オイル警告灯が点く原因の一つには圧力スイッチの故障も挙げられます。
この故障であれば修理は一番簡単なんですけどね。
まずはこいつをチェックしてみようとエンジンから取り外して家に持って帰りました。
どうやってチェックしようかと考えましたが思いついたのがこの方法。
圧力スイッチにホースをつないで反対側には空気入れを接続。
電極にはテスターをつないでスイッチのON/OFFを確認します。
最初にセットした状態では圧力は大気圧の1気圧、この時点ではスイッチはON(導通)状態、つまり警告灯が点灯する状態です。
次に空気入れを押し下げていくと徐々に圧力が高くなっていきます。
圧力スイッチの故障であればONのままのはずなんですがーーー。
ある程度圧力が上がった時点でスイッチがOFF、警告灯消灯の状態になりました。
正確な動作圧力値は判りませんけど どうやらスイッチは正常に働いているようです。
こうなるとやはり油圧系統に異常が有って圧力が上がってないと考えるしかありません。 トホホ!
オイルフィルターの詰まり、オイルポンプの不良、圧力調整チェックバルブの誤動作などが考えられますが一番困るのは圧力調整チェックバルブの異常。
これはクランクケースを割らないと手が届かないんです。船に搭載した状態では不可能。
ヤンマーさんに電話で一番怪しそうな場所を訪ねてみましたが、本来であれば油圧を測ってみるのが一番とのこと、計測器が無いことを話すとフィルターの詰まり、次がポンプの順番(ポンプの故障は少ないそうです)かなとのこと。
相談ついでにパーツの値段を聞いたら圧力スイッチが税別で¥1,100、オイルポンプの内外ローターセットが¥3,800とのこと、オイルフィルターを清掃するときにはどのみちオイルを抜かなきゃいけないので、この際ポンプパーツも交換しておくことにして注文、油圧スイッチも思ったより安かったので念のためと思いこちらも注文してしまいました。
次の作業はパーツが来るまでお預けですが とにかく原因がクランクケースの内部じゃ無いことを祈ってお神酒をいただくことにします。