船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2016/02/12

電磁ブレーキ 緊急停止スイッチワイヤー

event_note2月 12, 2016 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
 アメリカ系のトレーラーにはヒッチカプラーが外れたときの安全を守るための仕掛けが2つ準備されています。
まず1番目はバックアップチェーン、カプラーが外れてもこれが引っ掛かって何とかコントロールできるようにとの仕掛け。(写真中央)
2番目が緊急電磁ブレーキ、カプラーが外れたときにワイヤーが引っ張られてピンが抜け、電磁ブレーキのスイッチが入りブレーキをかけるというもの。(写真左側)
ところが我が家に来たIndiana、この緊急電磁ブレーキ用のワイヤーが錆びて切れ、無くなっていました。
なんといっても安全にかかわるところですからステンレスワイヤーとスプリングフックを買ってきて修理しました。
 
作業自体は簡単で錆びたワイヤーを1.5mmのステンレスワイヤーに取り替えて先っぽにステンレス製のスプリングフックを取り付けるだけ。
 
牽引するときはこのフックをヒッチメンバーの穴に引っ掛けておくわけなんですが問題はその長さ。
この長さには2つの意見があって

1つ目は、
チェーンの長さより短くしておいてカプラーが外れてチェーンが伸びた時点でブレーキを働かせるほうがいいというもの。

2つ目は、
チェーンが伸びた時点でもまだ緊急ブレーキはかけずチェーンが外れ牽引車から離れたら最後の手段で緊急ブレーキをかけようというもの。 トレーラーの車輪がロックして方向性を失うのを嫌ったものだと思われます。

 
私の場合は後者に賛成でバックアップチェーンより指1本分ほど長くしておきました。
長さを比較してみると(冒頭の写真参照) 一番長いのが電気ケーブル、次が緊急ブレーキケーブル、最後がバックアップチェーン。
こうしておけばカプラーが何かの不具合で外れたときには、まずはチェーンが代替わりでトレーラーを牽引し泣き別れを防止、この時点でも電気ケーブルはチェーンより長いので牽引車側からブレーキの制御が可能です。
運悪くこのチェーンも外れたら緊急ブレーキのスイッチが入ってトレーラーの暴走を止めてくれます。
ま、この場合電気ケーブルのコネクターは引きちぎられることになるでしょうね。

このほかにもヒッチメンバーごと外れた場合を想定して緊急ブレーキのワイヤーはヒッチメンバーではなく車体のどこかに繋ぐようにとの意見もあります。 もっともな意見なんですがもうワイヤーを切ってしまっていたので今のところはヒッチメンバーに接続です。
カプラーが外れるのが一番可能性の高いトラブルでしょうから これでもワイヤーが無い状態に比べればはるかにましでしょう。