船、車、家、たまには旅行のこと等 備忘録も兼ねて気ままに書いています。

2024/06/20

ザルツブルグからサウンドオブミュージックの世界へ、かな?

event_note6月 20, 2024 editBy Noriyuki Tomimatsu forum2 comments
ザルツブルグでの初日、嫁さん「今日は景色がきれいなところでサウンドオブミュージックの世界に行くとのこと? 嫁さんが何やら行く先の呪文をスマホに唱えて出発です。
私はスマホナビの言うとおりにハンドルを動かすだけ。
一般国道、農道、はたまた民家の軒先みたいな道を走ります。
途中で見つけたしゃれた家をちょっとパチリ、日本で言えば純和風の何層かに瓦屋根が葺かれた家みたいなもんでしょうか。ちょっと神経質のような年配のおじさんがこちらを見ていました。

この家はまだ町に近いところに在りましたが主に走るのは牧草畑と思われる草原の中、

面白いのはこんな原っぱの中でも道沿いに点々とベンチが置かれていること。 だれがどんな時に使うんでしょうね。

不思議に思いながら走って嫁さんが設定した湖畔の町に到着、町の名前は判りませんがインフォメーションセンターがあったのでそこに車を止めて湖まで歩いて下ります。で、ここの景色がこれ、なんだかサウンドオブミュージックの世界とは違うような気もしますけど。

嫁さん「ナビ設定間違ったみたい」だって。 マップで調べるとどうやらここはモンド湖の畔のようです。 ま、景色はいいしここで良しとしましょう。

それよりも私の興味は湖に係船されたヨット達、数隻を除くほとんどの船は沖泊まりです。皆さん連絡用の小舟をどこかに置いてるんでしょうけど岸近くには見当たりませんでした。
また、雪対策でしょうか船のカバーも徹底していて船の甲板全体を覆っている船も多かったです。山に囲まれた閉じた湖なのでいつかは大海へという夢は持てないでしょうね。


ここの湖畔でガイドブックを参考に次の行く先を物色、ここからさほど遠くないザンクト・ヴォルフガングという町在るシャーフベルク登山鉄道に乗ってみることにしました。 ガイドブックには蒸気機関車が押して上る写真が載せられていてこれはぜひ行ってみなきゃとなったんですがーー。
着いてちょっとがっかり現在運航しているのはディーゼル発電でモーターを回す電動機関車でした。 エコフレンドリーと謳っていましたがこれも時代の流れ仕方ないんでしょうね。
ただ本線から離れた整備場には1台だけ上記の音をさせていた蒸気機関車が置かれていましたから多分ですが日にちを決めて運行してるのかもしれません。

チケット売り場には時刻表と残り席数を表示するディスプレイがあって乗る便を選びやすくなっています。 お昼を済ませて乗るのにちょうどいい便、帰りも上でちょとだけゆっくりできる便を選択してチケット購入。

チケットの準備ができたので登山鉄道駅前のヴォルフガング湖畔にあるバーガーショップに行ってお昼を取ることにしました。 チーズバーガーを頼んだのですが出てきたものを見るとデカい!
アメリカでのサイズに引けを取りません。 アメリカとちょっと違うのはパン、アメリカでは柔らかいバンですがこちらでは固いフランスパン風のもの。合わせる飲み物は泡の出る飲み物は違いないのですが残念ながらコーラ、運転しなきゃいけませんからね。



おなかがいっぱいになったところで列車に乗り込みます。 ロビーに展示されていた以前の蒸気機関車、急こう配を上るため前が低くなっています。

この登山列車は急こう配を上るためにレール中央に設置されたラックギアに機関車のピニオンギアが嚙み合って上るものでラックギアが2枚のアプト式と呼ばれるものです。
機関車は安全のため前から引くのではなく一番後ろから押す形をとっています。
客車が外れて勝手に下って行ったってことが起きると困りますからね。
列車は急こう配を上っていきますが今日はお天気がいいため車内が暑いこと、基本的には涼しい気候のため冷房装置をつける考えはないんでしょうね。

暑いのを我慢して山頂駅到着です。乗ってきた列車は車線入れ替えのため少し上に登っていきました。

この山頂からはウォルフガング湖が一望できますが駅の上のほうにホテルとカフェが2軒立っていたので歩いて上りちょっと一服。


嫁さんは黄色い色の泡の出る飲み物、私は泡は出るけど透明な炭酸水、(;´д`)トホホ。



暫く景色を楽しんでるうちに下り列車の時間になったので再び列車に乗り込んで下山です。
ここからの景色は撮り忘れたので登山鉄道の写真で代用、ちなみにここの標高は1,770mです。

下まで下りた後はせっかく湖畔に来ているのでちょこっとだけ散歩、こんな景色のところに住めたら幸せでしょうね。


これで今日の観光は終了、ホテルに戻ります。
ホテルに戻ってさて夕食に出かけようという時間になった頃に雨、しかも雷つきの強烈な奴が来たので外に出るのがおっくうになって部屋の中にあるもので済ませてしまいました。
はい、私もやっと泡の出る黄色い液体にありつきました。
このあとすぐに寝ちゃったのは言うまでもありません。