テニスを終えて後片付けの折に手に持ったテニスボール容器のプルトップを見てふと思ったのは「これってレーダー反射器の自作に使えるよね」と言うこと。
硬式のテニスボールはこのように圧力保持のため本体PET、蓋はアルミ製プルトップの容器に入れて売られています。
このため新しい缶を開けるたびにプルトップが燃えないゴミとして残ってしまいます。
我が家にも沢山、
これを円柱型反射材に使ってテニスボール容器に押し込めば簡単にレーダー反射器が出来そうです。
で、早速試作。
反射体はこのプルトップだけでは出来ないのでアルミの空き缶、泡の出る飲み物の缶です、も利用します。
ごそごそと作業を始めていたところに嫁さんが来て「何作ってるの?」、レーダー反射器と言ったら、「ついこの間取り付けたばかりじゃない」との反応。
そうなんですけどね、お遊びで作ってみたいだけなんで ま、言わば折り紙折って遊ぶようなもんです。
先ずはアルミ缶を切って平たいアルミシートを作ります。
カッターナイフで切り込みを入れてそこにハサミを突っ込んで切ればわりあい簡単に切り出すことが出来ます。
指を切らないように手袋は必須です。
このままでは丸くなる癖が付いていますから反対方向に丸めて見たり指先で反対方向に曲げて見たりしながら出来るだけ平にします。
これから垂直部の反射材を切り出します、サイズはプルトップの直径と同じ正方形です。
何故って? 特に深く考えてのことではありませんがなんとなく収まりが良さそうと言うだけです。
これを一旦真ん中から二つに折り曲げ、その後90度に開きます。
プルトップの蓋の方はプルリングと呼べば良いんでしょうか引手の部分を切り取ってしまいます。
これで材料の準備完了、あとはホットグルーでくっ付けながら積み上げていくだけです。
最終段は容器の長さに合わせて調整、細かい調整ではなく先ほど作った正方形の板を半分にして使用しました。 容器長さを計測して4等分して作ればいいんでしょうけど測るのも面倒だし。
積み上げたものを容器に押し込みますが口を通過するとき少し硬いので指先で少し斜めになるようにして押し込む必要が有ります。
あ、忘れていました、容器の底にはドリルで水抜き穴を開けています。
最後に蓋をして完成なのですが最近は紙製の蓋が使われていて防水しなきゃねと思ったところ古いタイプのプラスティックの蓋が見つかったのでこちらを使用。
こんな感じで仕上がりました。
船に持って行ってどこに取り付けようか考えましたがレイジージャックを引き上げるロープにくっ付けてみました。
これだったらマストにも上らずに済みますし高い位置に上げることが出来ます。
この自作のレーダー反射器がどれだけ電波を反射してくれるかどうか分りませんが無いよりはましでしょうね。 取り付け場所も先に取り付けたレーダー反射器がマストの陰になる死角をカバーしてくれそうです。
これをくっ付けてみて気づいたんですが今回はなんとなく容器の口を上にしましたが逆に容器の底を上にして取り付ければ水抜き穴も蓋も不要になります。 というか蓋が無い方が水が溜まることも無くかえって好都合です。
作ってみようとする方にはこの逆さの方をお勧めします。
材料もまだ残ってるしもう一個作ってみようかな。