船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2016/04/26

SB2 YCエンジン 交換部品とスケール除去

event_note4月 26, 2016 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
  新しいサーモスタットと温度センサーを入手しました。
温度センサーの方は品番が変わってオリジナルのものに比べると小振りになっています。
 実はもう一つ欲しかった部品として冷却水の曲がりホースがあるのですが残念ながらこれは製造中止で代替品も無いとのこと。
仕方が無いので同じ内径の真っ直ぐな冷却水ホースを入手しましたがさて使えますか?

  これらのパーツを取り付ける前にしておきたかったのがウォータジャケット内部に溜まっている白い塩の塊のようなスケールの除去。
酢を使ったらと考えているうちにヤンマーからスケール除去剤“K1”なるものが出ていること発見4kg税別¥4,800とちょいと値が張りますが安心して使えそうなのでヤンマー代理店まで走って購入してきました。
本来であればエンジンを掛けて自分のウォーターポンプでこいつを循環させてスケールを落とすらしいですが船は船台の上だし、エンジンも掛けれる状態ではないので別の作戦が必要。
で、思いついたのが洗濯用に風呂の残り水を揚げるポンプ。
早速ヤマダ電機まで行って税込み¥1,450円なりのポンプを買ってきました。
  
スケール除去剤とポンプをもって船に行く途中でホースを調達、船について写真のような仕掛けをセットしました。

バケツの中にポンプと除去剤、ポンプ吐き出し口を冷却水入り口にホースでつなぎ、サーモスタットを外したサーモスタットカバーからホースでバケツに戻します。
シリンダ-ヘッドにある冷却水のドレンコックにもホースを繋いでバケツに戻しました。

これで準備完了バケツにK1を入れ水で希釈します。
10~40%で使えと説明書きにあったのでこの際と思い40%にしました。

 
さてポンプの電源ON、K1の循環が始まりました。
効果覿面、シュワシュワと音を立てながらエンジンからあわ立った水が出てきます、水の色もだんだん黒ずんできて真っ黒けに。
ドレンコックからの返りは完全に詰っているようで出てきません。
洗浄時間は説明に30分から2時間ほどと有りましたが2時間経っても泡の出が止まりません、泡が出てる間はスケールが残っている証拠だろうと思い3時間に延長、それでもまだ出てきます。 嫁さんとの約束の時間になったので10%弱まで希釈して一晩置くことにしました。
ただ、ポンプは電源から発火なんてことが無いように止めておきました。

翌朝船に行ってダメ押しで15分ほどポンプを回したあと、バケツの水を数回真水に交換しながらポンプを回してすすぎを行い、これでスケール除去作業完了。

 
パーツを外して中を覗いたのがこの写真、Beforeの写真が無く残念ですが内部の白い塊は綺麗に無くなっていました。
それでもドライバーを突っ込んで触ってみると黒いヘドロのようなものが残っています。
きっとこれって外から吸い込んでくる冷却水に含まれている土のようなものが堆積したものなんでしょうね。
これを取るには蓋を開けるしか無さそうなので今回はこれで良しとしました。