリル(総帆展帆)の見物がお目当てです。
ただこの日は昔の職場仲間との年1回の会食と重なって帆を広げるところは見れませんでしたが帆を広げたところと帆を仕舞うところは見ることが出来ました。
港に着いた時には日本丸と観光丸を除く4隻の帆船が総帆展帆済、やはり帆船は帆を広げると壮観ですね。
観光丸はもともと本格的な帆走は設定されていないようですが、本格的帆船の日本丸と言うのに見えるのは帆桁のみでセイルすら取り付けられていません。いったいどうしたんでしょうね?
ちょっぴり疑問に思いながらも日本丸は船内見学が開催されていたので列に並んで乗船、船内は広い講堂のような所しか見れませんでしたが大きな帆走時に使う舵輪で嫁さんと二人で記念撮影。

この後ロシアの帆船(ナジェジュダ)の近くで帆を畳む作業(畳帆と言うそうです)の開始を待っていました。
しばらくしたら船の上でホイッスルが鳴り若い訓練生が甲板の上に整列して作業が始まりました。
横帆を畳むところから始まりましたが1枚の帆を畳むのに10人近くがロープを引いて巻き上げていきます。

やはり左右均等に巻き上げていくには沢山の人手が要るようです。
この船は3本のマストがありますが3本とも同時に合図に合わせて畳帆していました。
横帆がすべて巻き上げてしまった後は縦帆を下ろしていましたがここでも10人ほどでロープを引っ張っていました。

全ての帆を畳んだ後はロープで縛る作業ですがこれが一番大変そうでジブ1枚に6人ほどかかってまとめていました。

特に高い位置の縦帆は大変そうで訓練生が30分ほどかかってまとめた後でマッチョな教官らしき人が登って行って手直し作業を指示していました。
畳帆は展帆作業の3倍以上の時間が掛かるようです。

畳帆が終わったあとはもう一度船を眺めながら帰りましたが途中で日本丸の人に何故帆を準備していないのか聞いてみました。
帰ってきた答えは昨年マストからの転落事故があってその後帆を張ったりマスト上りは中止しているとのこと。
なんとも日本のお役所的な対処法です、安全対策を見直して再開することは考えれないんでしょうかね。このまま帆船としての運用が終わってしまわないか気に掛かります。
ちなみにロシアの船では全員が安全帯を付けて作業をしていました。
日本丸の総帆展帆が再び見られることを祈るばかりです。

私は見れませんでしたが嫁さんが同じナジェジュダの展帆作業のビデオを撮っていたので参考までにアップしておきます。
ま我が家のSB2はこれほどの労力は必要ありませんけどね、早くエンジンルームを完成させてしまわないと今年も出航できずに終わってしまいそうです。
あすからまた頑張らなきゃ。



2019/04/17

SB2 やっとダッシュボードを切り出しました。

event_note4月 17, 2019 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
記事には書いてませんでしたがエンジン側側板の前半分を切り出し、仮止めし垂直を確認。 上側が開いていたので中間板にねじ止めしていた側板受けの桟の位置を手直ししています。 やはりダッシュボードの切り出しを下側の位置確定まで待って正解でした。

さて、下側の位置も決まったのでやっとダッシュボードの切り出しに移れます。
先ずは切り出し位置を転写するのに取り付け位置に仮止めしなきゃいけませんがこれが一苦労。 一人作業なので手が2本しかなく、材料が大きくて重いので片手で押さえて片手でマーキングなんてとてもできません。 千手観音様だったら簡単なんでしょうけどーー。
なんとか一人でできないかと下から支えるためにこんなものも作ってみたんですがやはり一人では高さを微調整しながらクランプを締めるなんてとてもできませんでした。
で、ちょっと考えて思いついたのがキャンピングトレーラーに水平出しに積んでいるジャッキの利用。 これは上手く行きました。
ちょっとジャッキを強めに締めれば上端は天井板に密着して動かなくなります。
この状態で後ろから取り付け部の形状を鉛筆でなぞって転写します。
後は切り出しですが直線部分はガイドの板をクランプで止めて慎重に丸鋸で切り出します。(ここで失敗したら振り出しに戻ってしまいますからね。)
この時にほんの少し大きめに切り出し、切り口は鉋とヤスリで仕上げました。

さて仕上がり具合はどうでしょう?
側板を立てて合わせてみるとぴったり、後ろ側のコクピット側側板との位置関係も悪くありません。側板と面一をぴったり合わせるのは無理なので誤差が目立たないように2~3mmほど出してあります。

我ながらうまく行きました。(1人でにんまり😊)

まだこれに補強を付けたり(9mmの合板ですが横に長いので補強が無いとぶよぶよです)エンジンリモコンとか分電版の穴あけなどが必要ですがここまで来るとかなり進んだ気がしてきました。

さて、もうひと踏ん張り。 英気を養うため今日も1杯。






2019/04/14

ONKYO WiFiアダプターUWF-1の代替品が有りました

event_note4月 14, 2019 editBy Noriyuki Tomimatsu forum9 comments
せっかく昨夜お天気を祈念して1杯をやったのに今日はあいにくの雨、港木工所は閉店です。

さて今日は何をやりましょうと考えていたところに中国から郵便が届きました。中身はこれ、USBネットワークアダプターです。

ebayで買ったのですが商品名は「Atheros AR9271 802.11n 150Mbps Wireless USB WiFi Adapter for Linux Kali Linuxと長いものでした。

で、ここでちょいと長くなりますがこれを買ったいきさつを紹介、え、「お前の話はいつも長い」って はいごめんなさい。

我が家で使っているレシーバーアンプはONKYOのCR-N765、ネットワークにつないでインターネットラジオを聴いたりネットワークサーバーに保存した音楽を直接再生することが出来ます。

無線LANルーターとの距離があるので有線での接続は出来ずONKYOが売っているUSB WiFiアダプターCRN765_UWF-1を使っていたんですがこのアダプターの問題点は感度が悪いこと、特に背面側のUSB端子に差し込むとアンプのキャビネットが邪魔するのか余計に感度が悪くなってしまいます。
このことも手伝ってしょっちゅう接続が途切れるので何か対策しなきゃということでアメリカのサイトでチップセットがCRN765_UWF-1と同じなので代わりに使えると紹介されていたTP-Link TL-WN722Nを買ってみたのですが残念ながらCR-N765では認識すらしてくれず即お払い箱になってしまいました。

悔しいのでONKYOとTP-LinkのアダプターをパソコンのUSB端子に接続してディバイスマネージャーで見てみると表示が違って出てきます。

上側がONKYO,下側がTP-Linkの表示です。
やはり互換性が無いのかなと思い「Atheros AR9271」なるキーワードで検索してみたらこれが使われているチップセットの名称だということが分りました。
それと同時にebayでこのチップセットを使ったアダプターが数種類見つかりましたが感度が欲しいのでアンテナ付きのこのセットを選択、値段も送料込みで$12と安かったので思わずポチッとしてしまいました。

ま、その後Belkinの無線LANルーターの2.4Ghzがおかしいということでバッファローの無線LANルーターに交換した後はONKYOのアダプターでも一応つながって動くようにはなったのですがやはり接続の安定性がいまいち。NASからの音楽再生時に時々音が途切れることもたまにーー。

ebayでポチッとしてからかなり日数が過ぎていて忘れかけていたんですがそれが今日配達されてきた次第。 中国からの普通郵便なので日数が掛ったことは納得。

早速ONKYOのアダプターを取り外してこれをセット、
最初アンプに表示されたのは「接続できません」あ~やっぱりだめかと思いましたがアンプの電源プラグを引っこ抜いてリセット、イニシャライズの間しばらく待たされましたが今度はSSIDの表示と感度61%の表示が出てちゃんと接続が出来ました。
ONKYO純正の場合は0%が出てみたりいくら良くても40%程度でしたから感度アップは実現できたようです。
NASに接続して音楽を再生してみると音が途切れることもなく順調にうごいてくれます。
アンテナが付いて大柄なのでフロントに挿すのには不向きですが背面に挿す場合にはこちらが感度が高く値段も純正品の1/3程度なのでお勧めです。

ま、長い話を一言でまとめると感度の悪いONKYO純正品の代替えとしてAtheros AR9271 802.11n 150Mbps Wireless USB WiFi Adapter for Linux Kali Linuxなる中国製のUSBアダプターが使えてこちらが安いうえに感度も良いとの話でした。






2019/04/13

SB2 エンジン側側板、後ろ半分が出来ました

event_note4月 13, 2019 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
コクピット側底板というか中間板というか一番面倒くさいやつの最終仕上げが終わったのでまた船に戻して取り付け。
塗装の時にはまた外さなきゃいけないのですが取り付けないと先に進めないので仕方ありません。
今度はこの板の下にエンジン側側板を受ける桟をねじ止めします。この桟は1x4材から幅3cmで切り出しました。
次にエンジンピットの両脇に1x4材をねじ止めしてエンジン側側板の受け入れ態勢完了です。

側板の高さはピット側を支えるための冶具と同じ高さになっているはずなんですが中間板が水平になっていない可能性もあるので最終的な高さを計測して12mm厚合板を切り出して合わせてみました。(やはりいろいろ誤差が積み重なって高さが2mmほど低くなっていました。)
合わせてみたのがこの写真、中間の板もぴったり合ってなかなかいい感じです。
この板を取り付けてしまえばコクピット側の部材の重量を受けてくれるので桟の接着がはがれたとしても落っこちてこなくなります。
エンジンのメンテナンスの時にはこの板を取り外せばばエンジンの周囲がぐるっとオープンになる算段です。
ただこの板サイズが1600x455mmと少し大きいので取り外した時に置き場所に困るような気もします。

ということで少し面倒ですが2分割にして分割部分には取り外し式の柱を立てることにしました。
使ったのは1x3材、この裏に柱の補強と側板の受けを兼ねて構造用合板(12mm)をねじと接着剤を併用して貼り付けました。
最初は分割部分だけでもいいかなと思いましたが見た目的にも強度的にも船尾側にもあったほうが良さそうだったので手間ですがこちらにも取り付け、ただ船尾側のバルクヘッドと合わせるために鋸と鉋での形状補正が必要でした。
船尾側は将来的に邪魔になることは無いと思いますが中間の柱は邪魔になった時には取り外し再取り付けが簡単に出来るようにするつもりです。
途中の経過を撮っていないのでこの写真を見ると柱がぽんと立ったように見えますが使った手順は、

1、側板を半分に切断
2、半分になった側板を置き1x3材を側板に沿わせて船尾側バルクヘッドの形を木片+鉛筆方式で転写。
3、これを鉋で形を合わせ再び側板に沿わせて1x3材の上下を桟にねじ止め、この時柱の上側を中間板にぴったりと併せます。
4、柱を固定したら補強兼側板受けの板を後ろから接着剤とねじで止め、今度はこの補強板の下側を下の桟に当てて止めます。
これで一旦外した後に次に取り付けるときには上下ともに規制されているのでちゃんとした位置に収まってくれるはず。
5、船尾側の柱が付いたら再び側板を船尾側柱にぴったり当て、今度は側板の前側に1x3材を沿わせて上下を桟にねじ止め
6、補強兼側板受けの板を後ろから接着剤とねじで止め

ということで柱を立てて側板を切るのではなく側板に合わせて柱を立てる手法を取りました。この方が側板と柱の位置関係が正確に定まります。
これで船尾側の側板はこんな感じで収まりました。
う~ん、なかなかいいじゃありませんか。
前半分が残っていますが今までのところは牛歩とはいえ順調です。
明日も雨が来ないことを祈りながら1杯。
雨が来ると青空天井の港木工所は作業出来ませんからね。








2019/04/09

SB2 コクピット底板の最終切り出し(トラブル続きで苦労しました)

event_note4月 09, 2019 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ダッシュボードの下側切り出しの前にエンジン側の側板の取り付けをやってみようということでエンジン側の側板の位置から垂直に立ち上げた位置にマーキング。
ここでもまた取り敢えずの感じで作った冶具が役に立ちます。(あ、写真撮ってない)

マーキングが終わったらこの線に沿ってエンジン側側板を受ける桟をねじ止め。(これまた、写真撮ってない)
これでやっとコクピット側とエンジン側の側板の位置が確定でき、コクピット底板の最終的な切り出しが出来るようになりました。
で、ここでまた気が変わってこの板の仕上げをやってしまうことに方針変更。
下の図の中間にある板がそうです。
コクピット側とエンジン側の側板はクロスしているので中間にあるコクピット底板は両方の出っ張ている方に合わせなきゃいけません。
で、エンジン側の側板の位置を慎重にコクピット側に転写して切断線を罫書ます。
この線V字型になるのでvの字の底の部分の仕上げが面倒くさそう。
いっそのこと直線で仕上げてしまおうかとも思いましたがそうすると側板からの出っ張りが4cmほどになる所が出来てしまうのでやはり切り込むしかなさそうです。
さてどう切り込もうかと考えましたがトリマーを使ってみることにして家に持ち帰りました。 ただこれが苦労の始まりにーー。

トリマーでの切断はガイドの板をねじ止めしてコロ付きの目地払いビットを使いました。
まずはガイドになる板を切断部分にねじ止め、
これをひっくり返してトリマーにコロ付きの目地払いビットを取り付けて切断開始。
ビットの切れ味が悪いのか結構煙が出てきます。
それでも1枚目は何とか切断終了。

今度は2枚目、切り始めたらビットの動きがなんか変になり内側に切り込んで来てしまいました。
 切り口を見てみると真っ黒けでガイドの板の方もこれまた真っ黒けに焦げて凹んでしまっています。

何が起きたのかビットの状態を見てみるとガイドのコロが真っ黒け手で回してみると固着して回りません。
ベアリングがダメになって固着→ガイドの板との摩擦発生→熱を持ってガイド板焼損→内側に切れ込む、との経過のようです。
やれやれ、このビットには苦労させられます。キャンピングトレーラーのドアを作った時にはこのコロが外れて余分なところまで切り込んでしまい手直しを余儀なくされたことがありました。
SK11のバリューセット品ですがやはり安いものはそれなりでしかないようです。

さて困ったなということでトリマーに付属していたガイドローラーとストレートビットを組みあわせて使ってみることにしました。
このガイドローラー、懐の深さに制限があるので板の縁から遠いところは切れませんが今回はなんとかセーフ。 続きを切り始めましたがまたしてもなんか変、何故か切込み高さが変化してビットがガイドローラーと接触してローラーを削ってしまっていました。
この中央のねじ、ナベねじだったんですが皿ねじみたいに削れてしまっています。
やれやれ、すんなりといってくれません。
ビット高さを再調整して再開、こんどは何とか最後まで到達してくれました。

これで一応切断は終わったものの切り口は結構凸凹で熱で焦げた部分は黒くなって虎の尾状態になってしまいました。
これだったら丸鋸で直線部分を切ってV字の底はジグソーで仕上げたほうが楽できれいに仕上がったのかもしれません。
ま、今更悔やんでも仕方がないので凸凹がひどい部分には鉋を掛け、その後#80と#240のサンドペーパーを当てて仕上げを行いました。
ビットの異常で深く切り込んでしまったところは残ってしまいましたがダッシュボードの奥で目立つ位置ではないので「ま、いいか」のレベルでしょう。
これが仕上がった2枚を重ねてみたところですが左右でこんなに形状が違います。
船って結構いい加減に作られているんですね。

苦労はしましたが一番の課題だった台形のコクピット側と長方形のエンジン側を繋ぐための板が出来上がりました。
で、今日はご苦労様で1杯。






2019/04/07

SB2 ダッシュボード切り出し(途中で終わってしまいましたけどね)

event_note4月 07, 2019 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ダッシュボードの位置が決まったので切断部分に線を引き一旦コクピット側の側板を外します。 船から持ち出して所要の長さに切りそろえたらもう一度ねじ止め(あ~面倒)。
ここで左右のダッシュボード取り付け部がちゃんと平行に出来ているか確認。
慎重に線を引いたつもりでしたが残念ながら右左ねじれています。
仕方がないのでここも別部材を作って隙間合わせを行いました、材料は6.5mm厚のバーチ合板キャンピングトレーラーのドアを作った残りを使いました。
またしてもダッシュボードの幅が広がってしまいましたが致し方なしですね。

さて、これでダッシュボードの取り付け準備が整ったので次はダッシュボードの切り出しです。
ただ困ったことにダッシュボードの上側は弧を描いていておまけに凸凹もあるのでこれに合わせて切り出す必要があります。
どうやるかと言うと、まずはダッシュボードの材料を天井部分に当ててクランプで仮止め。
次に鉛筆にこんな風に板を当てて、これで天井部分をなぞります。
このとき板は常に垂直に保持することが肝要です。
これで天井の形がコピー出来ました。
この手法、測定が難しい複雑な形状に合わせるときにはすごく便利です。
後はこの線に沿って切断するだけ。
で、これが切った後の合わさり具合。
細かい凸凹が多いのでドンピシャとはいきませんが「ま、いいか」程度の合わさり具合です。
隙間が残った部分をコーキングすれば綺麗になるんでしょうが取り外し式にしたいので当面はこれで我慢です。

この後すぐにでも横と下を切りたかったんですが下側はエンジン側の側板との絡みが有ることに気づきとりあえずダッシュボードはここまでで保留にしました。
ほんと、自分でも段取りが悪いと思いますがやりたいところからやるのが趣味の世界ということで自分を納得させて本日ここまで。