諫早久山港に係船しているひじゅんⅢ(山崎さん)から上架整備が終わったタイミングでキャビン夜話会のお誘い、同じメンバーで年に3,4回集まって船の中で飲んで食べて四方山話をするだけの回なんですがこれが楽しいんですよね。
今日が当日、今日明日ともほとんど風が無い予報なのではなっから帆走は諦めて100%機走の予定です。 ちょうどいい機会だから機走時の燃料消費量を調べてみることにしました。
宴会用の食料、飲み物を持って船へ、船に積み込むときにはバウスプリット(船の舳先に取り付けられたピノキオの鼻のような奴)から積み込むことになるんですがここで役に立つのが落下防止用のネット。 ここに荷物を一旦放り込んで乗り込んだ後にキャビンまで運べば安全かつ効率的です。
ネットを取り付けた時にはペリカンののど袋みたいでちょっと不格好だなと思っていましたが意外な使い道で重宝しています。
荷物を運びこんだら出発前に燃料タンクの重量測定、燃料タンクはポータブルタイプなので引っ張り出して体重計に。 17.7kgでした。
港を出たら一番気持ちよく回ってくれるところにエンジンをセット、崎野自然公園、堂崎の桜を眺めながら走ります。
両方とも盛りが過ぎて葉桜気味、前回来たときにはまだ開花していなかったのにほんと花見の期間は短いですね。
気持ちのいい回転数での速度は5.8ノット前後、6ノットまで上げると排気が黒くなってくるのでこれ以上の速度は欲張らない方が良いような気がします。
約2時間で久山港の近くまで来ましたが高回転を続けてきたので気になるのはアイドリング、ハーフスロットル程度に速度を落として少しクーリングした後にアイドリングまでスロットルレバーを戻すとピーと警報音が鳴ってエンスト、あららまた駄目ですか。
再起動して暫くニュートラルでアイドリングをした後入港して末續さんのはなみずきに横付け。 末續さんがボートフックで掴んでくれたところでまたしてもエンストしてしまいました。
無事付けれて一安心、このままエンジンが熱い状態でアイドリング調整をしておくことにしてエンジンルームの扉を開けて調整を済ませました。
今勉強中のマイコン制御を早く完成させないと安心できませんね。
アイドリング調整をやっているうちにひじゅんⅢ(H3)の山崎さん、口之津から山本さんも到着、早速H3キャビン内での乾杯タイムとなりました。
なんだかんだといろんな話題で盛り上がりましたが最後の話題はクロマニヨンとかホモサピエンスだとか人類の歴史、この辺りは末續さんが詳しく不勉強な私は「へ~そうなんだと}聞き役。
話はまだまだ続きそうでしたが山崎さんからストップの声が掛かって時計を見るとなんと3時を回ろうとしていました。 今までで一番遅いお開きです。
翌朝は少し重たい頭での少し遅い目覚め、取敢えずコーヒーを入れて朝食会場に持参、朝食会場ははなみずきのキャビンになりました。
朝食時の話題は末續さんも山本さんもご先祖は小豆島から島原に移住してこられたとのことで島原の歴史、島原の乱でほとんどの農民が死んで働き手が居なくなったので小豆島から送られたとのこと、はい、私はまたしても「へ~」っと聞き役です。
11時を回った頃に山本さんが午後に用事があるからと席を立たれたのをきっかけにお開きです。
私も諫早組の末續さんと山崎さんに見送ってもらい久山港を後にしました。
今日は昨日にも増して風が無くべた凪、ただ残念なことに雨になりました。
鏡のような海面なので綺麗な八の字の形の航跡が残ります。
久山港を出て暫くしたらお昼、宴会と朝食の残りのフランスパンとチータラでサンドイッチを作り、
これに泡は出るけどすぐ消えてしまう飲み物を合わせてドジャーの中から前方を見ながらもぐもぐ。
このチータラサンドイッチ結構いけましたよ。
最初から最後までべた凪の中を通って赤灯台内側まで到着、ここでアイドリングテストをしますが昨日の調整の効果でエンストまで回転数が低下することはありませんでした。
それでもエンストに気を付けながら無事着岸です。
後片付けを終わって再度燃料タンクの重量測定、12.5㎏でした。
久山港往復に使った軽油は17.7-12.5=5.2㎏となります。
C-Mapで計測した航行距離は
行き10.8海里、帰りも10.8海里、ということで計算すると1㎏で走れる距離は
10.8x2÷5.2=4.15海里
軽油は0.82㎏/1LですからLあたりに換算すると
4.15x0.82=3.4 となって3.4海里/1Lとの結果になります。
帆走は出来ませんでしたが楽しいキャビン夜話会も堪能し、いままで測ったことが無かった燃料消費率も計測できたし有意義な二日間でした。