船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/05/16

水深計取り付け トランスデューサー(振動子)取り付け完了です。

event_note5月 16, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments

本体まではステアリング前のコンソールボックス(前回使ったけどなんかこの呼び方しっくりしない、操作パネル、操作箱、何と呼ぶのがいいんでしょうね? ドリンクホルダーってのもありますけどこれはちょっとね。)に取り付けが終わりましたがトランスデューサー(超音波振動子)の取り付けと配線が終わっていませんでした。

それでは先ずは信号ケーブルを通さなきゃということから作業開始。 
信号ケーブルはステアリングペデスタルの中を通して操作パネルの本体まで引っ張ることを考えていますが問題はコネクターが通ってくれるかどうか。 いま現在は操作パネルまでの12Vの電線が通っているのでその脇を通せるかどうか試してみますがやはり貫通穴が小さいので通ってくれません。残念!

12V電源線の脇を通すのは無理でも信号線だったら通ってくれそうなので今通っている12V電源線を一旦引っこ抜いてまずトランスデューサーのコネクターを通しその後に12V電源線+信号線を通すことにしました。

どんな形で通線するにしてもコンパスは取り外さないと先に進めません。
コンパスを外して、

このコンパスケースも外し、
既存の12V電源線に再度引き上げるための導線を結わえて、

トランスデューサーコネクターを先頭に12V電源線も引き上げ、

と書くと簡単に行ったようですが実はステアリングペデスタル下の穴が思ったよりも小さくトランスデューサーコネクターが通ってくれませんでした。
仕方が無いのでドリルで穴を拡大してやっと通ってくれました。

穴を拡大したのでもう1本2㎣の電源線が通せるようになったので追加で12Vソケット用の電線も通しておきました。 結果的にステアリングペデスタルの中を12V電源2本+トランスデューサー信号線が通ったことになります。

さて、信号線の通線も終わったのでトランスデューサーの固定です。
この船には古い水深計が取り付けられていましたが取り外してしまいセンサーのみが残っています。 写真中央の船底に立っているやつがそれで場所的にはエンジンルームの後端。

新しいトランスデューサーは出来れば前の方がいいよねと思いつつも簡単にはいかないので「ま、古い奴と似たようなところでいいか」との結論に達していたんですがーー。
ごそごそエンジンルームの中で新しく通した電線の整線をやっていたら船先輩の橋口さんがやって来て「出来るだけ前の方がいいよ」とのアドバイス。
このアドバイスに背中を押されて「ちょっと頑張ってみるか」という気になり久々に床板を外してキャビン下の船底が見える状態にしてみました。


この辺がいいかもとトランスデューサーを置いて見ましたが叩いて見るとこの下は空洞のようでここはダメ、

やはり少し手前の脇の方が良さそうです。
設置場所のテストをしなくっちゃということで先ずはトランスデューサー本体を船の甲板に引っ張り出して舷側から海にポチャり。
水深の確認をしますが水深60mなんて港の中なのにとんでもない表示、はたまた計測不能の表示まで?? え、これって不良品?って思いましたが犯人はトランスデューサーに貼られていた注意書きのシールでした。

このシールを剥がしてもう一度海ポチャしたら正常に動いてくれるようになりました。
こんな薄いシールでも大きな影響を及ぼすことにびっくり。

動作が確認出来たので今度は取り付け場所の確認、ビニール袋の中に水とトランスデューサーを入れてちゃんと水深が表示されるか確認します。
取付説明に従ったんですがこんな方法があるんですね。
取り付け場所は当初予定していた場所に比べて約3mほど前方、時速2ノットほどの速度であれば3秒ほど早く警報を出してくれます。
4ノットであれば1.5秒の差しかないので当初予定の位置に比べて対処できる時間差はほんのわずか。
ま、それでも気分的には前の方が安心できますよね。


この位置で表示を見てみると3.0m、海ポチャに比較して0.3mほど小さな値ですがこの船底は喫水より0.3mほど低いのでこれは正常な値。
よしよし、ここでいいんだということでエポキシ接着剤で貼り付け。硬化するまで動かないようにテープで固定しました。


ちなみに取り付け場所は傾斜角30度以下、ヨットなどの場合キールからは最低でも6インチ(15.3cm)ほど離すように、また接着剤は緩硬化性のエポキシを使えと指示されています。
早くても良さそうなんですが確認手直しの時間を考慮してのことなんでしょうかね。
指示に従っておくことにして90分硬化型のエポキシ接着剤を使いました。

一晩接着剤の硬化を待ってもう一度動作確認、OKとなったところで余った信号線はまとめて整線、床板を元に戻してトランスデューサーの取り付け終了です。
ただ取付終了後の写真は撮りわすれたまま床下に収まってしまいました。 ごめんなさい。
これでいつでも水深を確認しながら航行出来るようになりました。