数日前、ジブ用シートストッパーの取り付け準備のため船に行ったついでにYCエンジンのご機嫌伺い。 エンジンは直ぐに起動してくれよしよしいい子だと思いながらデッキの上で作業してたら何やらピヨピヨと小鳥がささやくような警報音が聞こえます。
何だろうと思いエンジンコントロールパネルを見たらチャージランプがちらついています。
警報ブザーもこのちらつきと一緒に鳴るのでささやくような音になったんですね。
動画が撮れれば判り易かったんですがカメラもスマホも無しだったんで悪しからず。
またエンジンとコントロールパネル間コネクターの接触不良かと思いながら抜き差ししてみますが一旦音が止まったかと思うとまた鳴きだします。
コネクターと関連が有るような無いような、良く判りません。
じゃ、発電機内部のブラシの接触不良、それともレギュレーターの不良?
発電機内部となると対策が面倒です。
コネクターを触りながら気付いたのが電圧、15V以上を示すことがあります。
不思議に思いながらエンジンを止めたんですがこの時点でも電圧計は15~16Vを示しています。 と言うことはソーラーパネルチャージコントローラーの故障?
でも何故チャージランプが点灯するんでしょうね。
直ぐに原因についての判断が出来ないので家でゆっくり考えてみることにして帰宅。
発電機の内部回路を眺めながら考察です。
細かい思考過程は省略しますがソーラーパネルチャージコントローラーが壊れていると考えるとすべてが矛盾無く説明できます。
通常は発電機(オルタネーター)は正常に発電してB端子、C端子ともに約14Vとなりチャージランプは消灯します。
ソーラーパネルはお天気が良ければ18V程度を発電しますがチャージコントローラーが出力を14Vに制御するのでチャージランプに電流が流れることはありません。
一方チャージコントローラーが壊れていればソーラーパネルの電圧が直接出力され18Vの電圧がB点に加わりC点の14Vに対してチャージランプを通して電流が流れ点灯します。
壊れている確証は在りませんがとりあえず手元に在った予備と交換、チャージコントローラ(写真右端)はダッシュボードの中です。
予備と交換したらチャージランプも点灯しなくなり電圧も14.4V以上になることは無くなりました。
さて取り外したチャージコントローラー、本当に壊れているんでしょうか?
どうしても確認したくなって庭先でテストです。
ぐちゃぐちゃとワニ口クリップ付きジャンパーでつないでいますが下がテスト回路。
バッテリーの代わりに抵抗とコンデンサーを接続しています。
今日は天気が良いのでソーラーパネルもしっかり発電、1A以上で18Vが出ています。
赤い小さい方の電圧計がソーラーパネル、青い方がバッテリー端子の電圧を示しています。
問題はバッテリー端子の電圧、ちゃんと制御していれば14.4V以上にはならないはずですがこちらもソーラーパネルと同じ電圧、やはり壊れていると考えて良さそうです。
キャンピングトレーラーにも同じチャージコントローラーを使ってますが予備を買っておくことにしますかね。
ま、金のかかる発電機自体の故障じゃなくて良かったです。