船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2019/12/05

SB2 ダガーボード、取り付け位置にセットしました

event_note12月 05, 2019 editBy Noriyuki Tomimatsu forumNo comments
ダガーボードケースの中までは綺麗にしましたが外側は「素人にゃ任せとけない」ということで松尾さん自ら準備作業。
ディスクグラインダーでガーッと船底塗料とゲルコートまで落としてくれました。
さすがにプロの手は早い。
ダガーボードを支えるFRPはキールの下だけではなく脇の方まで回して接着面を広くとるとのこと。
松尾さん削ったところを指さして「この積層は下手くそ、白くなってるとこはちゃんとローラー掛けが出来ずに気泡が残ったとこたい。」とのこと。

私もウォーターロックを自作しようとしたときに「気泡が残ってる」と松尾さんからダメ出しをもらったことがあります。アルバイトなどの素人を雇うとこうなるそうです。

FRPを貼り付ける予定の部分を全て削り終わったところでダガーボードをスリットに押し込みます。
85kgオーバーの鉄板を下から押し込むのはほぼ不可能なので船内にキャスターとチェーンブロックをセットし、ダガーボードにはステンレス針金を掛けて引き上げました。
針金を掛ける所はFRP処理の前に松尾さんがナットを溶接してくれていました。 
最後は下から軽くジャッキを当てて船体に対して垂直になるように位置の微調整。
スマホにインストールしている下げ振りのアプリを使ってマストとダガーボードの角度を測ってみたら両方とも89.9度と同じ角度、つまりダガーボードとマストは一直線です。よしよし。

後はFRPで固めてしまうだけ、ここは松尾さんにお任せです。

こうやって船体にセットしたところを眺めてると「この面積で大丈夫だったんだろうか?」とか「もう少し深くしておいた方が良かったかしら?」とかいろんな心配が湧いてきます。
一旦固めてしまうと2度と取り外せませんからね。
「無いよりは絶対ましだし、走ってみてこれじゃだめだとなれば鉄板を追加で溶接してFRPを巻きなおせば済むことじゃないか」と自分を納得させて「ま、いいか」になりました。 結構心配性ですから。

取り付け部をパテで整形して、FRPで巻いて、ゲルコートを塗って、最後に船底塗料を塗ってとまだまだ先が長いですが2年前に悩んだ問題の解決に向けて一歩前進です。
ということでお祝いの1杯。