コクピット側底板というか中間板というか一番面倒くさいやつの最終仕上げが終わったのでまた船に戻して取り付け。
塗装の時にはまた外さなきゃいけないのですが取り付けないと先に進めないので仕方ありません。
今度はこの板の下にエンジン側側板を受ける桟をねじ止めします。この桟は1x4材から幅3cmで切り出しました。
次にエンジンピットの両脇に1x4材をねじ止めしてエンジン側側板の受け入れ態勢完了です。
側板の高さはピット側を支えるための冶具と同じ高さになっているはずなんですが中間板が水平になっていない可能性もあるので最終的な高さを計測して12mm厚合板を切り出して合わせてみました。(やはりいろいろ誤差が積み重なって高さが2mmほど低くなっていました。)
合わせてみたのがこの写真、中間の板もぴったり合ってなかなかいい感じです。
この板を取り付けてしまえばコクピット側の部材の重量を受けてくれるので桟の接着がはがれたとしても落っこちてこなくなります。
エンジンのメンテナンスの時にはこの板を取り外せばばエンジンの周囲がぐるっとオープンになる算段です。
ただこの板サイズが1600x455mmと少し大きいので取り外した時に置き場所に困るような気もします。
ということで少し面倒ですが2分割にして分割部分には取り外し式の柱を立てることにしました。
使ったのは1x3材、この裏に柱の補強と側板の受けを兼ねて構造用合板(12mm)をねじと接着剤を併用して貼り付けました。
最初は分割部分だけでもいいかなと思いましたが見た目的にも強度的にも船尾側にもあったほうが良さそうだったので手間ですがこちらにも取り付け、ただ船尾側のバルクヘッドと合わせるために鋸と鉋での形状補正が必要でした。
船尾側は将来的に邪魔になることは無いと思いますが中間の柱は邪魔になった時には取り外し再取り付けが簡単に出来るようにするつもりです。
途中の経過を撮っていないのでこの写真を見ると柱がぽんと立ったように見えますが使った手順は、
1、側板を半分に切断
2、半分になった側板を置き1x3材を側板に沿わせて船尾側バルクヘッドの形を木片+鉛筆方式で転写。
3、これを鉋で形を合わせ再び側板に沿わせて1x3材の上下を桟にねじ止め、この時柱の上側を中間板にぴったりと併せます。
4、柱を固定したら補強兼側板受けの板を後ろから接着剤とねじで止め、今度はこの補強板の下側を下の桟に当てて止めます。
これで一旦外した後に次に取り付けるときには上下ともに規制されているのでちゃんとした位置に収まってくれるはず。
5、船尾側の柱が付いたら再び側板を船尾側柱にぴったり当て、今度は側板の前側に1x3材を沿わせて上下を桟にねじ止め
6、補強兼側板受けの板を後ろから接着剤とねじで止め
ということで柱を立てて側板を切るのではなく側板に合わせて柱を立てる手法を取りました。この方が側板と柱の位置関係が正確に定まります。
これで船尾側の側板はこんな感じで収まりました。
う~ん、なかなかいいじゃありませんか。
前半分が残っていますが今までのところは牛歩とはいえ順調です。
明日も雨が来ないことを祈りながら1杯。
雨が来ると青空天井の港木工所は作業出来ませんからね。