船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2018/10/08

SB2 カムシャフト交換でまたしても挫折

event_note10月 08, 2018 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
シリンダーライナーが付いたので次はカムシャフトの取り付け。
まずはタペットから取り付けますがタペットの状態を見てみると排気側のタペットはこんなふうにカムでの摩耗跡がくっきり(上)。 吸気側はそれほどではありません(下)。

整備マニュアルにはカムの接触点はタペットの中心からオフセットされているのでカムが当たることで回転して摩耗は均等になる、摩耗が一カ所に起きているときには新しいものと交換するようにと書かれています。
またこのようなトラブルが発生するのはカムとタペットの接触に問題がある場合なのでカムシャフトもチェックするようにとのこと。
あ~らら、カムシャフトは新しい物を準備していますが この期に及んでまた新しいタペットを買わなきゃいけません。
普通だったら分解するときにチェックをして再組立ての作業に入る前に交換部品を準備するのが常識なんでしょうが、ここでも私の行き当たりばったり計画性のなさが露見してしまいました。 反省!

今日は休日でヤンマーさんも休み、おまけに連休なんで新しいタペットが入るのは先の話になってしまいます。
ここで少し考えて接触面を平らにしてあげれば新しいものとほぼ同じになるだろうと手直しをしてみることにしました。 DIY!
最初は写真のようにオイルストーンでごしごししていましたがなかなか傷が消えません、どうやらかまぼこ型と言うかドーム型というか周辺が先に削れて中央部分が残っているようです。

ここで作戦変更、砥石を使うことにしました。写真は仕上げ砥石ですが荒砥石、中砥石、仕上げ砥石と進めていきました。
結果これは大正解、傷も消えて綺麗になりました。
吸気側もよーく見るとカムの後が見えるのでついでに研磨、両方ともこんなに綺麗になりました。

排気側は一旦ドーム型になってしまったのか周辺部が砥石に当たらずに低い部分がリング状に残ってしまいました。
ま、この部分にはカムは当たらないと思いますので「ま、いいか。」にしてしまいます。

タペットは片付いたので次はカムシャフト、これは新しい物を使うことにして購入済。
まずは古い物を外しにかかります。

ロックナットは固く締まってるだろうとこんなふうにボルトで作業台に固定して最初はモンキーレンチで回しますが緩んでくれず、力を入れたら危うくナットの角をなめてしまうところでした。
本当はモンキーレンチは使いたくかったのですがロックナットが通常の6角形でなく円の両端だけを平行にした特殊な形をしています。 これに合う工具が無かったのでやむを得ず使いました。
今度はモンキーレンチの代わりに小型の万力でロックナットをくわえて鉄の棒を差し込んで回してみましたが 残念、作業台が負けてしまいました。

やれやれ、これ以上にわか仕立ての工具でやるとカムシャフトの部品を壊してしまいそうです。 とりあえず今日のところは諦めて対策を考えることにします。