やっと終わりに近づいてきたこのYCさんのオーバーホール、気になるのは吸気にエアフィルターが付いていないこと。
ゴキブリでもフナムシでもシリンダーの中に飛び込もうと思えば飛び込める状態です。
折角オーバーホールして綺麗な状態になったところで何かが飛び込んで台無しにしてくれても困るので何とかエアフィルターを取り付けたいところ。
ヤンマーさんと話をしたら吸気管にストッキングを巻き付けている人も居るとのことでしたが もうちょっとまともなものはないかと吸気管のサイズを測って(43mmでした)これに合う後付けエアフィルターを探してみたらこんなものが見つかりました。
付属していた説明書を見ると125cc近辺のバイク用のフィルターのようですがストッキングよりはうんとましでしょう。
真っ直ぐなタイプも有りましたが冷却水ホースと干渉しそうだったので90度エルボー付きを購入。
ただ吸気管の入り口は斜めにカットされているのでこのままでは取り付けが出来ません。
思い切って斜めの部分を切り落としてしまうことにしました。
こうやってわざわざ斜めに切ってあるのには吸気音の低減のような目的が有るんだろうとは思いますがここは無視。
もう一つの問題は吸気管の内部が錆びていること。
当面はこのままでも良さそうですが先々錆が進んでぽろっと落ちた錆の塊がシリンダーに飛び込んでも困るので何とか錆止めをしておきたいところ。ただ管が曲がっているので刷毛がうまく使えません。どうせ切り口の錆止めも必要なんで切った後にかんがえることにしましす。
斜め部分の切り落としは金切鋸で地道に切断、ディスクグラインダーを使おうかとも思いましたが切子が車庫の中に散らばるのと思ったところを正確に切れない可能性もあるので止めにしました。
切り落とした部分のバリをやすりで落とした後に吸気管内部の防錆塗装です。
曲がった部分の内側はスプレーも刷毛も届かないのでどうやろうかと悩みましたがホルツの錆転換剤をしっかり届くところまでたっぷりスプレーして100均で買ったボトル洗いのブラシを突っ込んで塗り伸ばすことにしました。
この作戦うまく行ったみたいで目で見える範囲は黒く変色しています。
残念ながら直接見れない曲がりの内側がちゃんと塗れているかどうかは歯医者が使うような小さな鏡がないと確認できません。
ま、塗れていないとしても錆びる可能性がある面積は錆止め塗装をしなかったときに比べれば大幅に小さくなっているので「ま、いいか」の世界でしょう。
錆止めが硬化したところでエンジン本体に吸気管とエアフィルターを取り付たらこんな格好になりました。
正直言って不格好ですが 私のところに来た時からの懸案事項が一つ片付きました。
ということで、1人で乾杯です。