船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2018/10/07

SB2 シリンダーライナーやっと付きました

event_note10月 07, 2018 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
シリンダーライナーに錆止め塗装をしましたが気になるのは塗膜の厚さで入ってくれなくなるかもしれないこと。
塗膜が硬くなったところで試しに入れてみますが、残念、入ってくれません。
やっぱりね、って感じの結果になってしまいました。

エンジンブロックに差し込む部分の塗膜の厚みを減らそうとサンドペーパーで擦ってみましたが中々入ってくれず、結局カッターナイフなどを使って塗膜を落としてしまいました。こんなことなら差し込み部分はマスキングしておけば2度手間にならずに済んだんですけどね。

塗膜の厚みはたぶん0.2mm近辺でしょうからエンジンブロックとシリンダーライナー間のクリアランスはもっと小さいようです。
この部分はグリースを塗って防錆するしかないんでしょうね。
ま、中央部分はしっかり防錆塗料が残っていますから全くの無駄作業ではなかったと自分に言い聞かせておきます。

ついでと言う訳ではないですが、エンジンブロックのガスケット面に付いた防錆塗料も落としてオイルストーンで綺麗に均しておきました。
なんだかんだと粉塵が出る作業をやったのでこの後エンジンブロック内部を綺麗にするために洗浄液でもう一度洗っておきました。

洗浄液が乾燥したところでシリンダーライナーの取り付けです。
グリースを塗って防錆するとなるとすぐに思いつくのがシリコーングリース、耐水性もいいし高温にも耐えるので最適なように思われます。
これを隙間にたっぷり塗っておけば防錆、防水の役に立ってくれるでしょう。
手元にブレーキなどの潤滑に使うデイトナのシリコングリースが有ったのでこれを使ってみます。
ちなみにこのグリース、耐熱温度は180℃になっていました。

ウォータージャケットとクランクケース間の防水は写真のようにオーリング2本で行われています。

ここにシリコングリースをたっぷり塗って、シリンダーライナーの方にもたっぷり塗って押し込みます。
(それにしてもこのウォータージャケットの内部、岩山の山肌みたいですね。)
固い抵抗を予想してんですが手で押し込んだだけで「ぬるっ」といった感じであっけなく収まってしまいました。 なんか拍子抜け。
シリンダーライナーが収まったのでやっと再組立ての工程に入ったような実感が出てきました。
ここまでの道のりは長かったんですが、後は外したパーツを付けていくだけなのできっと早いでしょう。
今後すんなり進むことを祈念して1杯。