今年最初のセイリング後にマスト天辺に付いている停泊灯が点かないトラブル発見、スイッチパネルなどを調べましたが結論は球切れ。交換はマストに上るしかありません。
お天気が良くて風が穏やかなときに上ろうと思っていたところ今日は晴れ、朝食を終えて外を眺めてると丘の上の竹が揺れていません。
今がチャンスと嫁さんに手伝いを頼み、6mの長梯子を軽トラに積んで船へ。
前回マスト上のブロック交換も梯子を掛けて上りましたがこの時はスプレッダーの上に立てば手が届きました。 その時の記事は
こちら今回はもっと上に在る停泊灯なのでスプレッダーの上に立ったとしても停泊灯は頭より高い場所になるので手は届いても電球交換までは無理と思われます。
このことは事前検討で分っていたのでスプレッダーの上にセットする足継ぎを作るように計画してたんですが「ま、梯子だけでも何とかなるか」と見切り発車してしまいました。
船の上に梯子を運び上げて梯子をセット、梯子の頭にインナージブハリヤードを結び付けて梯子の頭が逃げないようにしています。
この状態で梯子最上段がスプレッダーを越えるところまで引き上げます。(写真が無い)
さて上る時には腰に椅子結びでロープを巻いて安全帯代わりにし、これにアウタージブハリヤードを結んで梯子無しでもぶら下がれるように準備。
(こちらも写真が無いので以前上った時の写真ですがこんなふうにロープを腰に巻いて上ります。)
嫁さんはこのロープを私が上るのに応じてクリートに巻き付けて安全確保です。
一度上ってみましたが梯子の頭が丸いマストに寄りかかっているので前回スプレッダーに立てかけた時のように安定してくれずくるくる回ってしまいます。
で、一旦降りて足元をロープで固め直し、梯子の頭の位置も少しずらして回りにくくして再度挑戦、今回は上手く上から停泊灯を覗ける位置まで上ることが出来ました。
ただ両足踏ん張れないので片手はマストを掴んでおくしかありません。
すこし不自由ですが停泊灯の蓋を開けて電球交換、念のためここで嫁さんに停泊灯のスイッチを入れてもらって点灯確認、OKになりました。
蓋をねじ止めして一段落、上から嫁さんの写真を撮ってみました。
こんどは下りかかったところを嫁さんが下からスマホでパシャリ。
下りる時には嫁さんがロープを緩めてくれないと下りれません、クリートに巻いたまま少しづつ滑らせてくれて無事下まで下り電球交換完了です。
次回上る時にはスプレッダーの上に固定できる足継ぎを準備して足元を固めて両手が使えるようにしたいですね。
<追記>
ちなみにこれが今回壊れて点かなくなったLED電球。
2016年5月初めて上架した際にマストを倒したんですがその時にいいチャンスとばかりに電球から置き換えたものです。
色温度は4,000°Kと通常の白色LEDよりは低かったものの船検の時に「あれはLEDですね、もとの電球に戻してください」と言われてしまい、「はい、交換します」と言うことでその場は済んでいたんですがいつかは電球に戻さなきゃとず~っと気になっていました。
その意味では今回はいい機会になったわけです。
ただこのLED電球、点灯する機会はいままでほとんどなく使ったのは長与の花火大会で錨泊した時くらい。
点灯時間はたかだか10時間程度で壊れたことになりますが灯具内での温差変化、潮風での塩分などで壊れたんだと思います。
電球、過去のものと馬鹿にしていましたが、半導体、電子部品など環境の影響を受けやすいものに比較してローテクの電球の方が悪環境にも強く信頼性が高いということになるんでしょうね。