船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2019/04/21

2019長崎帆船まつり

event_note4月 21, 2019 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
長崎市の春の行事帆船祭りに出かけました。
これまで何度か行きましたが帆を張ったところは見たことが無かったのでセイルドリル(総帆展帆)の見物がお目当てです。
ただこの日は昔の職場仲間との年1回の会食と重なって帆を広げるところは見れませんでしたが帆を広げたところと帆を仕舞うところは見ることが出来ました。
港に着いた時には日本丸と観光丸を除く4隻の帆船が総帆展帆済、やはり帆船は帆を広げると壮観ですね。
観光丸はもともと本格的な帆走は設定されていないようですが、本格的帆船の日本丸と言うのに見えるのは帆桁のみでセイルすら取り付けられていません。いったいどうしたんでしょうね?
ちょっぴり疑問に思いながらも日本丸は船内見学が開催されていたので列に並んで乗船、船内は広い講堂のような所しか見れませんでしたが大きな帆走時に使う舵輪で嫁さんと二人で記念撮影。

この後ロシアの帆船(ナジェジュダ)の近くで帆を畳む作業(畳帆と言うそうです)の開始を待っていました。
しばらくしたら船の上でホイッスルが鳴り若い訓練生が甲板の上に整列して作業が始まりました。
横帆を畳むところから始まりましたが1枚の帆を畳むのに10人近くがロープを引いて巻き上げていきます。

やはり左右均等に巻き上げていくには沢山の人手が要るようです。
この船は3本のマストがありますが3本とも同時に合図に合わせて畳帆していました。
横帆がすべて巻き上げてしまった後は縦帆を下ろしていましたがここでも10人ほどでロープを引っ張っていました。

全ての帆を畳んだ後はロープで縛る作業ですがこれが一番大変そうでジブ1枚に6人ほどかかってまとめていました。

特に高い位置の縦帆は大変そうで訓練生が30分ほどかかってまとめた後でマッチョな教官らしき人が登って行って手直し作業を指示していました。
畳帆は展帆作業の3倍以上の時間が掛かるようです。

畳帆が終わったあとはもう一度船を眺めながら帰りましたが途中で日本丸の人に何故帆を準備していないのか聞いてみました。
帰ってきた答えは昨年マストからの転落事故があってその後帆を張ったりマスト上りは中止しているとのこと。
なんとも日本のお役所的な対処法です、安全対策を見直して再開することは考えれないんでしょうかね。このまま帆船としての運用が終わってしまわないか気に掛かります。
ちなみにロシアの船では全員が安全帯を付けて作業をしていました。
日本丸の総帆展帆が再び見られることを祈るばかりです。

私は見れませんでしたが嫁さんが同じナジェジュダの展帆作業のビデオを撮っていたので参考までにアップしておきます。
ま我が家のSB2はこれほどの労力は必要ありませんけどね、早くエンジンルームを完成させてしまわないと今年も出航できずに終わってしまいそうです。
あすからまた頑張らなきゃ。