船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2016/05/26

SB2 バーチ合板製バウスプリット その3(穴あけ)

event_note5月 26, 2016 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
さてあらかた成形が終わったバーチ合板バウスプリット、今度は取り付け穴の下準備です。
この材料、腐朽に対してはあまり耐性が無いとのことなので防水が重要、 外側をコーティングしていても取り付けボルトの穴も防水しておかないとここから侵入した水でやられてしまいますからね。
対策としてボルト穴とかネジ穴の部分をすべてエポキシで防水処理をしておくことにしました。

作戦はボルト穴、ネジ穴予定部分に大き目の下穴を開け、ここをエポキシで埋めた後に本来の大きさの穴を開ける方法。
通常は木に直接穴加工をした後にエポキシを流して防水処理をしますが今回は穴の長さが長いのでエポキシコートを確実にするためにこの作戦を採用です。 その分面倒くさいですけどね。
まずは下穴の加工。

厚さ90mmの板に何個も垂直に開けるためにドリルガイドを新たに購入して使いました。
これ、なかなかの優れもので今まで苦労していた材料に垂直な穴を簡単に開けることが出来ます。 早く買っておけば良かったと後悔。
で、こんな風に穴ぼこだらけになりました。
 
穴が開いたら今度はエポキシで穴埋め、穴の反対側をテープで塞いでエポキシを流し込みます。
流し込みやすいようにフィラーの量を少なくして結構しゃぶしゃぶのパテを作りましたが木が吸い込むのか一杯に注いでいても時間とともに減ってきますので何回か追加しました。
 一晩硬化を待って、こんど裏返しにして埋め残した反対側に有るネジ穴を処理、これが硬化した後に穴の周囲にはみ出した分は鉋で綺麗に整えました。

次は本体のエポキシコートです。

<追伸> 鉋の手直し
  
はみ出したエポキシに鉋がけをしようとしたときにうまく削れないので鉋自体の手入れをしました。
一番使う中央部が凹んでいるので修正の為平らな台の上にサンドペーパーを広げ鉋本体をごしごし、窪みが無くなるまで頑張ります。
言うまでもないですが歯は取り外してないとダメですよ。
#40、#80、#240とペーパーを代えてせっせとごしごし。
やった甲斐があってちゃんと削れて使いやすくなりました。