スターマインのように盛大に打ち上げが行われた後シーンとなったのでこれで終わりかなと思いましたが周囲の船は動く気配が有りません。キャビンに入って嫁さんとすごかったねなんて話をしてゆっくりしていたら再びド~ンと大きな音、あら、まだ続きがあるようです。
慌てて再び外に出て見物、2部構成のようで先ほどと同じく花火を紹介しながらの大玉1発づつの打ち上げから始まり連続打ち上げ、これは先ほどよりも規模が大きくなって多いときには5か所から打ち上げられていました。
最後のフィナーレはこれでもかという数の花火が打ち上げられて視界一杯花火花火、凄いの一言です。 超満足。
翌朝はいつもより早く寝たのと前夜しっかり飲んだ水分に起こされていつもより早い目覚めです。 嫁さんが準備していた朝食を済まして外に出て見てびっくり、デッキの上は花火の屑がいっぱい、長与の花火大会と違ってこんどは距離があったので大丈夫だろうと思っていたんですが予想外でした。 やれやれ帰ったらデッキ掃除です。
帰途に就くために錨を上げたのは8時を少し回った頃。
錨を上げる時に今回は立ち位置と引き上げ方向を変えてみました。
今までは船体デッキ側からアンカーロープを引いていましたが今日はバウスプリットの上に立って引き上げてみます。 手作りのパルピットに取り付けたアンカーローラーが上手く働いてくれてこれでもさほど苦労なくロープを引くことが出来ます。
この方法の良い所は引き上げたアンカーロープをそのままバウスプリット下の安全ネットに収納してしまえるところです。これだったら濡れたロープからの水も下に落ちてくれます。
アンカーチェーンも突っ込んでしまいました。
安全のために張ったネットですがいろいろ活躍してくれます。
アンカーロープの収納が上手くいって気を良くしたところでエンジンを掛けて出発しようとしますがピーという警報音が響いて油圧警告灯が消えてくれません。 オイルフィルターのレバーは毎回ぐるぐる回したあとにエンジン起動を行っているんですけどね。
回し方が足りなかったのかしらとこれでもかとしっかり回して再起動、こんどはちゃんと油圧警告灯が消えてくれました。
今日は風具合が良ければ帆走で帰るつもりだったんですが生憎午後3時頃からは強風の予報。帆走だと午前中に帰り着くのは無理なのでとっとと機走で帰ります。
HTを後にした直後はさほど波も立ってませんでしたが中間地点の琵琶の首を過ぎたあたりから5ノットで走っていても後ろからの風を感じるようになってきました。3m/sくらいの風なんでしょうね。
順調にエンジンも回ってくれて11時過ぎに帰港、スロットルを戻すとこのYCエンジンの悪癖でアイドリング回転数が低くなってしまいピヨピヨピヨピヨと警報音が鳴り響きます。
ピヨピヨピヨピヨと言うのはエンストはしないまでも油圧警告灯が点滅するからなんです。
低回転ではやっとオイルが回ってるってことになるんでしょうね。
ピヨピヨ言いながらも無事接岸、荷物だけまとめていったん帰宅して昼食後に出直すことになりました。 嫁さんの花火見物クルージングはこれで終了です。
私にはまだ続きがあって家でお昼を済ませちょっとだけゆっくりした後には再び船へ、デッキ洗いのためゴム長持参です。
帰りの風でデッキ上の花火の屑はかなり少なくなってはいましたがまだ結構残っています。
デッキもこの花火の屑に限らずばい煙やら苔などで汚れていたのでこれを機に綺麗にすることにして海水を流しながらデッキブラシでごしごし、頑張った甲斐があって前から後ろまでデッキが綺麗になりましたがとっても疲れました。
デッキ掃除を始めたくらいには風が強くなってきて終わる頃には強風、早めに帰って来て良かったです。
デッキ掃除に続いてキャビンの中も片づけを終わり、ちょっと気になっていたエンジンのご機嫌伺い、エンジンを掛けてみますが油圧警告灯が消えてくれません。
オイルフィルターのレバーをこれでどうだと思えるくらい何度も回してみましたがやはり結果は同じ、やれやれまた何らかの対策が必要なようです。
油圧に関しては今日は何もできないのでここで諦め宿題となりました。
油圧の宿題が残ってしまいましたが花火大会に関してはしっかり満足、3年目の正直となりました。