船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2019/10/22

SB2 エンジンの慣らし運転を兼ねて超久しぶりの出航です

event_note10月 22, 2019 editBy Noriyuki Tomimatsu forum4 comments
エンジンのオーバーホールもエンジンルームの再建も終わったけど係留運転だけでまだ港から出たことがありません。
エンジンの慣らし運転の機会を待っていましたがお天気も良さそうだし嫁さんも予定が無いということで二人で弁当を持って超久々の出航です。
船内整備のため法定備品をすべて降ろしていたのでコンテナにまとめて積み込みました。
大村湾には海上保安庁の船はいないと聞いていましたがそこは法律順守。

出航前に燃料タンクのゲージを確認、1/4ほどしか残っていなかったのでポリタンクから移そうとしましたが中を覗くと燃料の中に何やら黒いコケが剥がれたようなものが沢山浮遊しています。何なんでしょうね?
幸い予備のポリタンクは2個有ってもう一方は綺麗だったのでこちらを使いました。
異物が浮いてる方は家に持ち帰ってコーヒーフィルターでも使って濾してみることにします。

燃料を補充してる間にキャビン内に入った嫁さん「臭~い」だって。
臭いを減らすように一生懸命やってきたんで、「あまり臭わなくなったね」の言葉を期待していたんですが、残念。
油の臭いはかなり減ったんですが残ってる臭いの元は腰かけ下などに設けられた物入からのカビの臭い。
乾燥させりゃ何とかなるかと全て解放していたんですがその臭いがキャビン内に充満していたようです。
換気のため前方のハッチも開け、エンジンを掛けて(はい一発始動でした)、いざ出航。
本当に久々に港から出ます。
 今日はエンジンの様子見ですから帆走の計画は無し、帆も積んでません。
海は凪の状態で機走するには好都合です。
恐る恐るハーフスロットル程度で走りましたがGPSの読みで5.8~6ノット、ま、こんなもんでしょう。

特に目的地が無いので取り敢えず二島近くまで行ってお弁当タイム、走りながらでもいいんですが見張りしながらになるので停船して昼食となりました。
この船、コクピット周りが広いのは良いんですがこんな風に弁当を広げる舷側が遠すぎて寄っかかることが出来ません。
コクピットでのんびりするには背もたれ付きの椅子を準備しなきゃいけないようです。

弁当タイムに周りを見渡してた嫁さんが遠くに灰色の船を見つけて「あの船な~に」との質問、商船とか漁船の形はしていないので近くまで行って見ることにしました。
舟足が遅いのでなかなか近づきませんがだんだんと船の形がはっきりと見えるようになってきました。

大きなキャビンが有って船尾には日の丸の旗、レーダーも何機も有って、警察の船でした。 (10/24追記: 警察ではなく長崎県の漁業監視船だそうです。) 
向こうも船を停めてお昼休みのようです。
あまり近づいて痛くもない腹を探られても困るのでそこそこの距離を保って通り過ぎました。
どうやら大村湾の真ん中を少し過ぎたあたりまで来たようでハウステンボスの塔が見えます。

嫁さんはすることが無くって退屈しているようなのでここで反転、帰路につきました。

帰りはもう少しスロットルを開けて6.2ノット近辺、エンジンの爆発音は順調のようですがガーガーゴーゴーと何処から出ているのか結構大きな音がします。
クラッチ部分からの音かなと思ってクラッチを切ってエンジンを吹かしても同じような音は聞こえないのでプロペラかプロペラシャフトからの音かもしれません。
ガタが有るんでしょうかね?

音の問題は別にしてエンジンは止まることもなく無事帰港、いつもと同じようにお尻から入れようとしましたが風が出てきて思うように操船出来ません。
仕方が無いので頭から突っ込んで槍着けしてしまいました。
乗り降りは不便ですが船を着けるにはこっちがうんと簡単安全です、今後はこうすることにして係船ロープの長さを再調整、この間に嫁さんが消臭スプレーを買ってきてくれました。嫁さんが船内にスプレーしていましたがカビ臭には結構効果が有るようでかなり臭わなくなりました。

これで無事試走も終わり、上架待ちとなりました。
松尾さん、ま~だ~?