2本のジブシート(前方の帆を引っ張っているロープのこと)を1個のウインチで引くようにしたいと検討を始めたもののエンジントラブルのおかげで後回しになっていましたがシリンダーヘッド手直しを待ってる間にシートストッパーを取り付ける台座の図面を書いて見ました。
この図面をミキシングエルボーの改造の依頼と一緒に工作所に持って行ってこちらも製作を依頼。 ミキシングエルボーの改造と一緒に出来上がって受け取って来たのがこれ、
形は単純ですが4mm厚みのステンレスを加工するのは自力では無理、やはり餅は餅屋です。この上にシートストッパー(下の写真のレバー付き金具)とフェアリーダー(黒いパーツ)を取り付けるんですがそのためのタップも立ててあります。
早速パーツを乗っけてねじ止めしてみました。
シートストッパーの出口(下写真の左側です)はウインチの巻き取りローラーの高さに合わせています。
フェアリーダーは横に2個は並ばないので少しずらして取り付けです。
左右対称にしたかったので一つのフェアリーダーに対して3個のねじ穴を開けています。
左右別々の図面を書けば無駄なねじ穴は出なかったんですが「ま、いいか」ということでーー。 そのうちに何か役に立つことも有るでしょう。
これ、仮止めで様子を見て問題が無ければ一旦取り外して取付台を白色に塗装するつもりだったんですけどパーツを取り付けてしまうとステンレスの地金が見える面積もたいして大きくないしそのうちに見慣れたら地金のままでも気にならなくなるだろうということで塗装省略で「ま、いいか」にしてしまいました。
この取り付け台を作ったおかげで全部のパーツを直接甲板に取り付けた時に比べて半分の穴数で取り付けれるようになりました。
漏水の危険が半分になるのは大きなメリットです。
一体どう使うのよと思われている方もいらっしゃるでしょうからロープを通した写真を撮ってみました。
実際に船で使っているロープは綺麗なやつですが家にはないので軽トラ用の荷造りロープです。
こんなふうにロープを右から左に通してレバーを下に倒すと左側に引く方向には動きますが逆方向には動かない一方通行のロック状態になり、レバーを真上に立てればロックが解除されてどちらにも自由に動ける状態になります。
フェアリーダーは左右から来るロープの向きを変えてシートストッパーに真っすぐ導入する働きをします。
これで後は船に持って行って取り付けるだけですがこんどは私自身の修理のため身動きが出来ないので暫くお預けです。