船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2020/01/30

SB2 またしても岸壁にぶつけてしまいました

event_note1月 30, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
2か月ちょっとぶりに港に戻りました。
今日は少し風が強そうで先延ばしにしようかとも思いましたがそうなると2月になっちゃうし風向きは追い風だから「ま、いいか」でボートステーションを後にしました。
帰り道ではエンジンがちゃんと動いてくれますようにとお祈りしながらの航海です。
一応試運転はしたんですがエンジンに何か異常があった時にすぐに発見できるようにエンジンルームは解放しておきました。 
何事も無きゃいいのにと思っているところに何やら焦げたような臭い。
エンジンルームで臭いのもとを確認したら排気エルボーと排気管の接続部に使ったシール材が焦げて煙が出ていました。 
モリワキのME30なるシリコンガスケットで耐熱温度は600℃となってたんですけどね。
溶剤が焦げてしまったのかもしれませんが暫く走っているうちに収まってくれました。やれやれ。

ハーフスロットルくらいで走りましたがやはり単気筒エンジン、振動は大きいし、おまけにプロペラシャフトを支えているベアリングというかカラーというかにガタが大きいのか結構ゴーゴーと音がします。 2GMがうらやましい。
この音をききながら長い航海はうっとうしいよねなんて思いながら走っていたらガガガーと今まで聞いたことがない大きな音と振動。
え、何、何、プロペラの異常、それともエンジン?と慌ててエンジンストップして船内へ、もう一度エンジンを掛けましたがエンジンには特に異常は無さそうです。
クラッチを前進に入れても変な音もせずに走り出しました。 ???
なにか漂流物がプロペラに噛んだのかもしれませんね。

その後は順調に走って港に帰着、ちょっと風と波が強くって接岸には気を遣います。
今日は横からの風が強いのでお尻からの着岸は諦め、頭から突っ込むことにします。
ここで頭によぎるのが以前の失敗、岸壁にゴッツンコしましたからね。
今度はその轍は踏まないぞと慎重に操船、まずは着岸地点の少し手前で後進に入れて停船、その後スロー前進で桟橋方向に進めます、風で横に流れるのでちょっとだけ回転を上げて前進、頭がブイの中に入ったところで後進に切り替え、なんと、ここでまたしてもエンスト。
ボートフックで対処する間もなく岸壁にドンとぶつかって止まりました。「あちゃー、またやってしまった」です。


前回の分をやっときちんと補修したと思ってる矢先にこのトラブル少し、落ち込んでしまいました。
で、これがぶつかった部分の写真、前回よりは軽傷で傷は深くなさそうです。

岸壁側にもぶつかった跡が有りますがコンクリートが剥がれています。
きっとこの割れが衝撃を少しは吸収してくれたんでしょうね。

それにしてもこのエンジンには泣かされっぱなしです。
ちゃんとアイドリングの調整もして前進後進の切り替えのテストも何度もやってたのに肝心かなめのところでエンストとはーー、トホホ。😢

桟橋側に万が一に備えて発泡スチロールの大きなフェンダーを置いていたんですが運が悪いことに横にずれてしまいました。
こうなったらもっと幅の広い緩衝材を準備しなきゃいけないみたいですが左右にロープを渡しておいて航空母艦に着艦する飛行機みたいにロープで止めるなんて方法はどうでしょうか?
それよりも舳先の波切部分に緩衝材を付けるほうが良いんでしょうが 波切に問題が出なくって、格好悪くない、しかも衝撃は十分吸収できる、って方法知ってる方いたらコメント書き込みお願いします。

ま、すんでしまったことは悔やんでいても仕方がないので早いうちにパテ当てして修理することにして今日の所はこのままとします。
でも、今日は1杯では済まなさそうです。 あ~。






2020/01/25

SB2 ビルジポンプ慌てて取り付けました。

event_note1月 25, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ビルジ溜まりの掃除までで終わっていたビルジポンプ、港に戻ってから続きをやろうと思っていましたが思いがけないエンジントラブルでボートステーションに戻ってしまいました。
エンジンの修理は終わりましたがお天気が悪くって港まで回航する気になれません。
エンジントラブルのおかげで大量のビルジが溜まってしまったんで早く排出したいのも有り「雨でもポンプ取り付けは出来るよね」ということでポンプの取り付けをしておくことにしました。
本当はフロートスイッチ、ダッシュボードスイッチなども含めてきちんと配線したかったのですが取り敢えず配線で済ませることにしました。

ポンプをどこに付けようかちょっと悩みましたが腐って底が抜けたバッテリーボックスの中に取り付けることにしました。(バッテリーはキャビン側に置くことにしています。)
排水側の配管ですがビルジポンプセットに付属していたスルハルは今まで付いていたスルハルの穴には小さすぎるので古いものをそのまま使います。
こちらはホース径25mm用、ポンプからのホースは15mmなので異径ジョイントを使って接続しました。
スルハルが取り付けられているロッカーからポンプまではロッカー床板の隙間経由で以前の排気管が通っていた穴を通して引っ張ってきました。

結果的に一番近い吸水側はホースの先にストレーナーをくっ付けて深いビルジ溜まりのなかにドボン、本当は固定しろと指示されていますが手も届かないのでそれは無理。
ただ嬉しいことにストレーナーには重りが入れられているので放り込んだだけでも底から浮くことはなさそうです。

セットに付属していたホースは排水側が長くって使いきっちゃたのでホームセンターで新たに買ってきました。
給水側ホースを取り付ける前にコップでポンプに呼び水を垂らしておきました。

配線は付属の電線を直接バッテリーに接続し、押しボタンスイッチは取り敢えず床に転がしたままで終了です。
ちゃんとした配線は港に戻ってからにします。

これで排水の準備は整ったんですが気になっていたのがセットに付属していたスルハルの開口の大きさと今まで付いていたスルハルの開口の差。
ビルジ用と同じ予備のスルハルと比べてみるとこんなに違います。
左が予備、右がセット付属のスルハルです。
なんで小さいのかなと考えてみると単純に15mmのホースに合わせたから小さいだけと考えれないことも無いんですが汚れたビルジをなるべく遠くに飛ばして船体にだらだらと流れるのを避けたかったのかもしれません。
確かに開口がこれだけ大きいと流速が落ちて飛ばずに船体を伝って流れそうです。
で、何か開口を小さくするのに良いものはないかと物色してホースと一緒にこんなものを買いました。
これホースジョイントなんですがちょっと削ればスルハルの奥の穴に入ってくれそうです。
やすりを使って少しづつ削り、サイズを合わせて押し込んでしまいました。

これで排水準備完了、スイッチを押すとジュジュジューといった感じで排水が始まりました。 
で急いで外に出て水の出方をチェック、作戦成功しっかり遠くまで飛んでくれてます。
それでも最後はジョロジョロといった感じになりますがこの分の水量はほんの少しでした。
これで取り敢えずのビルジ排水は上手く行きました。

スイッチを押して排水が始まるとポンプの負圧スイッチが負圧を検出してONになりスイッチから手を放しても勝手に回り続けくれるし、水が無くなれば空気を吸い込んで負圧が無くなるので自分でスイッチが切れてくれます。
「あら便利!」安物じゃなく日立にしていて良かった。と思った瞬間でした。

手動式ポンプから電動に変わったのでこの古いヨットも一つ近代化が出来ました。
電気配線が取り敢えずなのでダッシュボードへのスイッチ取り付けとかフロートスイッチの配線とかをやれば完璧になります。









2020/01/24

SB2 排気エルボー再取り付け

event_note1月 24, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
多分私の説明は分かり辛いと思うのでパーツリストを付けておきます。

排気エルボー、何で外れちゃったんだろうと考えてみましたが

1、一番怪しいのはボルトの締め付け不足。
一般的なM8の締め付けトルクで締めたつもりなんですがトルクレンチを使わなかったのでこれが弱かったのかも?

2、次はミキシングエルボーの位置を高くしたために長ニップルなどの重量が増えたのと1番重いミキシングエルボーがねじ締結部分から遠くなってしまい振動などによる荷重が増えて一般的なM8の締め付けトルクでは足りなくなったということ。

単に締め付けが弱かっただけということであればしっかり締め付ければ済む話なんですが2番目の原因も可能性がないわけではありません。
もしネジに掛かる重量が過大ということであれば 長ニップルを外してミキシングエルボーの位置を低くするか それにも耐えられる強い力で締め付けるしかありません。
折角排気系をいろいろ考えて今の構成にしてるのでこれは避けたいところ。
そうなると締め付けを強化するしかありませんがこのエンジンを私の前に整備した人が取り付けねじを一般的なステンレス製に換えていてこれを使う限りあまり強くは締め付けられないようです。

で、しっかり締め付けるにはやはり鉄のねじだよねということでヤンマー純正の取り付けねじを使ってみようとパーツリストを見ると使われているねじは30、35、70mmの3種類。 ヤンマーさんに在庫と価格を問い合わせましたが在庫は有るけどどれも10本単位での販売とのこと、価格は30mmが80円、35mmが100円、70mmが180円+消費税と10本単位で買うと結構な値段になります。(70mmは在庫は日本全国で最後の10本だけだそうです。)
ということでヤンマー純正のねじは諦め汎用の物を買うことにしました。

強く締め付けるならハイテンションボルトだよねということで少し調べてみましたがいろんな強度分類があって10.9と表記されているものは100kg/㎟の耐力があってM8ボルトの締め付けトルクは31N.mと有ります。一般ネジが8N.mと記載されていましたのでこれに比べて4倍近いトルクで締め付けることが出来ます。
ネットで強度区分10.9のハイテンションボルトを物色しましたがばら売りでも最小注文数があって1本だけの注文は出来ませんでした。
結局買ったのは35mmx7本と75mmx4本、それでもヤンマー純正に比べて1/3ほどで買うことが出来ました。
70mmを買わなかったの欲しいメッキ仕様のものが無く納期も長かったからです。
ま、長い分は切ればいいことですからね。

純正より5mm長いボルトを買ってしまったのでこのまま使えるのかボルト穴の深さと排気エルボーのフランジそれとガスケットの厚みを測ってみました。
(あ、ガスケットは新しいものを予備用も含めて2個買いました)
ボルト穴の深さは3カ所すべて15mm、フランジは厚い部分は55mm、薄い部分は2カ所とも15mm、あれ?パーツリストでは30mmと35mmの2種を使うことになってるんですが長さを変えてる理由が見当たりません。
それどころかガスケットの厚みは2.5mmほど、スプリングワッシャーの厚みは2mmなのでこれを合計すると2+15+2.5=19.5mmでねじ穴深さ15mmでは35mmのボルトだと0.5mm長すぎて奥に突き当たってしっかり締めつけが出来ないことになってしまいます。
私はヤンマーさんの単純なミスと思うんですがーー、ヤンマーさんに問い合わせても今となっては理由を知ってる人なんていないでしょうね。
同じように75mmの物も0.5mmながすぎることになるのでワッシャーを1枚入れることにしました。ワッシャーの厚みが1.6mmあるので1mmの余裕が出来たことになります。
(自分で読み返してみても長いですね、たかがボルト3本のため面倒くさい説明でごめんなさい。)

パーツもそろって再取り付けでがその前にミキシングエルボーにつながっているホースを外してウォターロック1杯+接続ホースの喉元まで溜まってる水を抜いておきました。
排気エルボーが外れてしまうと排気圧が掛からないので排気管に押し出せず目一杯溜まってしまうんですよね。
で、入り切れない水は溢れてビルジ溜まりに流れ込むことになってしまいます。

ボルトにスプリングワッシャーとワッシャーをセットして今回はトルクレンチを使って30N.mでしっかり締め付けておきました。
これで一応修理は終わりましたがまた外れた時のためボルト類とガスケットは船に常備しておくことにします。

それにしても今回のトラブル、ボートステーションを後にしてすぐに壊れたのは不幸中の幸いでした。 もっと遠いところで壊れていたら118番の御世話になるはめになってたかもしれません。
で、そんなことにならなくてよかったよかったで1杯。












2020/01/22

胡蝶蘭が咲きました

event_note1月 22, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ここ2年我が家で花を咲かせてくれなかった胡蝶蘭が今年は咲いてくれました。

先ず最初に咲いてくれたのは一番大柄な胡蝶蘭、品種名は知りませんがおととしの秋頃に植木屋さんで花が終わったものを一株500円で買ったものです。
窓ガラスに向かって花芽が伸びてぶつかりそうになるので鉢を回していたらこんな風にとぐろを巻いたような形になりました。
つぎはちょっと小柄な胡蝶蘭、去年の2月初めに新築祝いに妹夫婦が送ってくれたものです。
花が終わった後植えなおしをしていたものが元気に花をつけてくれました。
最後に咲いたのが2015年にも紹介した蘭の花、
2017年の春までは毎年咲いてくれてたんですがこの年の10月から家建て替えのために仮住まい、断熱が悪くて冬の寒さが堪えたのか2018春には咲いてくれませんでした。
はたまた6月の旅行時に梅雨の雨に期待して外に出して置いてたんですがこの時の強い日差しで痛めつけられて旅行から帰った時には瀕死の状態。
何とか持ち直してくれましたが翌2019の春も花はありませんでした。

今年になってやっと体調が戻ったのか2株の内1株が花芽を伸ばして花をつけてくれました。この2年間苦労かけてごめんなさいと言いたくなります。
やはり胡蝶蘭は気温が安定した室内じゃないと花をつけてくれないようです。

この3つの鉢は少しずつ開花時期がずれているので長く楽しませてくれそうです。
これからご機嫌を損なわないように温度管理に気を付けないといけませんね。

どの鉢も針金で形の補正はしていませんが花屋さんにあるような整列した蘭の花より自然な形で私はこの方が好きです。




2020/01/20

SB2 船を下ろしたとたんにエンジントラブルでミニ漂流

event_note1月 20, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
やっと今日は船を下ろしました、でも思わぬトラブルが待っていました。

2020/01/19

SB2 船首補修、余分なことしなくてもよかったのかも?

event_note1月 19, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
頑張って塗装を落とした船首内側、ガラスマットを貼ることにしたのでもう少しペンキを落とす幅を広げておきます。
広げる部分はディスクグラインダーが使えるので5分ほどでこの作業は終了。
次はガラスマットを3層ほど貼り付けるのですがこれは貼り付ける場所にガラスマットを置いて樹脂を塗るのではなく予め他の場所で1層ずつ樹脂を塗り重ねて3層に重ねてしまったものを船に持ち込んでペタっと貼り付け、後は鉄ローラーでエア抜きをして完了です。
これは教わらなければ狭い場所で1枚1枚ガラスマットを置いては樹脂を塗るってなことを3度繰り返していたんでしょうね。

これは外側を削った後に撮ったんで裏側のペンキを落としたところが透けて見えます。
中央の少し色が濃くなった部分がぶつけた部分でしょう。

内側に3層のFRP処理が出来たのでこれだけでも十分かもしれませんが外側のパテ当て部分ももう少しきちんとやり直しておくことにしました。
なにせ、ゴッツンコの修理をしたのは明日から旅行という日でかなり慌ててやったのでちゃんとやれていたのか自信がありません。

パテ当てした部分をディスクグラインダーで落としていきます。
パテの接触面積を広くしておこうと少し広めに削っていきますがここで思わぬものが飛び出してきました。
ぶつけてもいない部分にガラスマットの層間がきちんとついていない部分が出てきちゃったんです。
これはどう見てもゴッツンコとは無関係な場所。
松尾さん「これ素人仕事だね、ちゃんと空気を抜いて無いよ、せっかくだからもう少し広く削ってガラスを巻いといたら、それほど時間は掛からないし」とのアドバイス。
まそれもそうだとさらに広い範囲をディスクグラインダーで削っていくともっと酷い光景が、右舷側にはマットの隙間にはパテとか船底塗料が見受けられるし、
 
左舷側もマットの層間がちゃんとくっ付いてなくて隙間がずーっと続いています。

これはなんか変ということで松尾さんに見てもらったらこれは作り方が悪いと言いながらグラインダーでガーッともっと広い範囲を削ってしまいました。
私は遠慮しながら削ってたんですが松尾さんこの出来の悪さが気に入らなかったようで即要補修と判断したようです。
松尾さんが削ったところを写真に撮ろうと思ってたら雨、塗れたら大変ということでカバーを掛けておきました。
で、これがカバーを掛けた写真。

松尾さんによると普通であれば船首部分は左右からのガラスマットを互い違いに重ねていくのに対しこれは左右別々に重ねたあと内側から別のマットを当てて繋いであるとのこと。
もし左右別々に積層して繋ぐとしても先に船首部分を積層してその内側に左右を積層するほうが剥離の心配もなく強度も高いとのこと。
分かり辛い説明なので絵にするとこんな感じです。
え、絵が汚いから余計分かり辛いって、すみません。

外側のFRP処理は自分では自信が無いので松尾さんにお願いしてしまいました。
ガラスマットを4層貼り付け、
 樹脂が硬化したところでデスクグラインダーで形を整えてゲルコート塗布。
ゲルコートが硬化したら船底塗料を塗って船首の手直し完成です。
(完成写真を撮り忘れてしまいました。)
作業を始める前は「船首部分にパッチを当てたような部分が出来たらみっともないよね」とFRPでの補強をためらってたんですが松尾さんがうまく処理をしてくれたので修理跡はほとんど目立たなくなりました。
こんな風にだんだん薄くなるようにガラスマットを貼り付けて最後にディスクグラインダーで一番外側のつなぎ目を均してあります。

考えてみれば内側にクラックが無いことを確認した時点で「ま、いいか」にしておけば「知らぬが仏」ながらも問題は発生せずにこの作業は必要なかったのかもしれませんね。

ま、結果的にはガラスマット間の接着不十分な部分もしっかりカバーできたし、船首水切り部分には内外合わせて7層ものガラスマットが追加になってかなり強度アップができたはず、もう一度ゴッツンコしても穴は開かないでしょう。
ということでこの作業は「やってて良かった」とします。
なんと言っても安心安全が一番ですからね。

これでやっと船を下ろせるようになりました。
明日の天気良いことを祈ってお酒を頂きます。








2020/01/17

SB2 船首ゴッツンコ後遺症発見 トホホです

event_note1月 17, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ステアリングペデスタルのポリエステル樹脂塗装も終わり船を下ろす準備をしてるさ中にこんなものを発見。

この写真だけではどこの写真だか分かり辛いでしょうが船首部分を内側から撮ったものです。もう少し拡大したものがこれ。

白い筋が見えますがなんとなく楕円形。白い筋は海水が浸み込んで水分だけ蒸発した塩のように見えます。位置的にもぶつけたところの真後ろのようです。
ひょっとしたら3年前に船首を岸壁にぶっつけた時の後遺症かも。(その時の記事はこちら
でも指でちょっと払ってみるとその下にひび割れの様なものは見えないので白い筋の様なものはバウスプリットを取り付ける前に甲板にサンドペーパーを掛けた時にボルト穴から落ちた白い粉かもしれません。

傷の有無を確認するには表面に塗られているペイントを落とすしかないということでペンキ落としに取り掛かりましたが狭いとこなのでディスクグラインダーもモーター部分のおでこがぶつかって入ってくれません。結局頼れるのは自分の手だけ。

船首の狭いとこなので体は入らないし腹這いになって上半身を突っ込んで#40のサンドペーパーを手に持ってゴシゴシ。
もっと簡単に落ちると思ってたんですがさにあらず、ここまで落とすのに3時間以上かかってしまいました。
こうやって見てみると海水が浸み込みそうなクラックは見当たりません。最初に見つけた楕円に見える白い筋は上から落ちた粉が偶然楕円形に見えるように引っ掛かっただけかもしれません。
ただ他に比べて白っぽく見える部分が有ります。
写真ではちょっと周りとの差が判りずらいですが肉眼ではもっと良く分かります。
予想してたような楕円形ではなく丸い形ですがここが岸壁にぶっつけた時にぐしゃっと潰れてしまった部分に違いありません。

ま、クラックは無いのでここから海水が船内に浸み込むことは無さそうですがせっかく頑張ってFRPの樹脂面を出したのでここは追加でガラス繊維を貼り付けて補強しておいた方が良さそうです。
この時点で日も落ちてしまったので今日はここまで、残りの作業は明日やるしかありません。

とにかく今日は疲れました、肩は痛いし、腕はパンパン、サンドペーパーを押さえつけた人差し指の爪も痛いし散々です。
頑張った自分にお疲れ様の1杯、すぐに酔いが回りそうです。





SB2 ステアリングペデスタル台板

event_note1月 17, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
SB2の舵輪を支えてる部分、何て呼べばいいんでしょうね?
舵輪塔、ラットマスト、ラットポスト、ラットタワー、??船関連の名称に疎いので呼び名が浮かびません。
調べてみたら英語では「Steering Wheel Pedestal」と呼ばれるそうです。
和訳してみたら「ハンドル台」と出て来ましたが、なんとなく直訳すぎて馴染みづらい感じです。
もうちょっと調べたら「ステアリングペデスタル」って片仮名での呼び方が青木ヨットのページで出て来ました。どうやらこれが日本での一般的な呼び名なんでしょうね。

以前からどうにかしなきゃと気になっていたのがこのステアリングペデスタルの下に使ってある台板、風化と白化が進んでかなり浸食されています。
(以前から気になってたーーーの表現が多いんですが 何せ古い船なんであちこちボロボロ、気になる部分のてんこ盛りなんです。)
ベース部分とか止めねじの部分など紫外線と雨が当たらない部分は風化を免れて他より高くなっています。

朽ち果ててしまうんじゃないかと何とか手を入れようと思ってたんですが本格的に手入れをしようとするとステアリングペデスタルを取り外さなきゃいけないし、そうなるとラダーに繋がっているワイヤーなども外す羽目になってとっても大変です。
きっとそこまでやるんだったらコクピットを広く使うためにティラーに戻してしまうことになりそうです。
で、本格的な完治治療は諦めて現状維持の延命治療を施すことにしました。

いつものことでまたしても前置きが長くなってしまいましたがやることは至って簡単、ベースの板をFRPに使うポリエステル樹脂でコーティングしてしまうだけです。
本当はガラスマットも使ってFRPにしてしまうのが良いのでしょうがコートする部分の形状が複雑なんで樹脂だけにします。
ま、樹脂だけでもペイントに比べれば膜厚は格段に大きいので少しは延命の役に立ってくれるでしょう。

少しお天気が続いて木材が乾燥したところを見計らって先ずはサンドペーパーでゴシゴシしなきゃいけないんですが、ここで邪魔になるのがボロボロになったシリコンシーラントとか中途半端に残った過去のニス。
ワイヤーブラシ、鑿、はたまた彫刻刀などを総動員して落とします。
特にシリコンシーラントは滑り止めのための細かい凸凹に入り込んで簡単には取れてくれないので三つ目錐を使って地道に除去、時間が掛かりました。

これでやっとサンドペーパーを掛けることが出来ました。
新しい木地が出たところで防水塗料を塗って将来の水の浸み込みを防止。
これを塗っただけでかなり綺麗になったんでこの上にニスを塗ったら木目も見えて良いんじゃないかとの気持ちにもなります。
ただ耐久性はポリエステル樹脂の方が有りそうなのでこれは却下。
余勢をかってウインチの下に使ってある木製の台も同じように防水塗装まで済ませました。

ここんとこお天気はすっきりしないし夜露も怖いので木材を濡らさないようにデッキにタープを張りましたがちょっと見ると香港に浮かんでた水上生活者のジャンクの風情になってしまいました。
後は樹脂を塗るだけなんですが使う量がほんの少しなんでこれだけのために混合するのはもったいないということで 明日松尾さんが他の船の修理のために混合した時にちょこっと分けてもらうことにしてこの日は終了です。
雨除け露除けがあると安心して船を後に出来ます。

さて翌日、硬化剤を混合したポリエステル樹脂を分けてもらって塗布、刷毛で塗りました。
硬化の状況を確認しながら流れないくらいに硬化したとこれでマスキングテープを剥がします。完全に硬化してしまったらマスキングテープが剥がせなくなるので要注意です。

完全硬化まではまだ時間が有りますがこれが出来上がり、このまま透明のままでも良さそうだし、この上にペイントを施せば完璧でしょう。
ペイント完全硬化を待ってからということで後回しにします。
(あら、マスキングを剥がした後の写真が有りません。取り敢えず剥がす前の写真で代用します。塗装部の見た目はほとんど一緒ですから悪しからず。)
これで「以前から気になっていたーーーの項目が一つ減りました。
気分がすっきりしたところで今日も1杯。




2020/01/08

SB2 ビルジポンプ ビルジ溜まりのどぶ掃除だけで終わってしまいました。

event_note1月 08, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
この記事、数日前に書いて出先でアップするつもりが出先はblogger.comが嫌いらしく自分のサイトにもアクセスできずじまい。やっとアップできたのは出先から戻ってから。
で、ちょっと時差が有ります。
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正月松の内もとっくに過ぎたというのにまだ船は船台に乗ったまま。
昨年末には一応船底塗装も終わり何時でも船は下ろせるようになっていたんですがお天気の都合と年末年始の行事などで下ろせずに年を越してしまいました。
正月開けたらお天気と嫁さんの都合がいい日に下ろそうと思っていたんですがお天気が協力的ではなく松の内も過ぎてしまいました。
ただ何もせずに陸の上に置いておくのももったいないので何かお天気が悪い時でも出来ることがないかと思いビルジポンプを交換することにしました。

今付いているのは手動のプランジャー式のポンプ、以前使った時にはちゃんと働いてくれたんですが最近はポンプを動かしてもスカスカで吸い上げる気配がありません。
きっとプランジャのゴムがダメになったんだろうということでこの際だから電動ポンプに交換することにしました。
買ったのは日立のビルジポンプセット、
ネットで調べると外国製の安いポンプも沢山あるので食指が動きましたがよくよく調べてみると本体のモーター部分などは防水が施されておらずこの部分が水に浸かると壊れてしまうことが判りました、で、これはパス。
水深でいったら5cmほどなんで何かあったらすぐに水没してしまいそうですからね。
日立のポンプはモーター部分は別置きでホースだけ水の中に突っ込む形になっているので安心です。

雨が降ったら船内でポンプの取り付けをやるつもりで出かけたんですがラッキーなことにお天道様が顔を出してくれたのでこれ幸いと先に古いビルジポンプを取り外してしまうことにしました。
ポンプはねじを緩めると簡単に外れましたが手間なのは残ったねじ穴の処理、コクピットからロッカーに通じているのでこのままでは雨が漏ってしまいます。
お天気が良いうちに穴を塞いでしまうことにします。
手っ取り早いのはシリコンで塞いでしまう方法ですが見栄えが良くないのでちゃんとパテで埋めて塗装をすることにしました。
パテはホルツのグラスファイバー入りが手元にあったのでこれを使用しますがねじ穴には防水のためシリコンが塗られていますんでそのままではくっついてくれません。
ねじ穴より少し大きいドリルで穴を広げて新しいFRP面を出しさらに座繰りをいれてパテとの接触面積を大きくしておきました。
パテを穴に押し込んで平らに均しますがグラスファイバーが入ってるのでなかなか思うようには収まってくれません。
で、盛大にはみ出してしまいましたがサンドペーパーで均すのでそこはドンマイです。
パテの硬化を待つ間にホースを取っ払ってしまうことにしますがロッカー側から引いても頑として動いてくれません。
じゃ、エンジンルームからと狭いところに潜り込んで動かそうとしますがこれもダメ、ホースが石のように固くなっていて動きません。
仕方が無いのでえいコノヤローと鋸で切ってしまい やっと外すことが出来ました。
ホースを取り外してみて判ったんですがビルジ溜まり部分へは25mmのホースの先に19mmくらいの細いホースを繋いで突っ込んであってこのつなぎ目部分はすかすか。
取り外したポンプの吸い込み口を手で押さえてテストしてみるとちゃんと吸い込むのでポンプは問題なくこのホースの継ぎ目から空気を吸って水が上がらなかったようです。
最初はテープか何かが巻かれていたと思いますがちゃんと異径コネクターで接続してて欲しかったですね。手抜きはダメですよ稲毛造船さん。(もう潰れて会社はありませんけど)

ホースと格闘してるうちにパテも固まったのでサンドペーパーで平らに均します。
ね、綺麗になったでしょ。
今日は塗装は日暮れも近くて無理なので先延ばしてにしました。

ホースを取り外したのでビルジ溜まりの船尾側が良く見えるようになり覗いてみると泥の様なものが堆積していてその上にフェアリーダー取り付け時に私が落としたナットとワッシャーも転がっています。
いい機会だからと少し掃除をしておくことにしましたが手は入らないし苦労しました。
ここでもダガーボードケース内を掃除した時に作った特製スクレイパーが役に立ちました。
これで船尾の方の汚れを前に搔き出して最後は手を突っ込んですくい上げました。
とにかくどろどろでどぶ掃除と同じ、いやもっと大変です。
手もドロドロでカメラを触る気にもならずこの間の写真は有りません。
一度水を流し込んで灯油ポンプで吸い上げて最後は雑巾で残った水を吸い込ませてやっと底が見えるようになりました。
完璧とはお世辞にも言えませんが少しは綺麗になりました。
これでどぶ臭い臭いが消えてくれればありがたいんですが。

どぶ掃除をしていて思ったんですがやはりビルジ溜まりへのアクセスを確保していた方が何かと都合が良さそうです。
事実泥を搔き出したのはキャビン側の床を取っ払った穴からでした。

ま、どうやってアクセスを確保するかはキャビンの床を張りなおすときに少し考えることにします。

明日から仕事が入ってるので数日は船の方はお休み、またまた船台から下ろすは先になってしまいそうです。 松尾さん長々と居座ってごめんなさい。
明日は早起きということでシャワーを浴びたのにまだどぶ臭い手にグラスを持ってさっさと1杯。

2020/01/01

X3 Amazonで買ったホイールセンターキャップ、合いませんでした

event_note1月 01, 2020 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
Amazonに発注していたBMWもどきのホイールセンターキャップ予定では1月の終わりとなっていたのに大晦日にもう届きました。
こんなにすぐに届くんだったら仮のキャップ作る必要なかったんですがーー。

差速ホイールに合わせてみましたが爪の部分がホイールの穴より大きくて付いてくれません。

ま、Amazonに発注するときに爪の部分の径がホイールのボア径より大きく見えるのでどうかなと思いながら発注したんですけど「やっぱりね」というところです。
ちょっと調べてみるとどうやらハブ径は同じでもこのキャップを取り付ける穴径はメーカーでまちまちのようで、ホイールがBMW純正であればそのままでもすんなり入ってくれるようです。
逆に私が落札したこのホイールはアウディ用として作られているのでセンターキャップもアウディのものだったら問題なく装着できるようです。

明けて正月元旦
ちょっと勉強したところでさて買ってしまったものへの対策、これは簡単で爪を全部切ってしまって接着剤で貼りつけてしまうことにしました。
沢山爪があるので大変かなと思いましたがペンチで爪を咥えて折り曲げるだけで簡単に取れてくれます。

ただ折れたところにバリが残るのでやすりで平らにして接着準備完了。

あとはホイールに接着剤で貼りつけて完了です。

今までの仮のキャップに比べてぐんと格好良くなりました。
ただ張り付けてしまったのでタイヤ組み換えの時に邪魔になるかもしれませんがその時は剥がしてしまって再度貼り付けとすることにします。

出来を見ていた嫁さん「落っこちたらみっともないから予備を買っといたら」との言。
確かに接着だけで激しく動くホイールにどれだけくっ付いていてくれるか自信がないのでそれも必要かもしれませんね。

ということで今年最初のDIYは終了、気持ちよく1年過ごせそうです。