船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2016/12/08

トレーラー またしても道草(FF ヒーター)

event_note12月 08, 2016 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
さて引っ張り出した電源ユニット、後ろ側の配線はねじ込み式ワイヤーコネクターが使われていて何処へ行ってるかの表示は全くありません。
おまけに同じ色の電線が沢山束ねてあるので電線を辿るのも一仕事。
とりあえず電源ユニットにはDC12V出力に4つのフューズがあるの各フューズにつながっている機器を調べてみることから始めました。 (写真は1個抜けています、悪しからず)

方法はヒューズを全部抜いて1本づつさしてどれが動くか調べるだけ。
あ、テスターも併用です。

F1:給水ポンプ
F2:冷蔵庫
F3:照明、天井換気扇、レンジフード

ここまで来たら残りはFFヒーターだけ、当然F4と思いますよね。
で、F4にヒューズを差し込んでFFヒーターON--???
あれ、動きません。 吹き出し口のカバーを開けたらスイッチがありましたがこれをON/OFFしてもだめ、温度設定のせいかもと思いサーモスタットをいじっても動きません。
今年の春先にプロパンガスを補充してもらった時にテストしましたがその時はちゃんと動いたんですけどね。
仕方が無いのでクローゼットの底板を開けて配線のチェック。
まず一つ見つかったのがサーモスタットからの電線の先っぽがどこにも繋がっていません。
これは相方のいないねじ込みコネクターがあったのでここから抜けたものと推測。
あ、これが原因だと思いましたが念のため他の電線も観察すると
えー、これなに!と言いたいトラブル発見、
なんと1本の電線が焼けて裸になっています、しかも途中で断線。


こうなるとばらして中を調べるしかありません。
ばらして中を見てみますが焼けてるのは外から続いている1本だけ、しかもこの線シャーシにつながっています。 と言うことは焼けている線はFFヒーターからグランド側への戻りの線です。
線が焼けるにはかなりの大電流が流れなきゃいけませんが+側には焼けた電線はありません? 大電流が流れるケースは+と-のショートがほとんどですがこの場合は+と-両方の電線がやけるはずなんですけどね。

取敢えず12Vが来ているかどうかテスターで電圧チェックしてみたらゼロ?
あれ、F4からではなさそうです。
で、F1のところにフューズを差し込んでみたら12Vの表示、予想に反してこの電源はF1から供給されていました。 FFヒーターが動かなかったので判らなかっただけなんですね。

さて、FFヒーター本体の12V入口に5Aのフューズが内蔵されていましたのできっとこれ飛んでるよねと思って導通チェック、これもまた予想に反して飛んでいませんでした。
どうも+と-のショートで電線が焼けたわけではなさそうです。 通常の運転時は以前測定したデータでは3.3A、電線サイズ的には十分な大きさだし、ますます不可解。

訳が分からないのでとりあえず焼けた線はワニ口クリップ付き電線でジャンパーし、サーモスタットからの外れた電線は相方のいないねじ込みコネクターに接続して運転してみることに。
サーモスタット側のスイッチをONにすると ラッキー、動き始めました、しばらくすると温風も出てきました。 ジャンパー線も熱くなっておらず正常です。
こうなるとなんで焼けちゃったのかはますます疑問です。

ま、原因究明はさておき一応動くようになったのでジャンパ-線を外して焼けた線を大きめの電線に置き換えて再配線、サーモスタットからの電線もしっかり再接続して整線しました。
これで試運転、すべて正常です。

修理は出来たものの なんで焼けちゃったのかは原因不明のまんま。
あくまでも推測ですが、電線が焼けたのとサーモスタットからの電線が外れていたのは同じ原因ではなく、焼けた電線の緑青の付き方からして焼けたのはかなり以前、でもかろうじて切れずに繋がっていたと思われます。
で、クローゼット底板を外したり付けたりしているうちにサーモスタットからの電線に力が加わりコネクターから抜け落ちて動かなくなり、原因調査のため電線を触っている間ににかろうじて繋がっていた焼けた電線の一番細くなった部分が断線。
切れたところをよく見ると撚線の銅が溶けて一塊になっています。
相当温度が上がったとしか思えません。
でもなんで? 今日は眠れそうにありません。

冷蔵庫の取り換えやっていたのにとんだ道草になってしまいました。